fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

kahaku-Allosaurus:

2008-02-09 00:00:00 | biologie*
1964年~1969年、東京は上野の国立科学博物館の1階エントランス・ホールでは、
アロサウルス・フラギリムス(Allosaurus fragilis)の全身骨格(実物化石!)が展示されておったものです。
その後エントランスホールの展示はタルボサウルス・バタール(Tarbosaurus bataar)やマイアサウラ・ピーブレソルム(Maiasaura peeblesorum)
などが入れ替わりに展示されるようになりましたが、
アロさんはその後、長らく常設展示からは外れておりました。

2007年12月11日(火)~2008年2月3日(日)に、改修の終わった地球館エントランスで、「帰ってきたアロサウルス」と題され
この日本初の恐竜の全身骨格が復刻展示されておりました。
'60年代末にロバート・バッカー(Robert T. Bakker)らによる恐竜ルネッサンス(Dinosaur renaissance)が行なわれて以降、
恐竜学は一瞬一秒で定説の覆る最も変動の激しい学問分野となりましたので、
当然ながら'60年代前半に組まれたこのアロさん標本には
とっくの昔に捨て去られた復元(分かりやすい所では尻尾を引きずったゴジラ型である点など)が採用されておりまして、
それがまた現在ではまずお目にかかれないレトロな雰囲気を醸し出し、「萌え~☆」だったのであります。
組みなおそうかとも考えられたらしいですが、'60年代当時の復元なので今ほど組み直しに便利な支柱も用いられておらず、
「結構面倒くさいし」(μ先生:談)、そのままでも古風でいいじゃないか、ということでこうなったらしいです。
いや~、私は歓迎ですよ。

最近はなかなか科博にも行ってなかったのですけど、
久々に楽しみました。

LINK:・kahaku-130years :
    ・dinosaur museum:1 -福井県立恐竜博物館-
         ・kahaku open-labo2007:

         ・disosaurs of gondwana 2009: 『大恐竜展 知られざる南半球の支配者』
       ・dinosaur expo 2009:01 『恐竜2009 砂漠の奇跡』1/5


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