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アルビL選手短評 なでしこリーグオールスター2010 

2010年08月23日 02時30分00秒 | アルビレックス新潟レディース
「なでしこリーグオールスター 2010」に選抜されたアルビレックス新潟レディースの選手は5名。
新潟レディースの組み分けは、東電マリーゼ・ジェフU千葉レディース・伊賀FCと同じ「なでしこSUSERI」。

先発に入ったのは、背番号10の上尾野辺めぐみ、背番号16の川村優理、背番号14の菅澤優衣香の3選手。
背番号12の大友麻衣子、背番号5の山本亜里奈はベンチスタート。


試合開始時のSUSERIの布陣はこう―。

FWは2トップで、菅澤&安本紗和子(マリーゼ)
攻撃的MFが、左は上尾野辺で、右は清水由香(ジェフ)
ボランチは、上辻佑実(マリーゼ)と宮本ともみ(マリーゼ)
サイドバックは、左が鮫島彩(マリーゼ)で、右が阿部麻美(ジェフ)
センターバックは、川村と長船加奈(マリーゼ)
GKは、ジェフの船田麻友

川村優理は落ち着いて守る。
オールスターはお祭りなのだから、多少は力加減をしていいところ、公式戦同様にガチなディフェンスをしにいって、相手チームの選手をケガさせるんじゃないかと、ヒヤッとした場面も。

前半に、この試合最大の見せ場あり。
それは、相手FWと川澄奈穂美(INAC神戸)と、最終ラインに抜けたボールを巡って、ヨーイどん!の競争。
優理は、川澄に触らせずにゴールラインを割らせてGKにしたい。
川澄は、なんとかボールを奪って、そこからゴールに急襲したい。
そんな攻防に、川村が勝利。
我々、アルビサポの陣取るゴール裏の前で起こった激突で、大興奮させられた。
前後半90分間フル出場。


菅澤は、主にポストプレーで攻撃にリズムを作る。
新潟のときのようなドリブル突破などは、あまり試みずに、シンプルに球離れよく攻撃に参加。
前半の半ば頃、ボランチの位置付近まで下って、守備をしていた時間帯もあり。
可も無く、不可も無く、といったところ。
前半45分間出場して、御役御免。


ハーフタイムを挟んで、ゴールキーパーが、船田→大友麻衣子に。
大友は、1失点を喫す。
GKには、ノーチャンスかな。
ゴールネットを揺らした川村真理(福岡)を褒めるべきか。
彼女は、なでしこリーグオールスターゲームでゴールマウスを守っている時間帯で、必ず1失点はしてしまう。

大学時代のチームメイト、川澄との対決は、今回も燃える。
川澄は、どうやら大友がゴール前に立ちはだからないと燃えない性質のようで、前半は沈黙気味。
でも、大友が出場したら、俄然パワーアップして、威力ある攻撃を繰り出す。
それを大友とDF陣が防ぐ。
今季は、点を許さなかったので、大友の勝利。
後半45分間の出場。


山本は、後半25分くらいに登場。
アルビレディースでは不動の左サイドバックの彼女、なでしこオールスターSUSERIでも左SBを任される。
そして、それまで左サイドバックを担っていた鮫島が、1列前に上がって、左サイドハーフに。
で、途中5分間足らずだけど、鮫島とポジション交換もした山本。
亜里奈が攻撃的MFで、鮫島が左サイドバックというユニットは、新鮮味たっぷり。

山本亜里奈が登場した頃には、既にSUSERI勝利が濃厚。
なので、無理してオーバーラップはせず。
守備に重きを置いて、自分の任務を遂行。
試合終了までの20分間出場。


上尾野辺は90分間フル出場。
栄えあるオールスターゲームで、エースナンバー「10」を付けての登場。
日テレ・ベレーザ、浦和レッズレディースの選手たちが不在だったせいもあるんだけど、新潟の選手が「10」を背負うのは誇らしい。

そしてメグは〝⑩らしい〟レベルのプレーを連発。
その象徴が、SUSERIにとっては2点目となったGOAL。

前半40分、ウイングの清水が自慢の駿足を活かして、右サイドスペースを疾走して、中央に折り返す。
ボールは、中央に詰めていた味方選手を越えて、ファーサイドに流れる。
このボールに追いついたのが上尾野辺。
対峙する敵選手を、くるりと一回転して交わして、すかさず左足を強震。
弾丸シュートがゴールネットに突き刺さる!
『レフティモンスター』の異名、面目躍如!!!

後半7分には、この日、2点目となるシュートを決めた。
ペナルティボックス内の右サイドで、清水と宮本のコンビネーションから相手を崩して、宮本がグラウンダーのクロスを中央に。
これに、SASURIの3人の選手が反応。
ニアから数えて1人目、2人目がスルー。
そして3人目の上尾野辺が、チョコンと合わせて試合の趨勢を決定付ける得点を挙げた。

メグは、2回のゴール場面以外でも持ち味を如何なく発揮。
ピンポイントのサイドチェンジパスを、高い確率で通す!通す!
ドンピシャのセンタリングも一度ならず。
矢野貴章にように自陣深くに戻っての守りにも奔走。

メグが、MVP 最優秀選手賞をもらうのは、至極当然、衆目一致。

上尾野辺選手は―
・アルビレックス史上初のなでしこリーグベスト11に選ばれ
・アルビレックス史上初のなでしこジャパンメンバーに選出され
・アルビレックス史上初の女子A代表ゴールを決めている。
そして、なでしこリーグオールスターでクラブ初となる得点も決めて、クラブ初となるMVPも獲得。
アルビレディースの正に「トップランナー」ですな。

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