つれづれなるままに日暮らし

時々の我が家の庭の様子・心思ったことをつづっています。更新はかなりいい加減です。

大人の遠足♪

2009-08-17 | 札幌市緑花園芸学校
8月8日緑花園芸学校の実習の一環として1日バスツアーがありました。
密かに私たちは”大人の遠足”と楽しみにしていました。藻岩山から札幌全市を眺み、円山・植物園から、明治から今までの札幌の植物の変遷を垣間見ようという趣旨だったように思います。専門のガイドの先生も同乗してくださり、色々園芸のことはもとより興味ふかいお話しも聞くことが出来、とても有意義な1日でした。

藻岩山山頂は残念ながらガスがかかっていて、よく景色は見えなかったのですが、
明治2年北海道開拓使「島義勇(よしたけ)」は着任そうそう、この円山にのぼり札幌の街づくりの構想を練ったそうです。その話を聞いてから改めて札幌のまちをのぞむと、感慨深いものがありました。
円山公園


円山の散策路に残る円山養樹園時代の名残の杉だそうです。養樹園は、明治13年、今の坂下グラウンドの横あたりに、札幌に適した樹木を調べるために作られたということ。その後明治34年には旭川神楽に移転したそうですが、大きな樹木は残ったというわけなんでしょうか。
円山にこんな散策路があるの長年すんでいるのに知りませんでした
えぞリスの餌場もあり、私たちが通った時も可愛い姿見せてくれましたよ。



円山公園内で一番大きな桂の木。
何年か前の台風で倒れた桂の倒木もあり、あの時の台風はほんとに凄かったんだなあと改めてかんじました。

植物園


今一番我が家の庭にほしいと思っているエリンジウム・プルナム・フルエラ
(茎まで青いんです)ちゃんとありました感激



ロックガーデン横の沼のそばの”ヌマスギ・ラクウショウ”の根元で珍しいものを見ることが出来ました。
水辺に近いところに生えている植物に見られる現象だそうです。気根

珍しいといえば、植物園の中で約1000年ほど前の竪穴式住居跡が見られました。植物園も何度か訪れていますが、これも知りませんでした



3箇所を回って、先生が何度も樹木の”脅威”について話されたのが印象的でした。この3箇所共に外来種の存在が問題になっているのだそうです。
西洋タンポポの存在もしかり・・・そういえば昔ながらの可愛い日本固有のタンポポあまり見ませんね。
草木ではオオハンゴンソウやイワミツバ・ゴボウなど。樹木ではニセアカシアやシンジュなど多種多様な侵略的帰化植物が増えて、これらの地の自然を脅かしているのだそうです。ウ~~~ン

このほかにも色々考えさせられた話を伺いましたが、その日一番私の心に残った話は・・・・赤レンガの話でした。

今札幌近郊では江別がレンガの町という印象ですが、なんと明治時代、今の白石駅の横に、鈴木レンガ工場というのがあったそうです。そこで作ったレンガはどこに使われたでしょうかという質問を受けました。

道庁の赤レンガ庁舎は予想で来ましたが、なんと東京駅の赤レンガここから作られたものを使ったそうです。わが町産で当時最先端の東京駅の壁が作られたなんて、凄いですね。
その日の私のびっくりナンバーワンでした。

#編集・・8月18日

”オオハンゴンソウ”のURLに鈴木レンガ工場のURLが入っていたようです。
訂正しました。ごめんなさい下腺のあるところはクリックお願いします。説明文にジャンプです