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『EXPERIENCE』

2017-06-12 18:44:56 | 日記

12年前の今日、2005年6月12日。

ある偉大なベーシストが自分の誕生日でもあるこの日に49年の人生に幕を閉じました。

この偉大なベーシストの名前は『青木智仁』

知る人ぞ知る本当に通好みのベーシストでした。


私が青木智仁さんを知ったのは、角松敏生さんを知ったのとほぼ同時でした。

前にも書きましたが、私は角松敏生さんのアルバム『After 5 crash』というアルバムが大好きで、その中に『Airport Lady』という曲があります。この曲のベースラインがめちゃくちゃカッコよくて、

『これ、誰が弾いてるんだろ?』

とジャケットをみると、そこに『Tomohito Aoki』と書かれていました。


以来、青木智仁さんのベースが大好きになりました。


青木智仁さんは角松敏生さんのライブ、レコーディングのほとんどに参加されて、青木智仁さん抜きの角松敏生さんは考えられない状態でした。

そのほかにもいろんなアーティストのサポートをしていたりしました。一番有名なのは『スピード』かもしれません。
角松敏生さんからみの曲で青木智仁さんのベースが一番インパクトがあるのは、杏里さんの『悲しみが止まらない』かなぁ。あの曲のベースはすごいなぁと思います。


自ら青木バンドを持っていたり、超一流のアーティストを集めた『Four of a kind』というバンドでも活躍されました。


青木智仁さんの何がカッコイイのか?

おそらく、いわゆるスラップの正確さと美しさ。なんでしょうね。 マーカスミラーとタワーオブパワーのロッコ・プレスティアを足して2で割ったようなスタイルかなぁ。


青木智仁さんは2枚、自分名義のアルバムをリリースしています。2枚目のこの『EXPERIENCE』というアルバムはとてもカッコイイです。

特に1曲目の『Finger Tough』と2曲目の『Bottom Line』はアップテンポで聴いてるだけで体が動いてきます。

3曲目の『Bumpy Street』、4曲目の『Bloody Marry』、5曲目の『Siesta』で落ち着かせ、

6曲目の『Dr.stop』で上げていき、アルバム全体のバランスをうまくとっています。

青木さんはうまくSAXを使い、そのSAXの出来をサポートするのが好きで、特に8曲目のチャーリーパーカーの『DONNA LEE』は凄まじいくらいのSAXの盛り上げに徹しています。

このアルバムの中で一番好きなのは、ジャコパステリウスの名曲『COME ON , COME OVER』のカバーでしょう。これは聴いているだけでとりはが出るくらいカッコ良すぎます。








青木智仁さんは物静かで真面目で、『俺は凄い!』と言った自己主張をしない方でした。だけどそんな彼の人柄、その人柄が他のアーティストを引きつけ、『青木さんにベースを弾いてもらいたい。』というアーティストは多かったのです。世界のナベサダも青木さんをサポートによくつけていました。私もそんな青木さんのプレイ、姿勢が大好きでした。

生きていれば、今頃どんな活躍をしていたんだろ?

亡くなってしまったけど、私の心の中では一番好きなベーシストとしていつまでも残っています。

今日はひたすら青木さんの作品を聴きまくっています。

合掌。


『SHAKE IT PARADISE』

2017-06-10 15:44:33 | 日記
1986年9月10日発売

高校2年の時、私の友達が興奮してこのアルバム(当時はLPレコード)を持ってきて、私にこう言ってこのアルバムを貸してくれたのを未だに昨日のことのように覚えています。


『絶対これオススメ。絶対聴いた方がいいよ。日本の音楽が変わるかもしれない。』



そう言って彼はこのアルバムを貸してくれました。

借りた時には『ふ〜ん。』と思ったにすぎませんが、うちに帰ってこのレコードに針を落とした瞬間、確かに、



『なんだぁ、これ! まじで日本人? こんなファンキーで声量があるなんて凄すぎる。』


1曲目の『流星のサドル』でノックダウンさせられました。

2曲目の『Olympicは火の車』もまたまたファンキー。ベースとギターのバランスがめちゃくちゃ素晴らしい。

4曲目は名作『MISSING』。これだけファンキーな曲を書くのに、なんて綺麗なバラードなんだろう。初めて聴いた時には本当に聴き惚れました。

5曲目の『失意のダウンタウン』 これもさらにかっこいい。前半だけですでにやられました。


久保田利伸さんがこのアルバムを出して、日本においてR&Bやブラックミュージックがかなり認知されたのは明らかで、確かに日本の音楽を変えたように思います。

そして30年以上たった今でも久保田利伸さんは声量を落とすことなく、精力的に歌い続けています。今まで久保田利伸さんのライブには4回くらい行きましたが、どれもこれも素晴らしかった。また行きたいけど、今年は全てチケット購入失敗して、まさに『失意のど真ん中』です。


『あっ、安部礼司スペシャル IMATSUBO HIGH POSITION』

2017-06-08 22:12:45 | 日記
2007年10月10日発売

日曜日の17時からTOKYO FMで『あっ、安部礼司』という番組が放送されています。

この番組、40代の平均的サラリーマンを主人公とした仕事や日常生活をオム二バス形式でコメディタッチで作った番組です。内容も面白いのですが、何よりもその合間に流れる曲が素晴らしい。

『いまさらツボな選曲』

ということで、IMATSUBOと名付けて、10年前にこのようなアルバムがでています。

BOφWYのMarionett
TMNのSelf control
早見優の夏色のナンシー

などなど

まさに、めちゃくちゃ聴きたいわけではないけど、聴いたら聴いたでめちゃくちゃテンション上がるみたいでとても心地いいのです。

きっとこの選曲、40代以上にとってはノスタルジーに浸れるかもしれません。






『After 5 Clash』

2017-06-04 16:18:39 | 日記
1984年4月21日発売の角松敏生さんの4枚目のオリジナルアルバム

私のいとこが角松さんの音楽を気に入っていて、このアルバムのカセットテープをくれたのがきっかけでこのアルバムを聴きました。この瞬間こそがまさに運命の時で、以来33年以上、角松敏生さんのファンをしています。

このアルバムの1曲目の『If you....』という曲のオープニングイントロのギターの音色を聴いた時には本当に震えました。

『なんだぁ、このかっこよさ!』

そしてその後に続く都会的なポップ。心地よく流れるメロディ。佐野元春さんの音とはまたちょっと違う音の作り込みに心を奪われました。

3曲目の『Airport lady』はまさに飛行機に乗っているかのごとく、爽快な曲。

5曲目の『Would you wait for me?』と9曲目の『I need you』は珠玉のバラード

6曲目の『Step into the light』と8曲目の『Never touch again』はノリノリのダンスナンバー

そして最後の曲『あいらびゅ音頭』は都会の中の祭りみたいな感じで、最後の花火の打ち上げ音で終わるのはなんだかホッとするような感じがします。



角松敏生さんはデビューして36年経ち、たくさんのシングル、アルバムを出していて、わたしはほとんど持っていますが、このアルバムが最高傑作だと思っています。わたしの音楽の嗜好を変えたアルバムとも言っていいと思っています。


当時、角松敏生さんの音楽を聴いていたのは、大学生かOLさんで、まず中学生の男子が聴いているのは周りには私の他にはいなかった。

友達に角松さんの話をしても、

『かどまつ? えっ、お正月の飾り?』

と言われるのがオチで当時は角松さんのことを語る友達はいなくて、マニアックな趣味に興じていました。

でも時が経つにつれて、いろんな人と出会っていくにつれて、角松敏生さんのファンという方も見かけるようになりました。最近、大学の同級生も角松敏生さんのファンだったことがわかり、なんだかすごく嬉しく思っています。

角友として年に何度かライブや飲み会にご一緒する方もいます。

角松さんと昔、よく飲んでたなんて方も知り合いになり、なんだか不思議な気持ちです。

角松さんはわたしの音楽ライフの原点であり、これからもずっと聴き続けるんだろうと思っています。