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「1シーズンに1試合」アルビレックス新潟&アルビレックス新潟レディースの育成チームの試合を御覧になってみませんか 

アルビユース 3年2ヶ月ぶりの東京ガス深川グラウンド

2010年12月11日 23時00分00秒 | アルビレックス新潟育成チーム
あす12月12日の午後1時、アルビレックス新潟ユースはFC東京U-18と『Jユースカップ2010 第18回Jリーグユース選手権大会』決勝トーナメント2回戦で激突します。
その試合会場は、東京都江東区猿江2-15-10に在る「東京ガス深川グラウンド」。

この東京ガス深川グラウンドでアルビレックス新潟ユースが試合をするのは、実は明日で2度目なんです。
1度目は、平成19年10月21日、『Jユース サハラカップ2007 第15回Jリーグユース選手権大会』のグループステージで。

前の日、つまり10月20日のことだけど、アルビレックス新潟のトップチームが川崎フロンターレと等々力陸上競技場で対戦。
[1-3]と先行されてしまったけど、千代反田とマルシオの得点で追いつき、これは引き分けで終わるかな―そういう雰囲気だったのが、後半アディショナルタイムに中村憲剛に決勝ゴールを叩き込まれて[3-4]で敗れ去りました。
ショックが尾を引く負け方ででしたわ。

という対フロンターレ戦の翌日、アルビレックス新潟ユースは「東京ガス深川グラウンド」でFC東京U-18とのゲームに臨んだんですよ。
で、アルビユースも黒星。
それも[1-5]という大差。
2日続けて、「アルビレックス新潟」の敗退を、それも眩暈を感じてしまうような負け方を喫して、やるせなかったなあ。

3年2ヶ月前のこの試合、アルビレックス新潟ユースはどんな先発メンバーだったか?

GK 松下泰士君
DF 山崎 亮輔君
  古寺広幸君
  堀川諒君
  そして酒井高徳!!
MF 小林誠君
  福田賢生君
  千葉翔君
  磯本圭吾君
  武田雄真君
FW 小谷礼王君

当時の選手たちを書いてて、懐かしさが込み上げてきましたわ。
上記のうち1名は、ほぼ毎週目にしている文字だけど、他の10名はホント懐かしい。

一矢報いるゴールを挙げたのは、礼王君。
現在は中央大学サッカー部員。
関東大学リーグの試合結果を毎週確認して、アルビユース出身者のチェックをしているんだけど、礼王君の名前は出てこない。
中央大学サッカー部ともなると、層が厚くて厳しいんだね。

えっとですね、上記の11人、実は「ベストイレブン」じゃなかったんですよ。
いや、みな力のある少年たちばかりだけど、中心選手が不在、それも2人も。
そういう事情もあっての完敗、そんな側面もあったんです。

その不在だったのは誰かと言えば、大野和成と長谷部彩翔。
なぜ居なかったのか?それはトップチームのサテライトリーグに出場していたから。

2007シーズンのアルビレックスは「少数精鋭」というのをお題目にしていました。
まあ、要するに選手人件費を切り詰めるため、保有選手数を少なくしていたと。
おかげで、サテライトリーグやトレーニングマッチは人手が足りず、ユースの選手の充足することしばしば。
で、2008シーズンからトップチーム昇格するカズと彩翔とが、同じ10月21日開催のサテライトリーグ要員となり、深川グラウンドには来られなかったという次第。

仮に彩翔と和成がFC東京U-18とのゲームに出ていたとしても、負けていたかもしれない。
それくらいFC東京U-18はずば抜けた強さを誇っていたんだけど、でも2人が居たら、もう少し抵抗というか反抗というか、そういうものが出来ていたはず―
そんな〝恨み節〟を口にして帰宅したものです。


じゃあ、他方、FC東京U-18のあの試合のスタメンを書き出してみます。
GK 田端信成君
DF 田中奏一君
  椋原健太(現FC東京トップチームメンバー)
  畑尾大翔君
  金子祐二君
MF 岩渕良太君
  大貫彰悟君
  木下輝海君
  大竹洋平(現FC東京トップチーム)
FW 岡田翔平君
  米田直人君

リザーブ出場 三田啓貴君/山村佑樹君
リザーブ 宮阪政樹君/阿部巧(現横浜FC)

椋原と大竹、彼らが当時のFC東京U-18の選手だったんですよ。
2人ともプロじゃなかったけども、高校生年代の選手としては非常に有名な存在で、“あ〃大竹と椋原がいるんじゃ、アルビユースが勝つってシナリオは、かなり難しいな”と悲壮な心持ちで深川グラウンドに行って。
で、実際問題、彼ら2人にしてやられました。
ゴールこそ許さなかったけど、違いを作れる大竹と椋原によって、満足なサッカーをやらせてもらえませんでしたわ。

阿部は、過日のAFC U-19選手権で酒井高徳と加藤大とチームメイトだった年代別代表プレイヤー。

彼ら以外も錚々たる顔ぶれで、プロに進まなかった・進めなかったけど、大学サッカー界で活躍しています。
畑尾君は、早稲田大学ア式蹴球部の守備の要。
岡田君は、九州の大学サッカーでは福岡大学と並ぶ雄・鹿屋体育大学サッカー部の攻撃の担い手。

宮阪君と岩渕君と三田君と山村君の3名は、明治大学サッカー部に。
明大は、今シーズンの関東大学リーグをぶっちぎりで制したところ。
彼らはその明大も主力ですから。
ちなみに、昨季の全日本サッカー選手権の4回戦でアルビレックスは明大と戦ったけど、あのときにスタメンに三田君と宮阪君が名前を連ねていたんですよねぇ。

というように、まあ、2007シーズンのFC東京U-18はタレント揃いのメチャクチャ強いチームでした。
観念的じゃなく、目に見える結果としても最強の称号を手に入れていますからね。
『Jユース サハラカップ2007 第15回Jリーグユース選手権大会』の王者になったのは、FC東京U-18でしたもん。
そりゃ彩翔と和成がいないアルビユースが、1対5というスコアで負けるのも、宣なるかな。


さて、あれから2年と3ヶ月が過ぎました。
2シーズン前のFC東京U-18は、毎シーズンのようにトップチームに選手を昇格させているくらい、優秀なアカデミーでした。
いや、今も優秀な育成組織でしたね。

新潟ユースはしかし、あのときはそうじゃありませんでした。
でも今は違います。
FC東京U-18ほどではないにしても、あの2007シーズン以来、カズに彩翔、高徳や武宰士、そして渡辺泰広君と、継続的にトップチームへの選手供給源となっています。

どれだけ新潟ユースは、FC東京U-18に近づけたのか?
あの12日の試合は、それを確かめる戦いでもあると思います。

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