「炎を越えて 新宿西口バス放火事件後三十四年の軌跡」 杉原美津子 2014/7 読了 ☆☆☆☆
一九八〇年、新宿西口バス放火事件。死者六人、無差別犯罪の原点ともいわれる事件です。著者は全身火傷で瀕死となったにもかかわらず「犯人だけが悪いのか」と問い、獄中の加害者に面会します。しかも、認知症の夫を看取った後、事件の輸血がもとでC型肝炎から肝臓がんになり余命宣告――。この過酷な人生を問い直すさまを取材したNHKスペシャルは大反響、石原慎太郎氏も激励の手紙を寄せられました(本書に収録)。心の傷のカサブタを剥いで考え続ける著者に圧倒されます。人生の深淵に触れたい方に。(担当編集者)
図書で4冊借りる
「本の雑誌 9月号」
「暗い越流」若竹七梅
「11日間」リー・カーペンター
「ガットショット・ストレート」ルー・バーニー
一九八〇年、新宿西口バス放火事件。死者六人、無差別犯罪の原点ともいわれる事件です。著者は全身火傷で瀕死となったにもかかわらず「犯人だけが悪いのか」と問い、獄中の加害者に面会します。しかも、認知症の夫を看取った後、事件の輸血がもとでC型肝炎から肝臓がんになり余命宣告――。この過酷な人生を問い直すさまを取材したNHKスペシャルは大反響、石原慎太郎氏も激励の手紙を寄せられました(本書に収録)。心の傷のカサブタを剥いで考え続ける著者に圧倒されます。人生の深淵に触れたい方に。(担当編集者)
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