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『一生役立つブッダの育児マニュアル 親の「どうしたら?」と子供の「どうして?」に答えを出します』

2016年04月19日 | 読書

【お釈迦さまの智慧に学べば子育てはここまで楽しくできる!
子供は、私の「何者」でもありません。子供は社会人なのです。一番立派なのは「地球の一人の人間である」という風に育てること。それができるなら、すごい人間になるだろうと思います。「あなたは地球に生まれてきた。地球の一員である。地球のおかげで生きているのだから、地球上の人に対して、地球上の生き物に対して、果たさなくてはいけない仕事がいっぱいあるんだよ」ということを教えてあげることができれば、それは一生役に立つのです。

「親の仕事はこんなに楽しい」「小学三年生からお坊さんへの質問」の2部で構成。アルボムッレ・スマナサーラ長老の講義をもとにまとめる。】

親の仕事は、立派な人間を育てること。両親は子供にとって最初の教師、先生。自分が教えることが、その子が死ぬまで役立つのです。最初の先生がいい加減な人だったら?

ただ怒って「ダメだ」と言っても子供は理解してくれない。先生というのは、そこを工夫して、どう言えばこの子が理解してくれるのかを考えて対応していく必要がある。

子供は、決して「私の私物」や「財産」ではないということ。自由な人間でいるということ。『自由にさせることが自分の仕事』だと理解して欲しいのです。子供は小さいときから独立して頑張ろうとしているのです。それを・・・・楽しく見ながら、ちょっとお手伝いをしてあげる。

子供は(親の)所有物ではなく、一人前の人間である。権利は平等である。生まれて、自分でしゃべったり行動したりできた瞬間から”社会人”なのです

親は何も訓練を受けてないのです。それなのにものすごく大事な仕事、世の中で一番大事な仕事を任されているのです。・・・・この世の中で一番難しい仕事を、まったく経験のない人に委託、任せているということなのです。・・・自分たちには子育ての経験もないし、訓練も受けていない、上手にできないということをよく覚えて、徹底的に勉強しなくてはいけないのです。どこで勉強するかというと、自分の子供からです。・・・「子供は大学です」

「愛情を捨てて慈しみで育てる」
「この子は地球の人間であって、自分のものではない」という慈しみで育てるなら、互いの信頼関係はずっと続いていくのです。

親の仕事は「子供の人格を形成すること」 

 

・・・というように、親の心構えや、どのように子供を教えたらいいか、子育ての秘訣など、親になる人のとてもいい教科書です。子育てに悩んでいる親はきっと心が軽くなることでしょう。子供と仲良くなれると思います。

親だけでなく、全ての大人には子供を育てる義務があるので(子供は親の所有物ではない。社会や全ての大人には子育てを助ける義務があります)、どの大人にも必読かも知れません。

私がPTAとか校長なら、これを使って勉強会を開くかも。
100ページほどで、文章も易しくて読みやすいです。


(とんでもない親?の事件を耳にすると、親になる前にこの本で「親講習会」を義務づけたほうがいい?と思ってしまいます。^^;)

星5つ 

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