あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

11月30日 リヤカー使い

2016年12月28日 | 日記
 おもちつきに使う薪になる端材を取りに製材所に向けてまつくり選抜隊が出発。他のチームは犀川でゴミ拾い(クリーンキャンペーン)。しばらく大通りを並走して進み、御影橋で分かれる。



 ここからはお泊り保育でいった粟津湯を目指し、しっかり覚えているまつくりさんたちの足取りも軽い。粟津湯を越えるとまもなくで製材所に到着。ご挨拶をして早速端材を持ってきた段ボールに詰め込む子ども達。餅つき用の薪替わりの端材だが製材所のおじさんは工作用にも使えるぐらい小さくきれいに切ってくれたものもあり、「これ、剣作れるかも・・・」「これは車になるかも・・・」と大工さんを想定する子も・・・。



 子どもたちの協働作業で大き目の段ボール箱4箱に満タン詰込み、あゆどんの棚製作用に長い木材もいただき、おじさんにお礼を言って製材所を出る。

 「おもた~い・・・」。

 行きはよいよい帰りは重い。ひっぱり用にロープとフープを持参してリヤカーの牽引に二人がそれを使って引っ張り、リヤカーの先頭の棒を押す子、後ろから押す子とバランスを保って動かすのは結構難しい。「いたっ!」と、急に止まって脛をぶつける子もいて前と後ろで喧々諤々の騒動。

 一旦途中の公園で仕切り直し。水筒飲んでゆっくり休憩・・・のつもりが、鬼ごっこしよう・・・と弾けまわるこども達。あんなに重たい、とぶつくさ言って、喧嘩しまくっていたのにねえ・・・・笑。



 当初はゴミ拾いのクリーンキャンペーン隊と御影橋で合流する予定だったが、時間的にタイトなので向うのチームに連絡を入れて、新橋経由で幼稚園に戻ることに・・・。

 思い切り身体を動かした休憩を終えて、リヤカーのポジションを自分たちで替えて再度出発。今度はだいぶいい感じ。輪っかに入った「トナカイ」さんを自称する子らはロープがたるまない様に、先頭の棒を押す子は上げ気味に後ろから押す子は抑え気味に・・・・。自分勝手に独り相撲では動かせないし動かない。そんな感覚を掴んでいく、格好の「お仕事」でもあるリヤカー運搬。どうすれば楽に運べるのか?全員の連携動作が必要になってくることに少しづつ気づいていく・・・。

 一輪車使いは昔から上手なこどもたち。チームで動かすリヤカー使いも徐々にうまくなって、いいバランスで白菊町の細い街並みを進んでいく。道行く人にも「えらいねえ」と声をかけられ自信もついてきたまつくりさん。振り向けば後ろから車が数珠なり・・・ということもあったけど、こういう時の運転する人もクラクションをならさずに笑顔で見送ってくれ、なんだか街が優しく見える・・・。



 犀川神社で再び休憩を入れてついでにお参りもして、あとは一気呵成に幼稚園に戻る。

 園に戻れば大工用に使うものと明日の餅つきで薪として使うものと選別して、リヤカーを畳んで物置に片づけてリヤカーチームはこれにて解散。お昼時間を超えていたけれど、どの子も自信に満ちた満足げな顔。

 明日の餅つき、これでばっちり、大丈夫! 重たいお仕事、お疲れ様でした・・・・。

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