お庭の自然

ある博物館のお庭で2007年12月から2009年3月まで16ヶ月の自然観察記録です

冬空に枝広げるケヤキ

2008年01月31日 | 樹木
 今日は、晴れて気持の良い朝を迎えています。
かいじあむへ、お出かけ日和となりました。

 朝、そんな風に書き込んだのですが、
お昼過ぎには、雲が多くなり、北風も冷たく吹き出し、
やはり寒い日になってしまいました。
 写真は、そんなお昼頃の雲が広がってきた寒空に
枝を広げているケヤキを、幹の下から見上げたものです。
ちょっと露出のバランスが悪くなりましたが、
ちょっと怪しい雰囲気の、面白い写真となったかと思います。

(撮影: 2008.1.31)

カツラの木にとまるムクドリの群れ

2008年01月30日 | 
 ここ数日、天気がぱっとしません。
どんよりとした空に高く伸びる木があります。
カツラです。
そのカツラの木に、ムクドリの群れが
とまっているのが見られました。
でもそのあと、すぐ下の調整池に降りて
草の実などをついばんでいました。

(撮影: 2008.1.29)

《訂正》ムクドリとすべきところを最初の書き込みでは、
   うっかりヒヨドリとしてしまいました。すみません m(_ _)m 2008.1.31

アンテナが目印の三ツ峠

2008年01月28日 | 見える山々
 かいじあむから東南東の方角に見える三ツ峠山です。
一般的に「三ツ峠」と呼ばれ、ハイキングやロッククライミングなどで
よく親しまれているところですが、実際には峠ではなく
一番高い峰の開運山(1786m)とその北にある御巣高山、西側の毛無山を
あわせた総称なのだそうです。

 画面の中央、すこし左寄りの山腹に見える縦方向の白い線のように見えるもの、
何だかお分かりですか。
東京電力の主要送電線の一つである「都留線」が通っているところで、
樹木が送電線の通るところだけ切られているので、地面に積もった雪で
白い線のように見えるのです。
 その辺りの都留線の送電線鉄塔群の中には、大正時代にイギリスから
輸入した鋼材で建てられたものが、まだ現役で見られますよ。

(撮影: 2008.1.27)

トチノキの冬芽は・・・

2008年01月27日 | 観察会
 トチノキの幹に直接、芽が出ていました。

 このトチノキの冬芽については、昨年12月14日にも紹介していますが、
そのときの記事で、「粘液のようなものでおおわれている」らしいと
だけど、トチノキの芽は高いところにあるので、実際はどうなのかな・・・
というのがそのときの趣旨でした。

 それで、今日、お庭の自然観察会が予定どおり開催され、
その観察会の中で、写真のように、手に届くところにある
幹から出ている冬芽にさわってみることが出来ました。
そしたらどうでしょう。やっぱりねばねばしていましたよ。

 次のお庭の自然観察会は、2月10日(日曜日)の午前10時30分から
となります。お楽しみに。

(撮影: 2008.1.27)

トビ飛び回る

2008年01月26日 | 
 かいじあむの上空をトビさんが、するどい表情で
飛び回っていました。

 あのカエルさんは、翌日には姿が見えなくなりました。
無事冬眠穴にもどれたのでしょうか。
いまは冷え込みが厳しく、土も凍っているので、
土にもぐりこむのだってたいへんですが・・・。

(撮影: 2008.1.24)

お庭の自然観察会(1月)のご案内

2008年01月25日 | 観察会
 かいじあむのお庭は、広くて、たくさんの木々や草花が植えられています。
それらは、山梨の自然をコンパクトに観察できるようになっているのです。
かいじあむでは、そのお庭に自然を、毎月1回、みんなで観察して楽しむイベントが開催されます。

 日 時・・・・ 1月27日(日曜日)午後1時30分から
 参加方法・・・ だれでも参加できます。申し込みや料金もいりません。
         始まりの時間に、博物館エントランスホールに集合です。
 内 容・・・・ 博物館ボランティアの前田ゆう司さんの案内で、1時間くらいかけ、
         かいじあむのお庭を散策し、この時期ならではの見どころを楽しみます。

 今回のポイントは、まだ見られる秋のなごりや、春の気配をさがすことです。
今度の日曜日の午後は、かいじあむのお庭を楽しんでください。

(写真は、2008年1月24日撮影のクヌギです。虫こぶもわかりますか?)


クヌギの葉の虫こぶ

2008年01月25日 | 樹木
 クヌギの木は、まだ若い木を主に、かいじあむの敷地内に
かなりの本数が植栽されています。
 ブナ科コナラ属のクヌギは、落葉高木ですが、
葉は、秋に枯れても、すべて落ちてしまうわけではありません。
とくにまだ若い木では、冬の冷たい風から枝や芽などをまもるためか
たくさん葉をつけているのが観察されます。
 その枯れたクヌギの葉を注意深く見ると、葉の裏に、
7、8ミリ前後の大きさの卵のようなものが見つかることがあります。
とくに南側屋外トイレのすぐ西側の場所では、目の届く場所に
たくさんついていて、観察しやすくなっています。
 ところで、この卵のようなものはなんだと思いますか。
 これは、ちょっと難しい存在ですが、「虫こぶ」と呼ばれるもので、
中にクヌギハオオケタマバチの幼虫が住んでいるのです。
虫こぶそのものも、クヌギハオオケタマフシと呼ばれますが、
いったいこの虫はどんな生態をしているのでしょうか。
 興味のある方は、継続して観察したり、図鑑で調べたりしてみましょう。

(撮影: 2008.1.25)

残雪と北風の中のカエルくん

2008年01月24日 | 季節の話題
 昨日は夕方近くまで雪が降りましたが、
積雪量としては、そうたいしたこともなく、
今日の午前には、ほとんど融けてしまっています。
 太平洋側に雪をもたらした後の低気圧は、列島の東海上で発達し、
そのため朝から強い北風が吹き続いています。
 融け残った雪と強い北風の中で、木の葉が舞いかっていましたが、
そんな中で、木の葉にしてはヘンなのがありまして、
近づいてみると、なんとカエルさんでした。
冬眠中じゃないのかしら・・・この寒いのにどうするの・・・
上空にはトビがくるくるしてるじゃないか・・・

(撮影: 2008.1.24)