サラリーマン時代はレコードを聴く時間が限られていて、退職すればいつでも自由に聴けるなんて思っていたけれど、「いつでも・・・・・・」となると不思議な事に、積極的に聴かなくなる。
どうだろう~、1週間~10日に2回ほど、それも2時間位かな、しかも半分は寝ている(笑)
こんなことでは「耳」が錆びてしまうと思い、Daysへ。
ここ暫く聴いていなかった?TALES OF ANOTHER’を掛けて貰おうと持参した。
大好きな一枚ですね。
パーソネルは、リーダーのGary Peacock(b)、Keith Jarrett (p)、Jack DeJohnette (ds)
1977年録音。
ピーコックのリーダー作ですが、キースを見直したアルバム。
ドラマティックな演奏が続くB面(TrilogyⅠ~Ⅲ)を。イマジネーション豊かなキースのプレイは圧巻の一言ですね。鳥肌ものですよ。
で、マスターが徐に取り出した一枚がコレ。DaysでECMが流れるのは珍しいですよ(笑)。
R・バイラークの?ELM’。これも定評あるアルバムですね。
パーソネルは、バイラーク(p)、G・ムラーツ(b)、J・ディジョネット(ds)。
1979年録音。
ただ、残念ながら自分は‘EOM’と?HUBRIS’の二枚しか所有していなく、聴くのはひょっとして初めて?かもしれない。
いゃ~、これもイイですね~ 「B・エバンスの再来」として一時、評判になったバイラークのハードでテンションの張ったプレイが聴きもの。
ところで、この二枚、同じECMなのに「音」が微妙に違う事に自分もマスターも気が付きました。
少し前にカートリッジのスタイラスを44Gから44-7に変更したそうで、その影響かもしれません。
そこで、自宅に戻ってちょっと調べてみると、?TALES OF ANOTHER’はNYで、?ELM’はドイツのLudwigsburgで録音されている。
同じLudwigsburgで録音された?HUBRIS’を聴いてみました。やはり、?ELM’と同様にpにブライト感が出ています。プレイヤーの違いというよりも、これは録音の違いによるものですね。
なお、?TALES OF ANOTHER’のA面をついでに聴き直しましたが、B面に比べややマイルドですが、勝るとも劣らぬ名演ですね。
いずれにしても、この2枚、文句なしの「名盤」!ですよ。