2006年1月13日(金)
今日はいよいよギニア最終日。とはいえフライト時間は23:30。
それまで一体何をして過ごせばいいのか・・・?
ギニアは特にコナクリって観るべきとことは何もないのです。
海がきれいだとか、有名な美術館があるとか、きれいな植物園があるとか、すばらしい建築物があるとか・・・
そういったものが全くないのです。
昔の封建時代から植民地時代に突入し、独立したもののフランスから厳しい制裁を受けて文化というものが育たなかった国、ギニア。
だから、お土産も「これぞギニア」っていうものは皆無と言っていいかも知れない。
だって、ギニアっていったら何を思い浮かべますか?
オスマン・サンコンが関の山でしょ?
ちゃんとした地図もないし、ちゃんとした工業もないし、海は汚いうえに臭いし、町も汚くて臭い・・・
そして、何よりも昼間は暑い
出歩いていてもろくなことがない、というのがコナクリの町。
だから昼近くまでホテルにいて、ぎりぎりにチェックアウト。
そして、AirFranceの受付カウンター(空港まで行かなくても受付があるのです)でチェックインした後は、
中華料理を食べにいって、しばしそこでまったりと時間を過ごす。
ここの中華料理店は新しくて、クーラーが効いていて快適そのもの
料理も普通に美味しいし。
しかし、ず~っとそこにいるわけにもいかないから、買い物に・・・
でも、さっきも書いたけど、買うべきものってホントにないんです。
「これ欲しいなぁ」
って思わせるものが全くないし・・・
また、宿泊していたホテルに戻って、最上階のバーでビール飲んで、ここでもまったりと
しかし、ここはクーラーが付いていないので暑さに耐えかねてロビーへ。
そして、長時間ロビーで4人もの人間が過ごすわけにもいかないので、
(ロビーといっても5人が座れるぶんのソファーがあるだけだしね・・・)
部屋を借りることに・・・
プロフェッサーと僕はインターネットでメールチェック。
奥さんに確認しなきゃいけないこともあったのでメールも送って
(これはチェックアウトする1時間くらい前に送っておいたのですが・・・)
その返事を確認してやるべきことがなくなったので、あとはしばしネットでニュースを確認。
なにせ、1ヶ月くらい日本のニュースから離れていたので、
例えば、清原がオリックス入りしたのは今日のインターネットで知ったし・・・
(いつ入団を決めたの?)
1時間5ドルとかいわれたら、1時間は使っていないと損した気分になるから1時間くらいネットして、
その後部屋に入って、この文章を書いています。
現在、18時。迎えに来てくれるまで、1時間以上まだ残っているのです。
文化果つる都市コナクリ。あるのは混沌と何も生み出さない文化かな?
これがギニアだ、というものが生み出されるためには何が必要なのかと考えさせられてしまった。
さて、19時に迎えに来てくれたので、部屋を貸してくれたホテル・ロシェにお礼をいって、空港へ向けて出発=3=3=3=3=3
実は、コナクリ中心部から空港までの道が一番ひどいんです。
穴だらけなのはもちろんのこと、突然工事が始まって路線がなくなり(案内などは一切なし)、
対向車線に入るもしくは対向車が突然入ってきて、
「あ、工事なんだ」
という具合。
この道路、半分ハイウェイのような雰囲気になっていて路面状況さえよければ100km/h近く出しているのにこの状況。
しかも、まともに道路として機能していれば、片道2車線は確実にあるような道。
そこを横断していく人が大勢いる・・・
中央分離帯などは人が立っているし・・・「コワイ・・・」
そんな中を平然と運転手はランクルを走らせ、空港へ。
空港にはいると、しばしジュースを飲んで時間をつぶすことに。
22時にチェックすると言うことなのだけれど、20時前に着いちゃったから・・・
しかし、空港って人が集まるところ、しかも夜。
蚊が飛んでくるんです。マラリアが怖い・・・
(予防薬を飲んでいても抵抗性のマラリア線虫がいたら関係ないですからね・・・発病します)
22時前まで蚊にだけは刺されないように気を遣いながら過ごして、出国。
これまでお世話になったクルマ氏とはここでお別れ。
出国するときには、もちろん金属探知器のゲートを抜けます。
しかし、「ピー」ってならなくてもハンディタイプの金属探知器を体中に当てて調べます。
(信用してないのか?金属探知のゲートを・・・)
もちろん、手荷物はX線を通して調べます。
そして、やっと出国。免税店は一応あるのですが、ほんとに一応ある、という程度です・・・
飛行機に乗るまで何もすることがないのは、また同じ
でも、ここは空調が効いているのでまだ居心地がいい
しかし、蚊にとっても居心地がいいらしく、さっきより多い・・・「ぐえぇぇ~」
また緊張して時間を過ごす羽目に・・・
早く飛行機に入りたいという気持ちを逆なでするかのようになかなか始まらない搭乗手続。
やっと始まったと思った時間が、フライト予定時刻23:30の20分前の23:10頃。
ボードにはフライト定時と書かれてるが(手書き)、絶対に飛べるはずがない。
しかも、普通搭乗券を機械に通して
「はい、どうぞ」
(パスポートの提示を求められることはあるけれど)
なのに、ビリビリとチケットもぎりのように半券を手でちぎっては、
パスポートと照らし合わせて本人確認をした上で、
席を確認してメモをとって、とった半券を機械に入れている・・・
したがって、なかなか進まない。
飛行機は満席のはずで、219名の乗客が乗るはずなのだ。
(AirFrance AirBus330-200とかいう機体だったと思う)
「はぁ~、何やってんの」
さすがに普段は穏便な僕も(自分で言うのは何だけど・・・)切れそうになる。
しかも、アフリカのおばさんたちは平気で割り込んできて、
自分の順番になってからあっちこっちの荷物を開けだしてチケット探しをする始末。
「何やっとんのじゃ、コラ」
と思わず大阪弁丸出しで、怒鳴りはしないけど(できないけど)独り言をいってしまう。
(大体、手荷物が何でそんなに多いねん???訳解らんわ・・・)
失礼かも知れないけれど、
「ほんま、アフリカって腹立つところやわ・・・」
と思ってしまう。
長い間、大勢の人間が密集しているので、蚊も大喜びだったに違いない。僕も刺されたような気がする・・・
最後は気持ちの問題で、刺されているのかいないのか解らないけれど、何処かしらかゆい・・・「コワイ・・・」
そして、何とかチケットもぎりが終わって、滑走路を歩いて飛行機の近づくと、まずはパスポートの再チェック。
そして、タラップの前に机を出して、警備員が数名、手荷物チェックをおこなっている。
東京ディズニーランドの入口のような状態である。
大体、何回手荷物のチェックをして、パスポートの確認をすれば気が済むのか・・・イライラしてきます。
さっきのチェックはいったい何のためにやったのか、問いつめたい気持ちでいっぱいになる。
しかし、ここの空港のセキュリティチェックというのははっきり言って信用できない。
だからこそ何重にもチェックをしなければならなくなるのだ。
ここの空港に降り立ったときに、出国手続きも終わっていないのに出迎えに来ている人が大勢いると書いたと思う。
出国しない(フライとしない)人が国外にいることになっているのだから、いいかげんなものだ。
出国後の待合いロビーにも、なぜか見送りの人が来ていたし、搭乗口から人がロビーにドンドンは行ってくるし意味不明である。
そんなことだから、飛行機に乗る直前までチェックしないと、何が持ち込まれるか解らないし、誰が乗ってくるか解らない。
しかも、手荷物は普通1コまでとか、2コまでとか決まっていて、大きさも決まっている。
もちろん重量も決まっているのに、アフリカ(ギニア)の人ってあり得ないくらいの量の手荷物を持って飛行機に乗り込もうとするのだ。
「え引っ越し?」
って思うくらいの手荷物を持ってくるのだ。
だから、遅くに飛行機に乗り込んだりしたら自分の手荷物を入れるスペースがなかったりするのだ。
そんなこんなで、何とか飛行機の乗り込んだのが23時50分くらいだったと思う。
この時点で、余裕で定時のフライトから遅れている。
そして、、最後は乗務員による人数確認が待っている。
その前に、自分の席でもないくせに「ここがいいから」と勝手に座っているギニア人が多く、
あっちこっちで正規の客ともめていたりする。
意味分からない、言い争いでしょ?
そんなことだから、人数確認をしていても人がドンドン動いたりするから人数があわない。
機内アナウンスで、
「動かないようにして下さい」
といわれても、ドンドン動くギニア人。
「あほちゃうか。おとなしく座っとけや・・・」
って言いたくなりますよ、誰でも。
仕方がないので、最後は乗客名簿と半券を照らし合わせて、ちゃんと本人が乗っているかを確認している始末。
それだけではない・・・
最後には、搭乗手続をしているのにもかかわらず乗っていないという人間がいるという。
そんなことになったら大変である。
荷物は機内に積み込まれている。
荷物だけ積み込んで本人は乗ってこない・・・ってことはもしかするとその荷物には爆発物が入れられているかも知れない・・・
だから、そういう場合は例外なく積み込んだ荷物を全部出して、乗っていない人間の荷物だけはとりあえず飛行機から降ろすらしい。
そんなことになったら、いったいつにフライトできるのか???
だからこそ、プロフェッサーはパリでの1泊を望んだのだ。
乗り継ぎなんて、アテにできないのがアフリカ便(特にギニア便なのかも知れないけれど・・・)。
しかし、何とかその乗り込んでいなかったとか言う人物は見つかったらしい。
どうせ、動くなといっているのにトイレにでも行っていたのだろう・・・
社会常識やルールなんて意味が分からないのだ、きっと。
こんなことを言っては失礼なのかも知れないが、
飛行機に乗ることができるくらいだからそれなりにお金を稼いでいるはずだ。
ギニアでは結構、上流のはずなのだ。
その人たちがこの為体である。
ギニアが発展しない理由はそこにもあるのではないか・・・
教育が足りないと言えばそれまでなのだろうが、言葉で言って通じない(間違いなく言葉は理解しているはずなのに)のは明らかに問題だ。
ま、とりあえずそんなこんなで、アフリカを発つのはホントに一苦労である。
うんざりするという言葉がまさにぴったり当てはまるのだ。
そして、飛行機が飛び立つ直前には機内に殺虫剤を噴霧して、仕上げ。
(こんな光景もアフリカならでは。同じマラリア流行地域のタイでもこんな事はなかった)
それでようやく、アフリカの地を離れることになったのだ・・・
乗務員の人もうんざりした顔をしていた。
(こんな感じ)
こうして、ギニアという国がどんどん信用をなくしていくのかと思うと、少し寂しい気持ちにもなった・・・
今日はいよいよギニア最終日。とはいえフライト時間は23:30。
それまで一体何をして過ごせばいいのか・・・?
ギニアは特にコナクリって観るべきとことは何もないのです。
海がきれいだとか、有名な美術館があるとか、きれいな植物園があるとか、すばらしい建築物があるとか・・・
そういったものが全くないのです。
昔の封建時代から植民地時代に突入し、独立したもののフランスから厳しい制裁を受けて文化というものが育たなかった国、ギニア。
だから、お土産も「これぞギニア」っていうものは皆無と言っていいかも知れない。
だって、ギニアっていったら何を思い浮かべますか?
オスマン・サンコンが関の山でしょ?
ちゃんとした地図もないし、ちゃんとした工業もないし、海は汚いうえに臭いし、町も汚くて臭い・・・
そして、何よりも昼間は暑い
出歩いていてもろくなことがない、というのがコナクリの町。
だから昼近くまでホテルにいて、ぎりぎりにチェックアウト。
そして、AirFranceの受付カウンター(空港まで行かなくても受付があるのです)でチェックインした後は、
中華料理を食べにいって、しばしそこでまったりと時間を過ごす。
ここの中華料理店は新しくて、クーラーが効いていて快適そのもの
料理も普通に美味しいし。
しかし、ず~っとそこにいるわけにもいかないから、買い物に・・・
でも、さっきも書いたけど、買うべきものってホントにないんです。
「これ欲しいなぁ」
って思わせるものが全くないし・・・
また、宿泊していたホテルに戻って、最上階のバーでビール飲んで、ここでもまったりと
しかし、ここはクーラーが付いていないので暑さに耐えかねてロビーへ。
そして、長時間ロビーで4人もの人間が過ごすわけにもいかないので、
(ロビーといっても5人が座れるぶんのソファーがあるだけだしね・・・)
部屋を借りることに・・・
プロフェッサーと僕はインターネットでメールチェック。
奥さんに確認しなきゃいけないこともあったのでメールも送って
(これはチェックアウトする1時間くらい前に送っておいたのですが・・・)
その返事を確認してやるべきことがなくなったので、あとはしばしネットでニュースを確認。
なにせ、1ヶ月くらい日本のニュースから離れていたので、
例えば、清原がオリックス入りしたのは今日のインターネットで知ったし・・・
(いつ入団を決めたの?)
1時間5ドルとかいわれたら、1時間は使っていないと損した気分になるから1時間くらいネットして、
その後部屋に入って、この文章を書いています。
現在、18時。迎えに来てくれるまで、1時間以上まだ残っているのです。
文化果つる都市コナクリ。あるのは混沌と何も生み出さない文化かな?
これがギニアだ、というものが生み出されるためには何が必要なのかと考えさせられてしまった。
さて、19時に迎えに来てくれたので、部屋を貸してくれたホテル・ロシェにお礼をいって、空港へ向けて出発=3=3=3=3=3
実は、コナクリ中心部から空港までの道が一番ひどいんです。
穴だらけなのはもちろんのこと、突然工事が始まって路線がなくなり(案内などは一切なし)、
対向車線に入るもしくは対向車が突然入ってきて、
「あ、工事なんだ」
という具合。
この道路、半分ハイウェイのような雰囲気になっていて路面状況さえよければ100km/h近く出しているのにこの状況。
しかも、まともに道路として機能していれば、片道2車線は確実にあるような道。
そこを横断していく人が大勢いる・・・
中央分離帯などは人が立っているし・・・「コワイ・・・」
そんな中を平然と運転手はランクルを走らせ、空港へ。
空港にはいると、しばしジュースを飲んで時間をつぶすことに。
22時にチェックすると言うことなのだけれど、20時前に着いちゃったから・・・
しかし、空港って人が集まるところ、しかも夜。
蚊が飛んでくるんです。マラリアが怖い・・・
(予防薬を飲んでいても抵抗性のマラリア線虫がいたら関係ないですからね・・・発病します)
22時前まで蚊にだけは刺されないように気を遣いながら過ごして、出国。
これまでお世話になったクルマ氏とはここでお別れ。
出国するときには、もちろん金属探知器のゲートを抜けます。
しかし、「ピー」ってならなくてもハンディタイプの金属探知器を体中に当てて調べます。
(信用してないのか?金属探知のゲートを・・・)
もちろん、手荷物はX線を通して調べます。
そして、やっと出国。免税店は一応あるのですが、ほんとに一応ある、という程度です・・・
飛行機に乗るまで何もすることがないのは、また同じ
でも、ここは空調が効いているのでまだ居心地がいい
しかし、蚊にとっても居心地がいいらしく、さっきより多い・・・「ぐえぇぇ~」
また緊張して時間を過ごす羽目に・・・
早く飛行機に入りたいという気持ちを逆なでするかのようになかなか始まらない搭乗手続。
やっと始まったと思った時間が、フライト予定時刻23:30の20分前の23:10頃。
ボードにはフライト定時と書かれてるが(手書き)、絶対に飛べるはずがない。
しかも、普通搭乗券を機械に通して
「はい、どうぞ」
(パスポートの提示を求められることはあるけれど)
なのに、ビリビリとチケットもぎりのように半券を手でちぎっては、
パスポートと照らし合わせて本人確認をした上で、
席を確認してメモをとって、とった半券を機械に入れている・・・
したがって、なかなか進まない。
飛行機は満席のはずで、219名の乗客が乗るはずなのだ。
(AirFrance AirBus330-200とかいう機体だったと思う)
「はぁ~、何やってんの」
さすがに普段は穏便な僕も(自分で言うのは何だけど・・・)切れそうになる。
しかも、アフリカのおばさんたちは平気で割り込んできて、
自分の順番になってからあっちこっちの荷物を開けだしてチケット探しをする始末。
「何やっとんのじゃ、コラ」
と思わず大阪弁丸出しで、怒鳴りはしないけど(できないけど)独り言をいってしまう。
(大体、手荷物が何でそんなに多いねん???訳解らんわ・・・)
失礼かも知れないけれど、
「ほんま、アフリカって腹立つところやわ・・・」
と思ってしまう。
長い間、大勢の人間が密集しているので、蚊も大喜びだったに違いない。僕も刺されたような気がする・・・
最後は気持ちの問題で、刺されているのかいないのか解らないけれど、何処かしらかゆい・・・「コワイ・・・」
そして、何とかチケットもぎりが終わって、滑走路を歩いて飛行機の近づくと、まずはパスポートの再チェック。
そして、タラップの前に机を出して、警備員が数名、手荷物チェックをおこなっている。
東京ディズニーランドの入口のような状態である。
大体、何回手荷物のチェックをして、パスポートの確認をすれば気が済むのか・・・イライラしてきます。
さっきのチェックはいったい何のためにやったのか、問いつめたい気持ちでいっぱいになる。
しかし、ここの空港のセキュリティチェックというのははっきり言って信用できない。
だからこそ何重にもチェックをしなければならなくなるのだ。
ここの空港に降り立ったときに、出国手続きも終わっていないのに出迎えに来ている人が大勢いると書いたと思う。
出国しない(フライとしない)人が国外にいることになっているのだから、いいかげんなものだ。
出国後の待合いロビーにも、なぜか見送りの人が来ていたし、搭乗口から人がロビーにドンドンは行ってくるし意味不明である。
そんなことだから、飛行機に乗る直前までチェックしないと、何が持ち込まれるか解らないし、誰が乗ってくるか解らない。
しかも、手荷物は普通1コまでとか、2コまでとか決まっていて、大きさも決まっている。
もちろん重量も決まっているのに、アフリカ(ギニア)の人ってあり得ないくらいの量の手荷物を持って飛行機に乗り込もうとするのだ。
「え引っ越し?」
って思うくらいの手荷物を持ってくるのだ。
だから、遅くに飛行機に乗り込んだりしたら自分の手荷物を入れるスペースがなかったりするのだ。
そんなこんなで、何とか飛行機の乗り込んだのが23時50分くらいだったと思う。
この時点で、余裕で定時のフライトから遅れている。
そして、、最後は乗務員による人数確認が待っている。
その前に、自分の席でもないくせに「ここがいいから」と勝手に座っているギニア人が多く、
あっちこっちで正規の客ともめていたりする。
意味分からない、言い争いでしょ?
そんなことだから、人数確認をしていても人がドンドン動いたりするから人数があわない。
機内アナウンスで、
「動かないようにして下さい」
といわれても、ドンドン動くギニア人。
「あほちゃうか。おとなしく座っとけや・・・」
って言いたくなりますよ、誰でも。
仕方がないので、最後は乗客名簿と半券を照らし合わせて、ちゃんと本人が乗っているかを確認している始末。
それだけではない・・・
最後には、搭乗手続をしているのにもかかわらず乗っていないという人間がいるという。
そんなことになったら大変である。
荷物は機内に積み込まれている。
荷物だけ積み込んで本人は乗ってこない・・・ってことはもしかするとその荷物には爆発物が入れられているかも知れない・・・
だから、そういう場合は例外なく積み込んだ荷物を全部出して、乗っていない人間の荷物だけはとりあえず飛行機から降ろすらしい。
そんなことになったら、いったいつにフライトできるのか???
だからこそ、プロフェッサーはパリでの1泊を望んだのだ。
乗り継ぎなんて、アテにできないのがアフリカ便(特にギニア便なのかも知れないけれど・・・)。
しかし、何とかその乗り込んでいなかったとか言う人物は見つかったらしい。
どうせ、動くなといっているのにトイレにでも行っていたのだろう・・・
社会常識やルールなんて意味が分からないのだ、きっと。
こんなことを言っては失礼なのかも知れないが、
飛行機に乗ることができるくらいだからそれなりにお金を稼いでいるはずだ。
ギニアでは結構、上流のはずなのだ。
その人たちがこの為体である。
ギニアが発展しない理由はそこにもあるのではないか・・・
教育が足りないと言えばそれまでなのだろうが、言葉で言って通じない(間違いなく言葉は理解しているはずなのに)のは明らかに問題だ。
ま、とりあえずそんなこんなで、アフリカを発つのはホントに一苦労である。
うんざりするという言葉がまさにぴったり当てはまるのだ。
そして、飛行機が飛び立つ直前には機内に殺虫剤を噴霧して、仕上げ。
(こんな光景もアフリカならでは。同じマラリア流行地域のタイでもこんな事はなかった)
それでようやく、アフリカの地を離れることになったのだ・・・
乗務員の人もうんざりした顔をしていた。
(こんな感じ)
こうして、ギニアという国がどんどん信用をなくしていくのかと思うと、少し寂しい気持ちにもなった・・・