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『visitors』

2017-02-26 10:39:09 | 日記
『back to the street』『Heart beat』『Someday』という初期3部作で日本のロック&ポップスの世界を作り出した佐野元春さん。

『NO damage』というベストアルバムで日本のロック&ポップスの頂点に登りつめ、これから似たような作品を作り続けても売れ続けることは確実だったのに、『NO damage』をリリースして新たな音楽を追求するために『目的をもたず』にニューヨークに旅立ちました。

そしてファンが待ちに待ってできたアルバム『visitors』

1984年5月21日発売。

私はこのアルバムを中学3年生の時、発売日に買いました。それほどまでに佐野元春さんの新作を待ち焦がれていました。

レコードに針を落とした瞬間、マジで驚愕しました。というより最初は落胆したというのが本音。

『元春さん、変わってしまった。』

ロック&ポップスを期待していたけど、耳に飛び込んできたのは『complication shake down』のラップ、、、そして難しい歌詞。

とにかく今までとのギャップが大きすぎて受け入れるのは難しかった。

2、3回聴いたあと、しばらくこのアルバムは聴かなくなった。やはり心が受け付けなかったのだ。だから初期3部作ばかり聴いていた。

時は流れ、高校3年生のころ、ふと久しぶりにこのアルバムを流してみたら、3年前と違う感情に見舞われた。『shame』や『new age』の歌詞の美しさ、そしてリズムの素晴らしさ。初めて聴いて3年後にこの素晴らしさがわかったという自分のメモリアルなアルバムです。

要するにこのアルバムを聴くのが早すぎただけなのかも知れません。今はもっとこのアルバムの良さがわかります。発売から33年近くたってようやく時代が追いついたのかもしれません。

このアルバムは発売当初から賛否が分かれていました。ただこのアルバムがなければ元春さんは今は歌ってなかったかもしれません。

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