バカ犬

ちょっとバカ犬になって、本音を言ってみたいと思いませんか?

政治屋による政治家系のための政治?

2007-08-29 | Weblog
参議院選挙の敗北で、一ヶ月あまりも何の音沙汰なく政治の「休暇」が終わって、安倍さんは内閣改造を行った。
しかし、任命された面々を見ると、どこかで見たことがあるなぁという古い顔のカムバックと、安倍さんのお友達といわれる人達の集団だった。勿論期待される新顔の、舛添さんは例外だ。

この面々から見えてくることは、なにか新しい日本を作るというイメージは全く湧いてこない。
参院選の大敗を反省したに過ぎず、「戦後レジームからの脱却」などとは程遠い。
名前をつければ、多くの問題への「対症療法内閣」だといえる。
将来の日本を見据えた、政治をやってくれそうには見えない。
「美しい日本」のグランド・デザインをするのは誰なのだろうか?

自民党人事も、全く政治家系のお仲間同士が並んだ感じだ。
安倍さん、麻生さん、石原さん、与謝野さんだ。

こうした人事を見ても、やはり、安倍さんの「頭の中にあるもの」が全く見えないというのが本当のところだ。
繰り返し、彼は「戦後レジームからの脱却」といっているが、戦後を全面否定して「どこに行こうとしているのか」、または「どこに戻ろうとしているのか」が鮮明ではない。彼の表現力のなせる業なのか?

絵空事のスローガンに過ぎないのか、それとも本当に「戦前の日本」に戻ろうとしているのかが分からない。何しろ、具体的に戦後のどれが問題だといっているのかが部分的にしか見えてこないからだ。
本当に戦後を彼は評価したのかといいたくなる。

もしかすると、彼の周りには本当のブレーンがいないのかもしれない。寂しいことだ。
結果として、冴えない内閣改造だという印象を持った。

今はとにかく、どういう政治を始めるのかを、しっかり見定める必要があると思う。

世襲政治家 :http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E8%A5%B2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E4%B8%80%E8%A6%A7

安倍総理の訪問とお供たち

2007-08-22 | Weblog
安倍総理の訪問とお供たち

前回の中東産油国中心の安倍総理大臣の訪問には、御手洗日経連会長を始とする、経済界のお歴々が150人以上くっ付いていった。油とオイルマネーに見せられてぞろぞろくと。

今度のインドをを含む東南アジア訪問では、またしても御手洗さんたちが250人以上くっ付いていった。落ち目の安倍さんの訪問だけでも、相手国はどう対応していいか分からない状況に加えて、こんなにぞろぞろくっ付いていって、相手先の対応もたいへんだったと思う。

実際的な経済的メリットはどうっだたかは分からないが、何だか遠い昔に日本の総理大臣にむけられた「エコノミック・アニマル」という言葉を思い出させる状況に見える。
あまり「美しい国」には見えないと思う。

国内的には企業と安倍さんの癒着が垣間見えるできごとだ。