須藤徹の「渚のことば」

湘南大磯の柔らかい風と光の中に醸される
渚の人(須藤徹)の静謐な珠玉エッセイ集。

子規庵と上野動物園へ─ぶるうまりん秋季特別吟行句会 text 260

2011-08-25 05:42:26 | text
下記の通り、「平成23年度ぶるうまりん秋季特別吟行句会」が行われますので、ご案内します。なお、吟行に参加されず、午後2時開始の句会場(下記参照)に直接来られてもかまいません。

1 開催日時(集合時間) 平成23年10月15日(土)午前9時45分
*句会開始は現代俳句協会分室にて午後2時開始

2 開催場所 根岸界隈、子規庵、書道博物館、上野動物園など

3 集合場所 JR鶯谷駅北口改札付近

4 参加費用 2000円(句会費込み/予定)*交通費及び昼食など吟行費用は個人負担

5 昼食場所 例:城内蕎麦「さらし奈」 湯島店、ジョナサン末広町店など

6 句会場所 現代俳句協会分室(東京都文京区湯島3-10-10吉澤・川辺ビル4階)

7 吟行地見どころ

 <子規庵>子規庵は、俳句及び短歌の近代化(革新化)につとめた正岡子規が、命を燃やした家です。子規は、明治27年2月に、故郷松山から母と妹を呼び寄せ、この家に移り住み、同35年9月19日に34歳11ヶ月で亡くなるまで、多彩な文学的業績を積み上げました。東京都指定史跡。「我に二十坪の小園あり。園は家の南にありて上野の杉を垣の外に控へたり。場末の家まばらに建てられたれば青空は庭の外に拡がりて雲行き鳥翔る様もいとゆたかに眺めらる。」(正岡子規「小園の記」より/明治31年10月)。

<台東区立書道博物館>子規庵の近隣にあります。洋画家・書家の中村不折が創建したもので、平成12年4月に台東区立書道博物館に。本館と中村不折館があります

 <上野動物園>正式名称・東京都恩賜上野動物園。開園は、1882年(明治15年)3月20日で、日本で最も古い動物園です。500種類あまりの動物が見られます。今春、ジャイアントパンダのリーリー(オス/6歳)とシンシン(メス/6歳)が来園し、人気を集めています。パンダのほかに、オカピ、コビトカバの世界三大珍獣が見られます。スマトラトラのコーナーでは密林の雰囲気が演出され、また、同コーナーにはトラが泳げる水槽もあります。

〔補足〕
※ 句会のスタイルは、基本的に定例の「ぶるうまりん句会」に準じます。司会者、披講者、清記者を決め、高点句、特選句、天地人選句を発表します。
※ 投句は5句で、無季作品も可。当日詠を2句以上提出して下さい。

◎お問い合わせは「ぶるうまりん俳句会」まで。<white4002cat@yahoo.co.jp>まで。またお申し込みは<e-mail mihoneko@kpa.biglobe.ne.jp>まで。

多数のご参加をお待ち申し上げます。

現実世界とことば─依田仁美の「脳内世界」と「現実世界」の相関を探求する text 259

2011-08-13 07:38:47 | text
以下のイベントが2011年10月01日(土)開催されるので、小ブログに紹介しよう。10月01日は、奇しくも筆者(須藤徹)の○○回目の誕生日……。イベントの主人公となる依田仁美(よしはる)さんは、『ぶるうまりん』18号(2011年3月発行)において、自選作品50首「五原色混淆図絵」を発表し、また歌集『正十七角形な長城のわたくし』(北冬舎/2010年11月発行)によって、おおいに疾風を巻き起こしている歌人。先ごろ愛犬「雅駆斗」(シェットランド・シープドッグ・6歳)の死を悼み、『あいつの面影』(北冬舎/2011年7月発行)という、大変ユニークな本を出したばかりだ。

日時:2011年10月01日(土)午後1時~5時
場所:シーサイドホテル芝弥生(〒105-0022 東京都港区海岸1-10-27 TEL 03-3434-6841/JRモノレール「浜松町」駅北口徒歩7分・新交通ゆりかもめ「竹芝」駅徒歩2分・都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅B2出口徒歩8分)

<第一部>*討議=「依田仁美の「脳内世界」と「現実世界」の相関を探求する。」
討議=須藤徹(俳句・評論)、江田浩司(短歌・俳句・評論)、谷村はるか(短歌・評論)、依田仁美。司会=藤原龍一郎(短歌・俳句・評論)。

<第二部>*「参加者自由発言」男女各7~10人くらいが参加しての意見交換会。

◇以上の模様は、北冬舎の刊行する「北冬」No.014(2012年初頭発行予定)に「ライブ版」として収録。

◇会の主催者(?)として、生沼義朗、依田仁美、柳下和久(北冬舎)3氏の名前が記載されている。

◇筆者の手元にある当日の案内書には、入場料が書かれていない。詳細は、上記の方にお問い合わせいただければ、幸いだ。(北冬舎=〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-5-6-408 TEL 03-3292-0350)

短歌と俳句の交差する絶好のシーンでもありますので、お時間のある方、ぜひご参加を……。写真は真夏の秋葉原の高層ビル群の一角。太陽の照りつける8月2日(火)と6日(土)、筆者は、所用で東京都千代田区外神田にある現代俳句協会へ足を運び、そのとき撮影した。前者は今秋東京で開催する全国大会の選句(予選)、後者は今年の評論賞の選考に集中する、それぞれに熱い1日だった。

頤(おとがい)を揚羽の音が白く過ぎ 須藤 徹
日雷カレー市民は空に泛く        同
裁判の最前列に入道雲          同