ありがとう、さようなら。交通科学博物館。後編

2014年04月11日 | イベントレポ


撮影:2014年3月

撮影者:妻

ツーリング訪問先:交通科学博物館(大阪市)




交通科学博物館の公式サイトはこちら→



バイク以外の交通科学博物館の展示品を見たい方はこちら→
(別ブログにて4/24まで交通科学博物館の写真を掲載予定)






平成26年4月6日。
施設老朽化の為、52年の歴史に幕を下ろした
『交通科学博物館』




数は少ないながらも、今では貴重なバイク達。
本日の更新は後半分のレポになります。




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スズキ・ダイヤモンドフリー




社名がまだ鈴木式織機㈱の時代に作られた車両です。
各地のレースで大活躍、優勝を勝ち取った名車だそうですが、
1950年代の最高速度は58cc・60km/hだったとか。
排気量的には今の原付1種にも引けを取らないスペックですね。

…そしてこれが40年後には300km/hのマシンを造るメーカーになるのか。熱い!




メグロ・レックス Y-2




年配の方には根強い人気のメグロ。
こちらの車両は250ccの経済性と、大型車の車格や所有感を追求した350ccだそうです。
今で言えばGSR的な感じでしょうか?


「乗ってた乗ってた!これ昔乗ってたのと同じヤツや、懐かしいわ~!!」
「え?お父さんこんなん乗ってたん?カッコええやん」


妻の隣でこんな会話をしていた年配のご夫婦がとても微笑ましかったです。




ホンダ・ホンダドリーム300 白バイ仕様




これは美しい!
丸いヘッドライトと対称に並んだ赤いパトランプがとても印象的です。
白バイはある種究極の実用車ですが、
ここまで洗練されると“ドリーム”の名に相応しい、
まさに夢のバイク…と言った風格ですね。




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前後2回に分けて紹介した、交通科学博物館の二輪車達。
これらの車両の所蔵元は、埼玉にある『鉄道博物館』です。



鉄道マニアの方ならご存知かと思いますが…
神田の交通博物館が閉館になり、後継施設として鉄道博物館が開館した際、
“より鉄道に特化した博物館”となった為、
“鉄道分野以外の所蔵品”の一部が、交通科学博物館に移設されました。



そんな交通科学博物館も、平成26年4月6日に閉館。
所蔵品は平成28年に開館予定の新博物館に移設される予定なのですが…



京都に新しく作られる博物館の名称は、



『京都鉄道博物館』



…二輪や飛行機などの展示は望めないかもしれません。





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大阪環状線・弁天町駅に隣接。
大人400円・子供200円。
鉄道だけでは無く、交通に関する様々な展示を
気軽に、且つ濃い内容で見ることの出来た
交通科学博物館。




それ程熱心なファンだったわけでは無いですし、
より充実した後継施設が出来ることも知ってはいますが…
やはり無くなってしまうのは寂しいです。









52年もの長い間、本当にありがとう。
そして、さようなら。






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2 コメント

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Unknown (やな)
2014-04-18 00:06:17
古いバイクがいっぱいですねー ^_^

そういえば去年ボロボロの初期型CRM80をレストアしたんですけど、2stももはや骨董品ですね(^_^;)
せっかくピカピカにしたので、大事にして30年後にどこかに寄贈しようかな?(笑)
やなさまへ (妻)
2014-04-18 23:37:04
80年代より前のバイクはなかなか観る機会が無いからねえ。
これらの所蔵品も今後はもう観る機会が無いのかと思うと…実に惜しいです。

CRM80!ホンダの名モトクローッサー!いいねえ。
国産の2stはもう二度と造られることは無いからなあ…
当たり前っちゃ当たり前なんだけど、社外パーツのチャンバーを作ってるところもガックリ減ってて衝撃を受けたよ。

せっかくレストアしたんだし、ママチャリ代わりに日常の足として乗ろうぜ(^^)v
…30年後にまたコッソリ磨けば問題無し(笑)。

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