夏への扉、再びーー日々の泡

甲南大学文学部教授、日本中世文学専攻、田中貴子です。ブログ再開しました。

きなこのきょうだい、続々登場

2009年02月15日 | Weblog
 二月は、私学の教員にとって「地獄の季節」である。二月初旬から入学試験とその業務があり、休みナシ。続いて卒業論文と修士論文の査読と口頭試問、大学院の後期入試、その他会議たくさん、と、例年のことながら疲弊の極地である。大学は研究と授業だけしてればいい、などと思っている人は、まだ意識が明治時代にとどまっているといってよい。
 ほぼ蟹工船、あるいは自衛隊の強化合宿のような日々で、今年は甚だしく体調をくずしてしまった。そのあいまに原稿を書く。お給料が保証されていることのありがたさはもちろんあるが、お給料でさえ今後どうなるかわからない。ポスドクや非常勤でつないでいる方々は、専任にさえなれば何か変わると淡い期待を抱いているかもしれないが、専任とて現状は厳しいよ。
 で、今、はなはだしく人間嫌いの状態である。「人あたり」したという感じであろうか。もともと、私はあまり人がたくさんいる場所は苦手で、近年はパニック障害も持病となったので、人混みや満員電車は避けている。
 こういったときに、力になってくれるのが猫たちである。なにしろ、猫との同居は幼稚園生以来四十年以上に及ぶので、なまじ人間よりやすらぐ。猫が必ずしも「癒し」(この言葉は好きではないが)のためにだけ存在するのではないにしても、愛玩動物として人間が無理矢理改造してしまった彼らは、それなりのケアと、人間社会における役割があるはずだ。
 もちろん、私にとっては友であり、家族であり、子どもである。
 ところで、きなことともに育ったトトくん(ブルーのエキゾチック)のおとうさんのブログを見ていたら、共通の父親(猫のね)を持つ猫さんの家族のかき込みが見つかった。そして、あの写真集出しまくりの「めめ」ちゃんも、きなこと父を同じうしている。
 ということで、今回は裁判員制度について書こうと思ったのだが、力が続かないので、きなこの最新映像を公開してお茶を濁すことにした。ただし、このブログは私の身辺雑記なので、きなこやくりこの動向を写真でお伝えすることはめったにないことを付け加えておきます。