言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

初場所千秋楽

2007-01-21 17:38:58 | 出来事
大相撲初場所も、またしても朝青龍が20回目の優勝を決めて幕を閉じた。
今場所も千秋楽を待たずしての優勝決定に、大関陣の不甲斐なさがクローズアップされる。

大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花に継ぐ20回の優勝は、一代年寄りの目安にもなる大きな礎だ。
それにしてもまだ26歳のこの若い横綱は、一体優勝回数をいくつまで伸ばすのか、このままでは大鵬の記録を抜くのは時間の問題だ。
凄まじいほどの「集中力」、人一倍の「負けん気」、そして「スピード」。ケガさえなければ朝青龍時代が長く続くことは明らかだ。
優勝を決めた後の千秋楽の相撲も、昨日までと変わらぬ集中力で大関を投げ飛ばすこの精神力には恐れ入る。

北の湖理事長のこの言葉が印象的だ。

「逆に朝青龍がいなければ、どこまで優勝ラインが下がるのか…恐ろしくなる。」

報告会

2007-01-20 19:55:31 | 出来事
昨日の勉強会、税理士先生の話は大変参考になった。
法人の税務や今年の税制改正、そして退職金など、1時間ほどの話の後、質疑応答で具体的な事例も交えて説明していただいた。
その後の懇親会でもさらに詳しく教えていただき、実りある1日を過ごした。

そして早速今日お客様にお伝えし、喜んでいただく。
そのお客様とは、いつも仲間で勉強をされている3名の主婦で、税務、年金、保険などを自身で調べたり、かなり勉強されている達人だ。
こちらの方が教えていただくことも多く、今日も熱心に話されていた。さすが。

勉強会

2007-01-19 11:33:48 | 出来事
今日は18時から松阪で勉強会。
市内で活躍している若手税理士先生のセミナーと意見交換。
初めての試みで、同業者はもちろん関係団体へも呼びかけた。10名程度の出席者数であるが、参加された方と有意義な時間を共有したいと思う。

「能動的に動く」

情報や知識は待っていてもやって来ない。往復に3時間あまり時間を使うが時間を消費するのではない、投資しているのだ。
要は自分の受け取り方、感性がモノを言う。
何もしなくても、行動しても、同じだけ時間は過ぎていく。

目先の数字に捉われず、相撲で言うところの3年先の稽古を実践しよう。

いい勉強会にしたい。

水分

2007-01-18 20:45:38 | 出来事
元来母親譲りの「水飲み」で、水分(特に冷たいお茶や水)を結構摂る。
冬場でも冷蔵庫に冷たいお茶は欠かさないし、氷を入れて夜も2.3杯は飲んでいる。
夏場となると冷蔵庫の氷貯蔵庫はすぐ空になってしまい、困る日が続いたりする。とにかく冷たい飲み物が好物である。
お医者さん曰く、「冷たいものの摂りすぎは腸に良くない、夏場でも暖かいお茶を飲んだ方が良い」。その通りだと思う。
しかし暖かい飲み物だとどうも喉を潤した感じがしないのだ。70を超えた母親も同じ事を言っているから遺伝は恐ろしい。

ところでこんなニュースがネットで流れていた。

大飲み大会参加の28歳母が「水」中毒死

いくら無害だと言っても限度がある。
8リットルは異常だ。

以下はnikkansports.comの本文より。

東京女子医大の秋葉隆教授(血液浄化療法)は、水中毒は日本でもある症例だとした上で「水を多量に摂取して血液が薄くなったのではないか。
頭痛は脳がむくむ脳浮腫になっていたと思われる。女性の腎臓が機能不全になるような疾患があった可能性もある」と話す。
秋葉教授は「どちらにせよ、こんなバカな大会をなぜ行ったんでしょう」としている。

診察

2007-01-17 19:42:10 | 出来事
少し前から腰の具合と言うか、尻から太ももの裏あたりに突っ張り感があった。
どうも持病の腰痛が悪化したのかと不安になり、親父のかかりつけの先生に、今日病院で診てもらうことになった。
レントゲン写真を見ながらの診察で、いろいろ押したり、曲げたり、叩いたりした後、
「全然問題ないですね、軽い坐骨神経痛です。骨も心配ないです。お薬とシップを出しておきましょう。」との診断。

こっちはレントゲンに悪いところが写っていたらどうしようとか、手術なんて言われたらとか、不安だったのだが…
とりこし苦労に終わりホッと胸を撫で下ろす。
不思議なもので、その後腰が少し軽くなった気がした。(笑)

情けに報いる

2007-01-16 16:45:22 | 言の葉
とある事業所にて。

先日ブログに書いた地域防災の記事の話になり、いろいろと意見を交わさせていただいた。
まさにこんな田舎町ではご近所が頼りであり、独居老人や老夫婦が多い町での防災対策は重要であるとの意見は皆一致していた。
そこで重要になってくるのが「情報」なのだが、いかんせん個人情報保護法が邪魔してなかなか難しいと嘆いておられた。
自治体単位での防災対策も、地域住民の協力が無ければどうにもならないのである。
「人の交流」こそが財産であると言っても過言でもないこの地域で、つきあいが薄くなっていくことは危険なことなのかもしれないと再認識した。
そして、こんな事を言っておられた。

「情報とは、情けに報いると書きます。漢字は良く出来ていますなあ。このままじゃ報えません。」

地域の祭りにしても、祭りそのものも大事なのだが、その準備に携わる地域の人との交流が大事だということが最近になって分かってきた。
その繋がりこそが「災害に強い町」を造っていくのかもしれない。

同じ経験をしても…

2007-01-15 14:42:39 | Weblog
同じ風景を見ていても、同じ行動をしていても、同じ事を聞いたとしても、
その人の捉え方、感じ方によって「その後」が大きく変わる。

もう一昨年になるが、商工会の視察旅行で名古屋のアサヒビール工場へ見学に行き、ベルトコンベアで流れるビールをただ珍しく眺めていた時の話だ。
「皆さんのように研修旅行で見学をされていた方の一人が、このシステムをヒントに回転寿司を考えたそうです。」とガイドのお姉さんの話。
なるほど、メリットやヒントなどというものは、与えてもらうのではなく自分で探すものなんだと思ったものである。
ただの旅行となるか、それとも「人生を変えるネタが存在するかもしれない時間」とみるか。

外を歩いていた際に聞こえてきた、コンセントを取り合う兄弟げんかをヒントに二股コンセントを発明した松下幸之助は有名だが、1970年の大阪万博に来日したダニエル・エイモス氏(現在のアフラックのCEO)は、風邪予防の為マスクをしている人の多さに驚き、健康に対して関心の高い国民だと感じ、その可能性に賭けた。
そしてがん保険を発売した後、第3分野の保険を中心に数字を伸ばし、現在の保有高は国内生保を脅かすまでになった。現在ではアフラック全体の保有契約高の4分の3を日本がしめるまでになったという。
ここまでくると、もうアメリカン・ファミリーではなく、ジャパニーズ・ファミリーだ。

要はその人の感性とアンテナがモノを言う。そしていかにその事を四六時中考えているかというのも大事な要素なのかもしれない。

宇宙を味方にする方程式

2007-01-14 20:10:16 | 読書
今年になって3冊の本を読み終えた。また今日も2冊amazonで注文、今年も本の虫となるべく走り出した。

先日読んだ、宇宙を味方にする方程式
その前に読んだ本が自分を奮い立たせる内容だったので、まったく逆の人生観が面白かった。

完全主義者の人は花粉症になりやすいとか、子供と向き合ってはいけないとか、倒産する会社の方程式とか、意外な観点が面白く大変為になった。

仕事や人間関係などで疲れ気味の方にはお勧めの本だ。スーッと心が楽になるエッセンスが一杯。

伝える記憶

2007-01-13 18:57:50 | 出来事
今日の中日新聞に「阪神大震災から12年」「伝える記憶・生かす教訓」と題された特集記事が1面を使って掲載されていた。

その阪神大震災をテーマにした映画「ありがとう」で、赤井英和演ずる主人公のモデルとなったプロゴルファーの古市忠夫さん(66)のインタビューが印象深かった。

体験から問われる防災とは何ですか。という問いに、

「自主防災組織をつくる所が多いけど、今考えると、形だけで私達の地域ではあまり役に立たなかった。『日ごろ地域で遊んでおきなさい』と言いたい。盆踊り一つできないコミニュティーに、防災組織なんて存在しない。教訓ですよ。」

同感だ。私も地域の役員をしている際、防災訓練に対して疑問を持ったことがある。確かに三角巾の作り方や、毛布で作る担架など、知っておいて損なことはなく、災害時には実際役に立つことが多々あると思う。
ただそれよりも、優先すべき問題があるのではないかと話し合ったことがある。
それは普段からの近所付き合いや、情報のやりとりだ。
やれあそこの家はおばあちゃんが一人暮らしで2階にいるとか、あそこのご主人は寝たきりで動けない状態であるとか、都会では不可能な事かもしれないが、こんな小さな町では把握できる範囲である。それを活かせると思うのだ。
現に阪神大震災の時も、淡路島の死亡者数が少なかったのはそういう助け合いがあったからだと聞いたことがある。
田舎は田舎の強みがある。人と人とのつながりは災害時に凄い威力を発揮するのだ。それがこの地域コミュニティーの魅力なのだ。

最近ではこんな田舎でも人間関係が希薄になったと言われる。
でも古市さんの記事を見て、改めて人と人とのつながりがとても大事だと言うことを教えられた。

新春賀詞交歓会

2007-01-12 22:46:18 | 出来事
今日は地元の商工会の新春賀詞交歓会に出席。
会場は地元商工会役員及び会員と行政関係者で賑わいを見せた。
各テーブルを挨拶に回る人々、飛び交う新春の挨拶、そしてアトラクションで盛り上がった。

その中で、注目したのは中国人研修生達の挨拶だ。
3年間の研修期間を終え故国へと帰る彼女達の挨拶は、会場の雑音にかき消される中、胸を打つものがあった。
遠く離れた異国の地で、水産加工業に従事しながら覚えたたどたどしい日本語で、それぞれがこう挨拶した。

「日本ニ来テヨカッタデス」
「社長ヤ奥サンニ大変オセワニナリマシタ」
「コノ町ノ人タチニ親切ニシテモライマシタ」
「商工会ノ人達ニモ、本当ニオ世話ニナリマシタ」

そして全員が何度もこう言って頭を下げた。

「アリガトウゴザイマシタ」

「謝謝」ではなく「ありがとう」と彼女たちは言った。
当たり前のことなのだがなぜか嬉しくなった。
外国の人が言っても美しい言葉なんだと思った。たけさんの言うとおり世界一素敵な言葉なのかもしれない。

挨拶の後、涙を浮かべて席に戻る姿は、雑然とした会場に吹いた爽やかな風のようだった。