かながわハーブナーセリー園主のブログ ハーブと暮らす365日

横浜市泉区のハーブ専門のナーセリーです。ハーブ苗、食用ハーブの生産をしています。kanaherb.web.fc2.com

三渓園 観月会

2007年09月26日 20時14分41秒 | その他
に行ってきました。当日の天気ははあいにくでしたが・・・
三渓園に行くのは初めて。ガーデンデザインの勉強をしていたときに越川先生に率いられて本牧の高級住宅街を練り歩いたときに近くまで行ったけどそれっきり。
夜の園内は必要最低限の灯のみで庭の様子はよく分からず
遠くライトアップされた五重塔らしき建造物を目印に進む。
この日は琵琶演奏会が行われていて、楽器の音色に吸い寄せられるように会場へ。
最初に聞いた演目は(おそらく)木曾義仲と巴御前を題材にした弾語り。秋の夜、虫の音、琵琶の音、う~ん風流ですな~
次に琴と琵琶の共演で、華の散るさまを題材にしたというインスト曲を披露。演奏が始まると出来過ぎのタイミングで月が顔を出す。ナイス演出
和楽器の音色は(良い意味で)情念的で、会場の深い闇の中に溶け込むような素晴らしい演奏でした
その後、散策したりお抹茶を頂いたりして園を後に。
好き嫌いがはっきりするイベントかもしれないけど、僕は好きだな~こういうの

保土ヶ谷 DINGO

2007年09月24日 19時22分58秒 | サッカー・フットサル
保土ヶ谷で
最近、いつも試合前のアップで鬼コーチ(#9’)にシゴかれる
今回は特に左足シュート精度向上を目標に特訓
他の皆が休憩中に特訓をうけるので異常につかれる。
いきなり右足みたいに蹴れたら苦労しませんよコーチ・・・

次回は3チーム対抗戦(予定)なので今から燃えているのです

「光の帝国」 恩田陸

2007年09月22日 00時54分25秒 | 
タイトルだけみると宗教関係?と不審に思われるかもしれませんが、そんなことはないので安心下さい

恩田陸は「ドミノ」くらいしか読んだことがなかったのだけれど、カバー裏の紹介文に惹かれて購入。
この物語、「常野」と呼ばれるところから来た特殊な能力(予知や千里眼といったもの)を持つ人々を主人公にした短編集からなる。
といっても、アニメや映画のヒーロー物のように特殊な力をつかって悪に挑む!的なストーリーではなく、むしろ能力を持つことを隠しながら日常の中でひっそりと暮らす「常野」の人々の姿を描いている。
この「常野」一族を軸に時代や場所をかえながら物語は展開するのだが、それぞれの短編が絶妙にリンクしていておもしろい
やわらかい文体にのせて人の業や善と悪といったものを織り交ぜて紡がれていく素晴らしいストーリー(嗚呼うまく表現できなくてもどかしい・・・
大好物です

評価:(5点満点)


「正義のミカタ」 本多孝好

2007年09月21日 21時36分09秒 | 
本屋さんをふらふら歩いていてジャケ買いした本。
本のタイトルと表紙デザイン(子供がヒーロー風の格好でキメてます。)から、松本大洋の「ピンポン」主人公の一人、ペコを勝手に想像して中身もろくに確認せずに購入。
うむうむ、きっと熱血系主人公が肉体的・精神的に成長しながら悪にたちむかっていくのだな(このへんの安易な想像力は年ジャンプの正義!友情!勇気!の刷り込みによるものと思われる)と読み始めるが、いきなり主人公のダメっぷりに腰砕けになる

しかし、文章のテンポがよくサクサク読み進む
序盤~中盤は予想通り?の主人公の成長物語としてストーリーが進むも、中盤以降主人公が慕う間(はざま)という人物が登場してから物語の展開が変わってくる。
それまでは表面的(勧善懲悪的)な行動をともなう「正義」に憧れていた主人公が、間との出会いを機に「正義とはなんぞや?」という内面的・観念的な葛藤にゆれるようになる。そしてそれは、それまで信じていた「正義」への疑問へとなり・・・

この本で作者が意図したのは、単純な勧善懲悪ストーリーで読後感すっきり♪というものではなくて「正義ってナンだ?」と読み手に疑問を投げかけ、考えさせる、そこにあるのでなないかと思う。

評価:(5点満点)