森達也『死刑』

2009-03-02 14:54:00 | 日記・エッセイ・コラム
Bk_40積読してあった森達也氏の「死刑」を読了。
論理性、<wbr></wbr>提案内容はやや整然とはされておらず、<wbr></wbr>情緒的な部分もあったりするが、死刑制度を意識化、<wbr></wbr>可視可したいという試みはある程度達成されたのではないか。
死刑囚から山口市の母子殺人事件の本村さんまで、<wbr></wbr>様々な人々のインタビューややりとりが掲載されている。
死刑制度に対する意識化という面でも、読んだ成果があったが、<wbr></wbr>マスコミを通して伝わってくる(<wbr></wbr>あるいはボクらが自主的にアクセスしていた)<wbr></wbr>情報に、自分がどれだけ感化されていたかというところでも影響を受<wbr></wbr>ける。自分の中のリテラシーの意識の低さを痛感。
帯のメッセージにはこんな言葉がある。
「人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う。」

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