いつからだって演劇三昧

50歳で早期退職して演劇生活を始めてしまいました。

「トランス」 鴻上尚史

2005-11-25 00:24:25 | Stages
まだ本公演の熱も覚めやらぬ今日
新宿紀伊國屋ホールで
「トランス」を観てきました。
以下ぴあの紹介文より

鴻上尚史の傑作戯曲。1993年に初演した3人芝居で、鴻上の演出にようる再演以外にも様々な演出家が上演をしている。昨年、現代版“トランス”として「ハルシオン・デイズ」を上演したが、今年、9年ぶりに鴻上自身が新演出で本家本元の「トランス」を再演。
それも、今回は20代俳優による<youth ver.>と30代俳優による<elder ver.>の2バージョン上演される。全く同じ演出なのか、それとも異なるのか、ぜひ2本とも観てみたい
§あらすじ§
精神科医を開業している紅谷礼子、彼女の患者としてやってきた高校の同級生であり、元恋人の立原雅人、そして、新宿2丁目オカマバーで働いている後藤参三。この3人の同級生が偶然にも再会を果たす。
後藤は紅谷の病院に入院した立原を献身的に看病する。やがて、精神を病む立原の妄想に紅谷と後藤が巻き込まれていくが…。
悩みながらも誰がを必要とし、必要とされることを求めつづける“孤独の愛”をめぐる物語。

私はelder versionを観たのですが、おもしろかった!
「トランス」も「ハルシオン・デイズ」も本では読んでいて、
いつか自分でもやってみたい脚本だなあと思っていました。
今回の公演はそれほど期待もせずに
どんなんかなあ、と何気なくチケットを取っておいたものです。
出演の3人の役者さん
松本紀保/みのすけ/猪野学
についてもほどんど予備知識がありませんでしたし。
ストーリーが進むほどに引き込まれていきました。
3人ともうまい!
「愛」を求める孤独な人間たちのひたむきな姿に
不覚にもうるっときてしまいました。

そうそう、終演後
鴻上さんが出口のところにいらして
握手していただいちゃいました。

こうして舞台を観るたび思います。
今は「こっち」にいるけど
いつかはきっと「あっち」にいるぞ、って。
おもしろい舞台を観ると「いいなあ」「悔しいなあ」と思ってしまいます。

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