私のプロフィールや主張、著書、連絡先は、ここをクリック
持続可能な緑と福祉の国をつくる会(仮称)のブログは、ここをクリック
IT革命によって物流革命が起こり、とくに「輸送の効率化」が図られることは間違いないでしょう。しかし、日本では3月16日のブログでお話したように、 「効率化」と「省エネ」の考え方が混同されています。
世界最高水準の燃費を誇る日本車や日本の省エネ型家電製品も、使用台数が増えれば、エネルギー総消費は増えてしまいます。技術による省エネは、 「上限を決めないかぎり、その効果は使用台数が増えることにより相殺されてしまうこと」 に気がつかなければなりません。
問題は社会全体を構成するさまざまなプロセスの「IT革命による部分改良」が、社会全体のエネルギー消費を減らすか、あるいは増やすかです。
具体的には、IT革命により、モノ・サービスの総量が減少して、大量生産・大量消費・大量廃棄の市場経済システムの物流を支えている車両、航空便、船便、鉄道便などの交通手段が政策やシステム変更あるいは社会的要請によって削減されたら、日本社会がどうなるかです。
市場経済システムのもとで環境問題を矮小化し、つねに経済の持続的拡大を志向してきた日本は、物流の総量減少に耐えられるでしょうか。
↓環境問題の本質を知り、「環境問題についての共通の認識」を形成するためにご協力を!それぞれのマークを1回クリックしてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます