赤ん坊の1年の間の成長は目覚ましいものがあります。
おぎゃあ、と泣くことしかできなかったのが、1年で立って歩くんですからね。
それからさらに1年かそこらでしゃべれるようになるんですから。
昨日まで動けなかった子が寝返りした時の驚き、
ふと眼を上げると立ち上がって笑っている姿を見たときの感動、
思い出すだけでドキドキします。
「子どもは3歳までに親孝行をすべてしてしまう」という言葉があります。
親たちは「子育てって大変」と口では言いながら、すばらしい感動を毎日子どもからもらっています。「子育て」というよりは子どもに「親」にしてもらっているのです。
人間がこんなにものすごいスピードで発達する時期は他にはありません。
ある程度の年齢になると、
もう自分には成長なんかなくて、あとは老いていくだけだ、
とふと思うことがあります。
もちろん、知力は別とわかっていても
確実に体力や記憶力や意欲は衰えていきますから。
1年前に演劇の養成所に入ったとき、
巻き舌ができなくては俳優になれない、と言われ内心ショックでした。
舌恨が固いと口の中がリラックスできないから、と。
40数年間できなくて、私は一生巻き舌はできないのだと思いこんでいたのに。(若い頃スペイン語を勉強してみようと思ったとき、自分は巻き舌ができないことに気づき、あきらめました)
巻き舌なんかできなくても日本で生活するのになんの支障もないし、
幸い英語に巻き舌はない。
それが、50になろうという今になって
巻き舌ぁ?
「毎日やればだれでも出来るようになります。」という言葉に半信半疑ながら、とにかく毎日通勤途上でやってみました。
「40数年ピクリとも動かなかった舌が動くはずがない」
と半ばあきらめながら、
「でも、ひょっとして」と思いつつ。
そうしているうちにある日、いつもと違う感覚を舌に感じました。あれっ?なんかちょっと動いたみたい。微かな震えを舌先に感じたときはびっくりでした。それからほんのわずかづつ出来るようになりました。
でも、この間養成所のレッスンで、
「1年もたってるのに、そんなじゃダメですね。
前に全然動かなかったとしてもダメです」
という無情なお言葉。
(ちくしょー!)←失礼!
ところがつい数日前、気が付いたら長く続けてできるようになって、
「ありゃぁ?できるじゃん!」
いくつになっても新たにできるようになることはあるんだなあ、
と改めて納得もし、安心もし、励まされもした次第です。
ひょっとしたら、
今は「あいうえお」もろくに言えない自分に
「ちくしょぉ!」(←だから、言葉が悪いから)
と悔しがりつつ、
続けていったらきれいに言えるようになれるかもしれないし、
ひょっとしたら、50を過ぎても俳優になれるかもしれない、かも。
と、「巻き舌」というささやかなことに希望を見出しちゃったりしているわけです。
もうひとつ、この間のレッスンで、
「思ったことがすぐ顔に出ますね。」と言われ、
「あちゃー、ばれてるよ。」と思ったら
「それは役者にはいいことです。」と言われ、またまたびっくり!
だって、この感情がすぐ顔に出るのは
子どもの頃から自分でも困ったもんだ、と思い、
直さなくちゃ、と思ったこともあったのです。
いつもニコニコしている人を見ると、うらやましいような、信じられないような、
どうしてそんなふうにできるのかなー、と思っていましたから。
でも、実はある時からは
「ま、怒ってる時は周りの人にすぐわかるから警報になっていっか。」
なんて自分に都合のいいようにとったりしていたのです。(←だから、開き直りだって!)
新しいことを始めるのに、遅すぎる、ということはありませんよね(!?)
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おぎゃあ、と泣くことしかできなかったのが、1年で立って歩くんですからね。
それからさらに1年かそこらでしゃべれるようになるんですから。
昨日まで動けなかった子が寝返りした時の驚き、
ふと眼を上げると立ち上がって笑っている姿を見たときの感動、
思い出すだけでドキドキします。
「子どもは3歳までに親孝行をすべてしてしまう」という言葉があります。
親たちは「子育てって大変」と口では言いながら、すばらしい感動を毎日子どもからもらっています。「子育て」というよりは子どもに「親」にしてもらっているのです。
人間がこんなにものすごいスピードで発達する時期は他にはありません。
ある程度の年齢になると、
もう自分には成長なんかなくて、あとは老いていくだけだ、
とふと思うことがあります。
もちろん、知力は別とわかっていても
確実に体力や記憶力や意欲は衰えていきますから。
1年前に演劇の養成所に入ったとき、
巻き舌ができなくては俳優になれない、と言われ内心ショックでした。
舌恨が固いと口の中がリラックスできないから、と。
40数年間できなくて、私は一生巻き舌はできないのだと思いこんでいたのに。(若い頃スペイン語を勉強してみようと思ったとき、自分は巻き舌ができないことに気づき、あきらめました)
巻き舌なんかできなくても日本で生活するのになんの支障もないし、
幸い英語に巻き舌はない。
それが、50になろうという今になって
巻き舌ぁ?
「毎日やればだれでも出来るようになります。」という言葉に半信半疑ながら、とにかく毎日通勤途上でやってみました。
「40数年ピクリとも動かなかった舌が動くはずがない」
と半ばあきらめながら、
「でも、ひょっとして」と思いつつ。
そうしているうちにある日、いつもと違う感覚を舌に感じました。あれっ?なんかちょっと動いたみたい。微かな震えを舌先に感じたときはびっくりでした。それからほんのわずかづつ出来るようになりました。
でも、この間養成所のレッスンで、
「1年もたってるのに、そんなじゃダメですね。
前に全然動かなかったとしてもダメです」
という無情なお言葉。
(ちくしょー!)←失礼!
ところがつい数日前、気が付いたら長く続けてできるようになって、
「ありゃぁ?できるじゃん!」
いくつになっても新たにできるようになることはあるんだなあ、
と改めて納得もし、安心もし、励まされもした次第です。
ひょっとしたら、
今は「あいうえお」もろくに言えない自分に
「ちくしょぉ!」(←だから、言葉が悪いから)
と悔しがりつつ、
続けていったらきれいに言えるようになれるかもしれないし、
ひょっとしたら、50を過ぎても俳優になれるかもしれない、かも。
と、「巻き舌」というささやかなことに希望を見出しちゃったりしているわけです。
もうひとつ、この間のレッスンで、
「思ったことがすぐ顔に出ますね。」と言われ、
「あちゃー、ばれてるよ。」と思ったら
「それは役者にはいいことです。」と言われ、またまたびっくり!
だって、この感情がすぐ顔に出るのは
子どもの頃から自分でも困ったもんだ、と思い、
直さなくちゃ、と思ったこともあったのです。
いつもニコニコしている人を見ると、うらやましいような、信じられないような、
どうしてそんなふうにできるのかなー、と思っていましたから。
でも、実はある時からは
「ま、怒ってる時は周りの人にすぐわかるから警報になっていっか。」
なんて自分に都合のいいようにとったりしていたのです。(←だから、開き直りだって!)
新しいことを始めるのに、遅すぎる、ということはありませんよね(!?)
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