女のこだわり

私の職場の同じセクションに新たに配属になった後輩が、MINIオーナーであることが分かりました。

少し前の事ですが、会社へ乗ってきた時に、チョイ乗りドライブをさせてもらいました。


年式は2005年、グレードはMINI ONEです。


化粧気のないホワイトのボディーカラーが逆に好印象。

ベーシックグレードということもあり、シンプル感が強いですが、MINI ONEとしては珍しいMT。


（室内画像を撮り忘れてしまったので、この画像だけ他の拝借画像です）


オーナーは、「MTのほうが安かったから」とか言って笑っていますが、価格でMTを選んだ訳ではないのは明白。
かろうじて20代の若い世代ですが、骨のある（？）偏屈な（？）クルマ好きです（笑）


久しぶりのMTで緊張しました（室内を撮り忘れたのはそのせいです）が、クラッチのミートポイントもトルクの出方も自然で、すぐに慣れました。

すぐに慣れるということは、すぐに楽しめるということ。
これは楽しいクルマですね。
乗り心地も話に聞いていたほど悪くはなくて、むしろしっとりしています。


サイズからどうしても206と比較してしまいますが、言わずもがな内外装の質感を比べたら206がかわいそうですね。
これ、小さいけど安グルマじゃないし。


エクステリアデザインも、改めて眺めるととってもカッコイイ。
　

オーバーフェンダーを敢えてブラックアウトしているかと思えば、前後バンパー下のクロームモールをつけてみたり、「英国調」の演出が上手ですね。

さすがBMW。


私は英国車はほとんど知らないもので、このMINIも英国車として考えて良いのかどうかは分からないのですが、そんなことはどうでも良くなるくらい楽しいクルマでした。

楽しくなるクルマって、そうそうあるもんじゃないですよね。


尤もオーナーは完全な英国車としてこのMINIを捉えているようで、オクスフォード工場での生産ということが重要なポイントなんだそうです。
「そんなもんかい？　でもこれ、どこから見てもBMWだよな・・・」
と一瞬思いましたが、そういえば私が407swを選んだ時、日本仕様もレンヌ工場の生産であることをしっかり確認した事を思い出しました。

結局似たような偏屈なクルマ好き、ということのようです（笑）


記事タイトルにもある通り、オーナーは女性なのですが、ライフスタイルの延長線としてクルマにこだわる女性は多いですよね。
でも純粋に機械としてのクルマにこだわる方も増えているようで・・・

女のこだわりでMTのMINI ONEを選ぶ。

とても素敵なことだと思いますが、こりゃ男もうかうかしてられないな、とちょっと焦りも同時に覚えました。