千手ヶ原で小川のせせらぎを聞きながら、鬱蒼とした森の小径をてくてく歩く。
すれ違うのはロードサイクリングの男性3人組。
片道30分の低公害バスを利用しなければ、始点の赤沼車庫から終点千手ヶ浜まで徒歩3時間強とのこと。
道中は高低の起伏を殆ど感じなかったので、ロードサイクルも楽しそう!
森林浴でマイナスイオンをいっぱい浴びたら帰路のバスに乗り、戦場ヶ原を探索。
白いホワホワのワタスゲがたくさん。
戦場ヶ原って、川中島の合戦みたいに甲冑を身につけた武士が馬で走ったり、槍や刀で突き合って血飛沫が舞う戦をした場所なのかと思ってた。
だって、「戦場」ヶ原だもの。
でも、全然違った。
中禅寺湖をめぐって男体山の神様と上州赤城山の神様がヘビとムカデに姿を変えて戦った伝説が地名の由来との事。
男体山麓の「赤沼」はムカデの血で真っ赤に染まったので赤沼。
湖畔の「菖蒲ヶ浜」は両方の神様が和戦会議で“勝負”を決めたので菖蒲ヶ浜。
そりゃそうか。
標高1,400M。
弥彦山が縦にふたつ重なってもまだまだ足りない高層湿原。
わざわざ足場の悪いこの場所で合戦を繰り広げる意味がない。
またしても知識の無さを露呈。恥。
(ちなみにヘビ=男体山が勝ったそうですよ)
そんな話をしながら遊歩道を散策していると、ネイチャートレッキングの引率者がコンデジで何かを撮っている。
「何があるんですか?^^」と声を掛けると、羽化したばかりのエゾハルゼミが翅を乾かしているとのこと。
とても美しい透明な翅。
完全に乾いたら何処かへ飛び立ち、短い初夏を満喫するのだろう。
ワタシも、今、日光の旅を全力で満喫中。
「いっぱい歩いたから喉が渇いたねー。冷たくて美味しいコーヒーが飲みたいねー。」って話しながら湖畔を運転中、日光金谷ホテルのコーヒーハウスを発見。
慌ててUターンで引き返す。
この時点で気温は18℃くらいかな?
ウッドデッキのテラス席で早めのお昼ご飯にしました。
金谷ホテルの名物と思われる「100年ライスカレー」。
時間を掛けて小麦粉をバターでじっくり炒めた事がよく分かる、本格カレー。
もう一品はふわとろオムライス。
こちらもとても美味しかった!
日光の旅の最後は華厳の滝。
吹き割の滝は何度も見たことがあったけれど、華厳の滝は多分初めて。
意外にも記憶がなかったので。
急に思いついて出発した旅。
超特急で家の用事を済ませ、雨天用の服を鞄に突っ込み、大急ぎで宿を手配。
マップでルートを確認し、走行時間を逆算して家を出発。
よほど慌てていたのか、宿の連絡先や低公害バスの時刻表をメモしたスマホを家に置き忘れて来た!!
携帯を家に忘れて出掛けたのはこれが3度目。
初めての時は三重県勤務時代。
大阪での会議に出席するため特急電車に飛び乗り、「あ。一本会社に電話入れておかなきゃだわ。」と、鞄の中をまさぐって取り出したのはテレビのリモコン・・・・・・・・
おかしいなー。
石橋は、叩いて叩いて、叩きまくるタイプなんだけどなー?^^;;