and SOROR のブログ

ジョン・ウッド&ポール・ハリソン「説明しにくいこともある」

今年初の「ミュージアムへ行こう」

朱晶さんは既に数カ所行っているにもかかわらず、
書いてくれなーい。

なので私が最初になっちゃったよ。
いいのか?私のひらべったーい感想で。

でも、中には
「ひらべったーい感想、楽しみにしてる」とか言ってくれちゃう
間違った方向にマニアな方もいらっしゃるので
そんなこと言われたら、調子に乗っちゃう!

ま、いろいろ気にせず行きましょー!

さて、私、TONの今年初のミュージアムは
(正確にはギャラリーでしたが)

東京です!

お江戸です!

ブイーンと行っちゃいました。
飛行機で。



これに乗ります☆

的な写真。

でもこれ、もう飛行機への通路みたいなとこにいるので
(パッセンジャーボーディング・ブリッジというらしい)
これには乗っていない、紛らわしい写真。
しかもちょうど指してるところは、車な。


「コレ絶対見に行く!」って作品、
私にしては珍しい。
しかも飛行機に乗ってまで見たい作品なんて。

それが、コチラ。


ジョン・ウッド&ポール・ハリソン
「説明しにくいこともある」

この名前、聞いたことある方もあるかもしれません。

英国を拠点に活動する
映像作品を作るアーティスト。

以前NHK Eテレの番組「2355」でも作品が紹介されていました。

このブログでも出てきたことがあります。
(参照 2014年5月9日のブログ)
↑この時にも書きましたが
彼らの作品に出会ったのは大学生の時。
ニューヨークのギャラリーで。

無表情のおじさん(当時はそんなにおじさんでもなかったはずw)2人が
淡々と実験のようなことをしているような映像で
朱晶さんと2人、釘付けになりました。
見ているうちに、だんだん引き込まれて
面白いわ、滑稽だわで笑えるのだけど
空間や映像の「間」、色の使い方など
センスが良くて、非常に印象に残った作品でした。

実は私、映像作品って苦手なんです。
大学は「映像造形学科」だったくせにねw
映像作品って、理屈っぽくなるものが多い気がして
理屈ばかりが先行して、作品として「魅せる」ものがなかったり
高尚な理屈でも、それを理解できるまでの過程が
映像的に退屈だったり
せっかく最後まで見ても、理屈が伝わらなかったり
オチが納得いかなかったり・・・
「わからん・・・」とかなることが多いのです。

それが、彼らの作品はとても明快。
映像としてもリズム感よく、スピード感と「無」の緩急が心地よい。
単純に面白い。
でもそこに、ユーモアがあり、
さらにその向こうに思想をちゃんと感じる。
作る過程の思考を感じさせる。


その、ジョン・ウッド&ポール・ハリソンの
日本初の大規模な個展

となると、ほら、行かなきゃいけないでしょ?


もうね、見応えありまくりでした。

いきなりから、十数年前にニューヨークで見た作品があり
久しぶりに、そして改めて、笑う。

1993年の作品から2015年の作品まで
ボリュームも満点。

全ての作品を、ほぼ見てしまった。

「ほぼ」?

いや、ほら、映像作品なんでね
作品点数は20点ほどなんですけど
見るのに時間がかかるのよ。

短い作品だと40秒ってのもあるけど
長い作品になると33分40秒、とかw
(49分40秒というのもありましたが
 こちらはオムニバスっぽくなっているので
 分割されて流れてました)

なので、隣の作品と同時に見る、とか
まぁ、これぐらいでいいか、とか
ある程度諦めないと、全部見てられない・・・

それでもかなりじっくり見ました。
そんなに広くないギャラリーに
13時前に入って、
出た時はもう15時を過ぎていたような。

会場を出た時は
必死に映像見すぎて、目がカラカラ。
思考使いすぎて、脳内がカラカラ。

でもニヤニヤ(危ない危ない!!)



どんな作品って?

いや、これが・・・
作品展のタイトル通り
「説明しにくいこともある」のです。
非常に説明しにくい。
説明したっておもしろさ、伝わらないし。

気になる方は検索してみてください。
この作品展用の動画とかもありますので。
ちなみにコチラは作品展のダイジェスト
https://www.youtube.com/watch?v=FXeDGlxmzeE

最初の方の、二人三脚でボール避けてるのは
ニューヨークで見た作品のひとつ。

後ろの方の、コロコロの椅子で
コロコロしてるのは
トラックの荷台の中だそうです。


今回初めて、いつごろにどういう作品を作っていた
というのを見ながら作品を見れて
その時その時で何を想い、作品に向き合っていたのか
少し知れたのは面白かったなぁ。
一時期「あれ?」という時期もあるのだけど
1番新しい作品が、それを越えた感じがあって
初期とは違う面白みが、グッとツボにはまり
これから先の作品も楽しみだなって思えて
いや、もう、満足、満足、満腹です!

行ってよかった!

行けてよかった!

ありがとう!

ありがとう!!


なんか、チラシが4種類もあったので
全部もらってきた。

説明しにくい作品の
説明のつかない写真。
でも作品を見た人にとっては
この写真だけで「グッ」とくる!


左下の作品が好き。
たまらない。
ニヤニヤできる。


一番左の作品が好き。
笑える。
なんでこんなことしたのか、笑える。


左から二番目の作品。
えぇ、最後まで見て、満足しましたとも!
分かっててもね!


右上2枚のシリーズ。
もうこれでもか!ってぐらいのボリューム。
地味に笑えるのが結構好きかもしらん。


と、意味のわからないチラシレビューでした。

あぁ、近かったらもう一回行けるのに。
いや、もう何回か行ってるかもしらん。

2016年のミュージアムへ行こう。
うん。いいスタートだぃ!

コメント一覧

TON
SHO-1さんへ
ピ〇ゴラス〇ッチの人間版ね(笑)
実験映像っぽく見える辺りは確かにそんな感じですね。

期待に応え
期待を超え
期待をスルー
このバランスが非常に上手いです。
SHO-1
まあ、おもろいわなぁ
って、失礼なタイトルで
すみません(笑)

 映像を今 初めて見ました。
なんか、あの「〇タゴラ〇イッチ」の
人間版ですね! 次、ナニが起こるんや
的な・・!

 期待して、それに応えてくれるのは
やっぱ、カ・イ・カ・ン!!ですよね!
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