新しい靴と写真

思いつくままPhoto.blog

今年48冊目

2016-09-24 23:00:43 | 

読みたいと思っていて中々借りれなかった本が今年の48冊目。


パク・ヨンミさんの「生きるための選択~少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った」。






何年か前に蓮池薫さんの手記「拉致と決断」を読んで衝撃を受け、その後に男性脱北者の手記を読んだ。

今回読んだパク・ヨンミさんは若く可愛らしい女性。



ソウルの街では彼女のように小顔で美しく、ひらひらした短いスカートを穿いて友だちと楽しそうに笑いながら歩く現地の若いお嬢さんをたくさん見かけた。

特にアイメイクがばっちり施されていて、確かに整形天国・韓国と言われて久しいけれど、化粧を落としてもさぞかし可愛らしいのだろうな、と思った。

若い人でも皆素晴らしく姿勢が良かったのも印象的。


著者ヨンミさんも、北朝鮮ではなくもう少し南に生まれていたら、とても楽しく充実した青春時代を送れたのだろう。











13歳まで過ごした北朝鮮の田舎町では到底満足のいく配給は無く、一日の食料はほとんど重湯のような粥を小さな茶碗1杯ほど。
年々キムチを口に出来る日が減り、何かの葉を薄い塩で煮たスープがあったり無かったり。

当然お腹が空くので、野草や昆虫を食べて空腹を満たす。

小学校に登校する道端には昨日亡くなった誰かの遺体が放置され、下校時には野犬に食い散らかされているのを見て見ぬ振りで走り抜ける。


「“親愛なる指導者”は民の心が読める」と教育され、悪いことを考えるだけで罰せられると信じて生きてきた。




想像を絶する過酷で悲惨な生活。


ただ生きるためだけに恐怖政権が支配する暮らしから逃げた少女の、壮絶な体験記。










その後、安生正さんの「ゼロの迎撃」に続いて篠田節子さんの「竜と流木」を読んだ。







新潟日報で紹介されていて予約を入れていた小説。




太平洋に浮かぶ美しい小島、ミクロ・タタの清く澄んだ池に棲むサンショウウオに似た両生類ウァブ。

昔から島の守り神と呼ばれ大切にされてきたウァブを保護、繁殖のためにリゾート開発された隣島へ移す。



元々謎だらけの生態で絶滅危惧種のこの小さな命を守ろうと有志が一丸となって努力を重ねるが、数日後には夥しい数の死体が池に浮かび・・・・





人間のエゴと自然環境。



今もなお止まらない環境破壊が招くパニックホラー。


AX







深夜の美味しい更新

2016-09-19 23:42:24 | おいしいもの

前回ブログをアップしたのが月初の一日。




なんと半月以上も放置しっぱなし!!^^;









そんな久し振りのブログがやっぱり美味しいものの写真だなんて、我ながらどんだけ食いしん坊なのよ・・・涙





でも、やっぱ、特別に美味しくて思い出深いディナーだったのでアップしよっと!












素晴らしく上質なお肉のフルコース。





自分の中ではお伊勢参りの後に頂いた和田金の「寿(す)き焼・松コース」がダントツのナンバーワンだったけれど、このお肉も甲乙つけ難い!(T∇T)













・・・・ハァー...。




今日は訳あって夕ご飯抜き。


そんな日に限って、この時間の、この画像。






思い出しただけでお口の中にお肉の脂の味がよみがえる(ゴクリ






急激にお腹が空いてきた。






仕方がないので熱々のブラックコーヒーでも淹れて飲んでごまかそう (´・ω・‘)ショボ~ン


AX







どすこい、夏合宿。

2016-09-01 22:53:31 | ポートレイト

8月26日から本日まで伊勢ヶ浜部屋の力士の皆さんが弥彦村で夏合宿。




過日行われた力士による餅まきに家族みんなで参加したのち、公開朝稽古も見学することが出来ました。












お相撲さんがいっぱい。




画面の「肌色」率、ハンパない(笑)













稽古は親方に向かって礼に始まり礼に終わる。







丹念に屈伸運動を行った後、四股を踏んだり、すり足をしたり、二人一組でぶつかったり押し合ったり。








宝富士(左)と照ノ富士。










照ノ富士関。













充分にみんなの身体が温まって汗が噴き出る頃、日馬富士が登場。





場内の、何百人ものギャラリーがどよめく。










両方の掌で鷲掴みにした塩を、日馬富士は自分の肩の上に置いた。


清めの儀式にしては量も多いし、そっとこんもりと乗せるように。





ハテ?なんか別の意味があるんかなー。




肩凝りに効くとか?


























2時間半の稽古の最後は全員で四股を踏んで締めくくり。





続けて、体育の授業に相撲を取り入れているいう弥彦小学校3年の子供たちとの「ふれあい子どもけいこ」。







児童14~15人vs宝富士。





束になってかかっても、びくともしない。



















次の組の子らはニヤリと不敵な笑みを浮かべた照ノ富士に軽々と抱きかかえられ、土俵の外へポンポン下ろされる。




「うわぁー!やめれぇー!!」って新潟弁で抗っても容赦なし(笑)
















最後は横綱日馬富士。











果敢に攻める子どもらが次々と場外へ出され、最後にたったひとり土俵に残った女の子が隙をついて日馬富士に攻め込むと、「や、やられたぁー!」って巨体の横綱が受け身でひっくり返り、小学生に軍配。





これにはギャラリーから割れんばかりの拍手喝采!





お相撲さんは、気は優しくて力持ち。





子どもら、貴重な体験をしたね。

夏のいい思い出になったことであろう。





(ワタシも稽古つけてもらいたかったよ。どすこい。)


AX