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アルビレックス新潟レディース4選手退団 トップチームJ2降格とは因果関係なし

2018年01月16日 06時00分00秒 | アルビレックス新潟レディース
平成29年12月28日と29日、アルビレックス新潟は、アルビレックス新潟レディースの高橋美夕紀・高村ちさと・小須田璃菜・岡倉海香の退団及び移籍を相次いで発表しました。
この人事異動を受けて、新潟を応援する人たちの幾人もがSNSに『トップチームがJ2に降格したせいだ』と決め付けて、トップチームのJ1陥落を改めて嘆いています。

それがしは、ちさと達の退団はトップチームのJ2降格に伴う予算縮小の犠牲だいう決め付けには、断固として異議を唱えます。
レディース運営費は、「株式会社アルビレックス新潟」の〝連結予算〟ですから、当然のことながらJ2降格に連動した経費節減の影響を受けます。
だがしかし、そのことと美夕紀たちの離籍に至る経緯は、無関係だと見なすのが論理的。
それどころか〝決め付けた〟っていいです。

1年前、アルビレックス新潟レディースを何人が辞めていったか、覚えてますか?
斎藤友里と平井咲奈に小金丸幸恵、山田頌子(しょうこ)、そして高橋悠(はるか)の5名。
悠以外は現役引退。

2年前の退団選手もご記憶ですか?
児玉桂子、北原佳奈、一谷朋子に山本亜里奈の4選手。

一人に留まったシーズンオフもあったけども、3~5名の退団がアルビレックス新潟レディースの〝お約束〟。

今オフの4人退団は『トップチームの予算縮小のせいだ』理論に従えば、これまでの大量退団は起こりえなかった筈です。
でも実際のところはどうでしょう?
J1に残留し続けていても、3~5名の移籍退団・引退は繰り返されてきたじゃないですか!!

一気に3~5人が抜ける度、やれ新潟の予算が少ないせいだ、やれ田村社長の手腕が悪いせいだ、やれ雪国のせいだ云々、悲観と文句がSNSで踊るのが常。
結局のところ、自分の愛してやまないチームから選手が抜ければ、もっともらしい理屈を並べ立てて、何か=経営陣や編成部を攻撃するのが習い性なんですよ。


そもそも、アルビレックス新潟トップチームの予算が減れば、レディースの選手雇用費も減るんですかね?
これも常識を働かせれば、そんなことは無いと気付けるのです。
プロ契約の上尾野辺めぐみと大学生の瀬倉春陽たちを除けば、新潟の選手達は働きながらサッカーをしています。
その勤労サッカー選手の給与は、もちろん雇用先が支払います。

2008年、2009年のリーマンショックの際ならまだしも、この人手不足時代です。
アルビレックス新潟レディースの雇用受け入れ先も、働き手の確保に悩ませている法人・団体です。
『トップチームがJ2に降格しました、はい、だからもう雇えません』とは参らない労働環境なのです。

逆に売り手市場ですから、選手側が〝一身上の都合〟と云って、別の職場を自分で見つけて転職する行為が、昔よりやり易くなっているとも書けるわけでね。


『小須田璃菜たちは新潟でもっとやれた』と思いたい気持ちは理解します。
拙も、ひょっとしたら新監督の下でなら、結果を残せるかもしれないと想像しましたから。
けど、その思いが強すぎる余り、過去の退団例や選手の雇用環境を分析もせずに、『J2降格したせいだ』理論を振りかざすのには不同意。

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