選りに選って大宮アルディージャと北野貴之

エントリータイトルを見て、幣ブログにアクセスされた大宮アルディージャサポ・ファンは、すぐに別のサイトに移動するなりして、もう下記の文章を読まないでください。
アルディージャサポの気分を害する内容を含んでいますのでね。
こうして警句を発しているのに、続きを読んだ挙句、腹を立ててコメント欄にクレーム書いても、一切無視しますから。


さて、北野貴之のことだけども、「裏切り者」だとか、そんな風には蔑みません。
Jリーグの移籍制度が改変されて、選手の「流動化」が活発化するのは織り込み済み。
そこから、アルビレックス新潟だけ無縁でいられるはずもないと覚悟していました。
新潟だけが他所のクラブから選手を引き抜き、アルビだけが選手の引き抜きに遭わないだなんてことも有り得ないんですからね。

自分は選手生活を新潟で全うすると言った舌の根も乾かないうちに、その言を翻すのならば怨みますけど。
黄色い犬のちょび髭みたいく、キャンプイン直前になって急に退団して、チーム編成に大迷惑をかけたのならば憎みますけど。

アルビレックス退団という事態は残念だし、ショックだし、気持ちの良いものではないけど、殊更憎悪は持ちません。
第一、そんなことで「裏切り者」と言うならば、千代反田・永田・矢野だって、そうなるわけで。
J2降格を機に、レイソルを〝見捨てる〟形で新潟に移籍した永田充と矢野貴章は、レイソルサポにとって「裏切り者」だよ。
千代反田充だって、故郷のクラブを飛び出したんだからさ。
そんな他クラブから〝強奪〟した選手が、アルビの中心プレイヤーなんだって現実を鑑みると、どうこう言えた義理はないんだよね。

今の世の中、「転職」「ヘッドハンティング」は珍しくないです。
今務めているバイト先よりも、時給の高い職場を見つけたんで、そこに職替えすることは「悪」じゃないですからね。



でも、まさか大宮アルディージャを選ぶだなんて、北野はナニ考えてんだか。
だって、アルディージャだよ、犬宮だよ、「みかか」だよ。
J1昇格後、ただの1度も、1桁順位でシーズンを終えたことが無いチームだよ。
毎シーズン、残留争いしているようなクラブだよ。
残留争い直接対決でしか、無類の強さを発揮できないようなクラブだよ。
せっかくNACK5スタジアムという「聖地」があるというのに、埼玉スタジアム2002で主催試合をするという営業判断をしちゃうようなチームだよ。
ペドロ・ジュニオールを期限付き移籍させるのに、大宮戦には出場させないようにという条件をつけたような器量の狭いクラブだよ。

ガンバやアントラーズやフロンターレといったチームに移籍するのならば、上昇志向の強い奴だと納得と諦めもつくけど、毎シーズン残留争いをしているようなチームに移籍だなんて……
北野は北野なりに精一杯悩んで考えて決断を下したわけだけど、でも彼の移籍先の選択に関しては、疑問だな。

サラリーは別として、1度も1桁順位になったことがないクラブを、自分の「手」で強くしてみたい！という野心が、アルディージャ移籍を決断させる一因になったのかね。


あと、純粋に「大宮アルディージャ」だってのが、ムカつく。
どこのクラブに負けても悔しいけど、一番敗れたくないのは犬宮。
アルディージャなんかに負けるのが、一等悔しい。
だから、そんなとこに選手が〝進んで〟移籍するのもムカつく。

その昔、黒崎久志・次期新潟監督が、アルビレックス新潟に移籍してきました。
氏原（現ザスパ）らと組んで、ゴールを量産して、活躍に胸躍らせました。
が、在籍したのは1シーズン限り。
翌2002シーズンには大宮アルディージャに移籍してガッカリしたと同時に、なんで大宮なんかに？と疑問と怒りを感じたもの。
やはり期待を担って移籍してきた森田浩史も、アルディージャに職場換えしてしまったときは、イラっときたし。

そのくせ、大宮からマーカスやペドロが移籍して来るのは、ノープロブレムなんだけどさ。

同じ移籍するなら、アルディージャ以外のところにして欲しかった…