内容(「BOOK」データベースより)
浅草の一角で、町並みに溶け込むかのように佇む栗丸堂。最近店を継いだ若い主人の名は栗田仁という。精桿にすぎる容貌で、どこか危なっかしいが腕は確かだ。とはいえ、店の切り盛りは別物で。心配した知人が紹介したのが葵だった。若い女性に教わるのを潔しとしない職人気質の栗田。だが、葵との出会いが、栗田の和菓子を大きく変えることになる。和菓子のやさしい味わいがもたらす、珍騒動の数々。下町の温かさ、そしてにぎやかさに触れるひとときをどうぞ。
この土日は珍しく熱を出してベッドで過ごしていたので2巻まで一気読みしちゃいました。
こんな時に読むにはちょうどいい軽さというか。
前回の「朱鳥の陵」みたいなのはこんな時には合いませんもんね(笑)
でも軽い読み物ながらとても楽しく読めました。
大好きな和菓子が主人公でもあり、物語の主人公である栗田も、謎の美人葵ちゃんも、ほかの登場人物たちもみんなそれぞれに魅力的で。
この本、漫画みたいな表紙や口絵でかえって損してるんじゃないかなぁと個人的には思っちゃいました。
ワタシ自身この表紙で最初はスルーしかけましたもん。
でも和菓子に惹かれてあらすじを見たら面白そうだったので買ってみたわけですけどね。
あの漫画みたいな絵で購買層を狭めてしまっているよな気がしました。
大きなお世話かもですけど。
でもほんと、楽しく2巻まで読んでしまいました。
今日はこれからお気に入りの和菓子屋さんの桜餅を買いに行こうと思ってます。^^