Katou Ikuo Gallery

SKETCH & CROQUIS

旧岩崎邸庭園

2018-11-22 | スケッチ2018

今週の日曜日に控えている「東京を描く市民の会」の月例会「不忍池界隈」のスケッチ場所、状況の確認の為、再度 岩崎邸を訪れました。そして、せっかくなので 平日のみ描く事が許されている洋館正面を描いてきました。じつは この位置も「スケッチ不可」な場所で、もっと真正面から見える位置(券売所の横)で描かなければいけません。しかし、すでに描き始めてしまっていたせいか 今回は特別に見逃してくれました。ラッキーでした。(^^ゞ 外壁工事も終了して リフレッシュしたジョサイア・コンドル設計の西洋館は、午後の陽射しに眩しく輝いていました。

F4 2018/11/21


鶏頂山(栃木県)

2018-11-11 | 描き鉄の旅

今日は、東武鉄道の蒸気機関車「SL大樹」を描きに鬼怒川温泉へ行ってきました。鶏頂山を背景に入れられるベストな場所を見つけました。鶏頂山は、栃木県の象徴的な山でもある高原山に属しています。天気も良く 紅葉の色づいた山々をクッキリと見る事が出来ました。「大樹」の名の由来は、日光東照宮から連想される「将軍」の別称であり、また 同じ東武グループの東京スカイツリーも深く関わっているようです。このSL復活プロジェクトは、機関士や機関助士、SL検修員の運転技術や整備の教育、乗務員の養成など 幾つもの訓練を乗り越えて たどり着いた事業なのです。C11形機関車も、JR北海道から借り受けました。前照灯が2つあるのは、北海道は、霧が多く発生するためだそうです。この2つのヘッドライトから「カニ目」の愛称で親しまれるようになりました。SLが一生懸命に走る姿は、いつ見ても感動してしまいます。そして 大変だとは思いますが これからも SLの鉄道技術を後世に伝承してもらいたいと思いました。

F4 2018/11/11 C11 SL大樹 鬼怒川温泉-東武ワールドスクウェア 間)


上野大仏

2018-11-04 | スケッチ2018

昨日に続き上野公園スケッチです。 2枚目は、上野大仏を描きました。そう、上野にも大仏があるのです。残念ながら顔だけですが・・・。経緯は大正12年の関東大震災により仏像の頭部が落ち、さらに第二次大戦の時には 軍の供出令により身体部分を失い、現在では顔面部のみがレリーフとして保存されている状態です。幾多の悲しい災難を乗り越えた大仏の顔をよく見ると、頬に涙の粒のような跡が見られます。現在では、「これ以上落ちることはない」という思いから受験合格にご利益があると言われるようになりました。また、同敷地内に建てられたパゴダは、釈迦がいなくなって以来、「釈迦に代わるもの」、「釈迦の住む家」という意味があるそうです。今回は、売店の横から描きましたが、ここから描くと 大仏の後方に「時の鐘」が入る構図になり ちょっと感動しました。

F4 2018/11/04


旧寛永寺五重塔

2018-11-03 | スケッチ2018

今月25日()の「東京を描く市民の会」の月例会「不忍池界隈」では、僕が幹事を務める事になっています。そこで今日は上野公園のスケッチポイントを散策してみました。先ずは五重塔です。この塔は、高さ約36メートルの立派な塔で 上野動物園の中から見るのが一番良いのですが、今回は上野東照宮側から柵越しに描いてみました。そもそも上野東照宮の塔として建てられたものですが、明治時代に施行された「神仏分離令」により寛永寺の管理下に置かれました。なぜならば「塔」というものは、釈迦の遺骨を納める仏教文化を表す建造物だからだそうです。そして 現在では東京都の管理下に置かれているため、名称に「旧寛永寺・・・」と付くようになりました。

F4 2018/11/03