坂野嘉彦 只今仕事中!

Banno Yoshihiko , Work in progress!

「箏」と「セロ」と「ちあきなおみ」

2005年11月30日 | Weblog
四苦八苦してミックスした「行基寺」を野村さんに送信。五分位の曲になったのだが絵が足りないかも、とメールで連絡をもらう。音のカットが可能な場所をチェックする。午後よりコメダコーヒー店で箏の樽本さんとお茶する。前回のコンサートのCDを渡し雑談していたら面白いコンサートのアイディアが出て早速場所の下見に行く約束をして別れた。夕方より石田さんがセロを持って遊びに来る。午前中に思いつき作曲しておいたセロとピアノの小品を演奏したり、まだ音にしていない僕の曲を演奏したりして遊ぶ。が、遊びのつもりが次第に本気になってしまい、セロのパート譜をちゃんと作り、日を改めて録音する事になった。その後例のごとく家族と石田さんで海鮮館へ行き夕食。帰宅後おみやげのケーキを食べて楽しく過ごす。
アマゾンから来たちあきなおみのCDを聴いて、久しぶりに「歌」の持つ力に圧倒される。こんな凄い歌手が活動停止なんて残念極まりない。

買った

2005年11月29日 | Weblog
午前中いっぱいで行基寺ベーシックトラック完成。ミックスダウンに手間取る。どうもミックスの瞬間になにかが起こっているようで微妙に音のバランスが変わる。デジタル変換はよくわからない。MP3にすると音質は劣化するが、僕は音質の劣化というよりも、劣化からくるバランスの変化が気になってしょうがない。程度の問題でもあるが、音質の劣化により音楽の内容までが劣化する事は殆ど無いと思う。が、バランスの変化は音楽表現にとって致命傷となりかねない。それは微妙なニュアンスの積み重ねの上に成り立っている。小さなストラクチャーをどう組み合わせるかだ。この組み合わせがちゃんと再生できないとなると、これはもう手の打ちようがない。もちろんこういう考え方は一つの側面だと思うが、それにしたって細部に信頼が置けないと大きな表現など到底望めない。だったらMP3なんか使うなよ、って声が聞こえてきそうだが、使わざるを得ない現状もある。その道のプロにがんばって改良して貰うしかないんですね。きっと。

さて、作業しながら「なんでじゃ~、なんでじゃ~」とイライラしてきたので、落ち着くために外出し、ふと我に返ったら、楽器屋さんでバス鍵ハモを買っていた。びっくり。こらっ、MP3めっ!

さらに行基寺

2005年11月28日 | Weblog
広沢さんよりメールで送ったはずの楽譜が届いていないと電話。どうも最近こういう話が多い。サーバーではねられているのだろうが、それぞれのサーバーの許容量が違うので、送ってみなければ判らない。(これを読んだ人で、送られてくる筈の物が到着していない時はご連絡下さい)
午後から終日「行基寺」を作る。

行基寺

2005年11月27日 | Weblog
「お千代保稲荷」を作り終わったのですぐさま「行基寺」にとりかかる。少しずつメモ程度に作っていたのでトントンと進む。平行して12月におこなうコモノバンドのコンサート用の曲を考える。以前から「次回は歌物で」と話していた事もあり、歌と小物楽器との音色をいかに処理するかに意識を集中。声だけだったら、メレディス・モンクのような世界が割と好きなのだが、これを音程のある楽器と融合させるとなるともう一歩突き抜けた事を考えなければならない。気晴らしにちあきなおみの歌が聴きたくなりアマゾンに注文。

岐阜大学芸術フォーラム

2005年11月26日 | Weblog
岐阜大学芸術フォーラムへ。腰の調子が悪く、岐阜まで休み休み行ったため4時過ぎから参加。野村誠さん、林加奈さんと久しぶりに再会。
この日の演目。
片岡祐介さん+由紀さん 二重奏で二曲演奏。(愛らしくてクリアな曲をクールに演奏!)
野村誠さん 徳島近代美術館で演奏した作品3曲を解説付きで。(脳髄を刺激する美しさ!)
林加奈さん 紙芝居3作品上演(夢の様な絵と話。加奈さんのきれいなシャウトが素敵!)
野村幸弘さん フォーラム記録ビデオ2回分上映(なつかしや)
野村幸弘+坂野嘉彦 新作「谷汲山」上映(手応えあり)
その他、野村誠さんが作曲中の弦楽四重奏の試奏、コモノバンドのCD試聴、耳の健康談議などなど。



玉藻抄

2005年11月25日 | Weblog
12月の9日から19日までPLAY HOUSE NEOで玉藻抄の再演がおこなわれる。これは数年前、高橋潔小関道代による二人芝居として初演されたが、今回新たに小松貴行を加え三人芝居としてリメイクされた改訂版になる。それの打ち合わせ。また特別企画としてテーマを演奏している二胡奏者の仲島千創さん(僕も出演します)のライブ演奏も11日、18日におこなう予定。
ぎっくり腰、少し悪化。一進一退とはこの事か。
写真は「玉藻抄」の俳優陣。左から高橋さん、小関、小松君。

NEO企画公演「玉藻抄」

一部のファンの間で伝説となっている名作「玉藻抄」が6年の歳月を経て再演!
陰陽師「安倍晴明」と妖女「玉藻の前」との妖しくも儚い愛の物語

出演:小関道代、高橋潔、小松貴行
原作:岡本綺堂「玉藻の前」
脚本、演出:菊本健朗
音楽:坂野嘉彦 
二胡演奏:仲島千創

一般前売り:2500円 当日2800円
高校生以下:1800円 当日2000円
特別企画11日18日(コンサート付き)3500円
予約・お問い合わせ Tel/Fax 052-752-1033(NEO企画)

PLAY HOUSE NEOにて
(名古屋駅北徒歩8分)

2005年12月
9日(金)19時
10日(土)14時・19時
11日(日)14時*
12日(月)19時
13日(火)19時
17日(土)14時・19時
18日(日)14時*
19日(月)19時
*の回は、仲島千創、坂野嘉彦コンサート+「玉藻抄」
前売りのみ。特別料金。

「どうぞのいす」試演会と「定期演奏会」

2005年11月24日 | Weblog
朝9時、むすび座に行き「どうぞのいす」の試演会に出席。試演会というのは初演の前に子供達の前で上演し最終チェックするもので、実質の初演である。いろいろ反省点が多くけっこうブルーになる。まあブルーになっても終わる物は終わるので役者、スタッフとそのまま食事会へ流れる。いろいろ話しながら豪華なランチを堪能しました。ごちそうさまでした。その後、むすび座さんたちと別れ僕は名古屋市民会館大ホールへ。愛知学院大学マンドリンクラブ定期演奏会のリハーサルに立ち会うため。この定期演奏会で僕の「閑響」という昔の曲が再演された。感謝感謝。

編集

2005年11月23日 | Weblog
終日音源の編集と「お千代保」。夕方こっそりと自宅を出て今日発売された「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」のDVDを買って来ちゃった!フフフ。まだ家族にはバレておらん。フフフ。

リハーサル

2005年11月22日 | Weblog
腰の具合はだいぶ良くなった。かがむと痛いが歩行には支障なくなる。健康って素晴らしい。というわけで午前中よりde Visseのリハーサルへ。すこし気分を変えるために最近演奏していない(10年ぐらい前に作った曲)を練習、というかリサイクルアレンジをした。10年もたつと考え方も変わっているし作曲スタイルも変化する。完全に他人の作品を練習している気分になり楽しかった。次回のライブで全曲演奏する予定。大盤振る舞い!そしてリハの後は家でコツコツ「お千代保稲荷」。

「ぎっくり腰」と「三つの情景」と「お千代保稲荷」

2005年11月21日 | Weblog
朝からぎっくり腰と闘う。が、2勝7敗という感じ。立って居ても痛いし横になっても痛い。おまけに歯はしみるし、ローランドのDTMセンターに電話しても全然繋がらなかったしもうバッキャーロー状態といったところでありましょうか。そんなこんなではありますが、コツコツ「お千代保稲荷」を造り続けております。うーうー唸っているところにピアニストの夫馬さんから電話。12月1日に僕の歌曲集「3つの情景」の伴奏をされるらしいのだが、時間の都合でリハーサルに立ち会えない。それではまずいという事で電話をくれたのだ。ところがいろいろ話をしていくうちに、とても電話では伝えきれない事が判り、結局数日中に校正楽譜を制作、夫馬さんへファックスする事になる。僕の不手際が原因なのであるが、電話先で夫馬さんが恐縮され僕も恐縮。二人して恐縮していてどこか面白かった。
写真は先日ミューズ音楽館で試奏させていただいた最新のデジタルピアノ。今までピアノスタイルのデザインから脱却できなかったデジタルピアノも「やっとここまで来たか」と妙に感動。薄型のピアノとは!(撮影は平手直美さん)