asato52gouのスキー&チャリ&アウトドア日記

飛騨高山で、スキーとチャリとアウトドアをライフワークにしています。

飛騨高山スキー場で、2021モデル試乗会へ。

2020-02-29 17:51:49 | Weblog
KEEP-ONE、丸福スポーツ主催の、2021モデル試乗会へ。
明日はほおのき平スキー場ですが、今日は飛騨高山スキー場。
ペアリフト一本のみ、中斜面と緩斜面のみ、かなり条件は限られますが、年に一度のお楽しみ。
16本の試乗、長文お付き合いくださいませ。


HEAD e-SPEED PRO 180cm R=18m?
スタンダードなGS系モデルとして、HEADのデモ用GS系板をチョイス。
朝イチのバーンは若干固めで、ピステンの境でエッジが跳ねられる感じだったが、この板はキチンと雪面に食い付いてくれる。中斜面、中速から、キチンと板が仕事をしてくれる感じ。
ただ、重厚感よりも軽快感を感じさせるので、ハイスピードになっていくと、食いつきが足らなく感じられるのでは。
テククラ系のロングターンで充分使えるだけの板だと感じた。


HEAD e-GS RD 186cm R=25m
カズくんにチョイスしてもらった、本格GS用の板。普段183cmを履いているので、これでも違和感ないだろうとのこと。
長めの板は、基本的にスピード域が高くなり、ターン弧は大きめになるのだが、この板もそういう傾向あり。どんどんスピードを上げてもびくともしない代わりに、ターン落差は一気に大きくなる。板の切れ上がりを求めると、もっと板をたわませられないと厳しい。
この板は私にはオーバースペック。純競技用。


ATOMIC REDSTER G9 183cm R=30m
アトミックもはいてみたいと思い、183cmのGSをチョイスしたが、純競技用なので、踏まないと曲がらない。美味しいスピードになった頃には、中斜面が終わってしまい、消化不良のまま終わってしまった。あくまでも純競技用なので、テククラ系でも持て余すのでは。


ATOMIC REDSTER X9i 174cm R=18m?
アトミックのマスターズ系GSは用意してなかったものの、デモ系短めの板はこちらとなりました。短い分、スピードレンジは高くないけれども、気持ちよくロングターンできる。メタル系のしっとりさ、ドッシリ差が感じられる。
オールラウンドを狙うなら、この長さでも良いと思うが、ロングを楽しむなら、180cmは欲しい。おそらくスピード域も高くなると思う。


VOLKL RACETIGER GS PRO 180cm R=19m
私の普段履きGS板は、183cm、R=23mの競技用だが、そのデモ系としてチョイス。
この板は、デモ系GS板として、長さもRも私にはピッタリ。今日の中斜面、やや荒れ気味のコースだと、純競技用より、デモ系のGS板が良いフィーリング。
センター幅69mmは、ちょっと前までのセミファット系になるが、最近ならノーマル系だろうか。70mm前後だと、多少斜面が荒れてきても、板が潜らないのでグイグイ進んでくれる感じ。
この板も、テククラ系のロングターンで活躍してくれると思う。


VOLKL RACETIGER SL PRO 165cm R=13m
ここから、SL系にチェンジ。まずはフォルクルのデモ系SLから。
デモ系らしい、板の切れ上がり、扱いやすさはあるけれども、基本的には体重や脚力がある人向けの板だと感じた。中速までだと、私の体重では上手くたわみが出ない感じで、板なりのサイドカーブで曲がらされてしまう感じあり。スピード域が上がれば、また印象も変わるかも。


FISHER RC4 WC SC 165cm R=13m
今回のSL系では、この板と、ロシのスーパービラージュが好印象だった。
中速域でも、板のしなりがキチンと感じられ、ターンの切り替えで板が走る感覚を味わえた。板のフレックスがしなやかで、荒れてきた斜面でもばたつかない。
トップフィンの穴の形状がこうなった理由はよくわからないが、どのみちクリアな板で塞がれているので、ここからザラメ雪が顔に飛んでくることはない。今日のような中斜面なら、この板が合うのではないかと感じた。


HEAD e-SL 165cm R=12m
良い意味で、クセのない板だと感じた。素直にたわみ、素直に曲がってくれる。板のハリもあるので、スピードがそこそこ上がってきても安定感がある。そういう意味で、滑りが破綻しにくいのではないか。
ただ、「面白み」というか、個性というか、そういうものがあまり感じられない。デザインがあまりにシンプルすぎるのも、その一因かも知れない。


Rossignol Supervirage 166cm R=12m
何と言っても、このデザインが好みかどうか、賛否が分かれると思いますが、私は懐かしさを感じました。往年の名機、マテヤ・スヴェトの足もとを支えた板の復刻版、ということになります。
リフトの上から見ていても、この板をはいている人がいると、どうしても目が行ってしまう。それくらい、存在感があります。
性能も私好み。中斜面でも、キチンと中速から板のたわみを感じられるし、センター幅が広めなので、荒れた雪も苦にならない。キチンとしなり、走ってくれる感触が感じられました。


K2 DISRUPTION 170cm R=18m
カズくんにK2のオススメを聞いたところ、この板をチョイス。メタル系で、昔私がはいていた、BOLTのようなフィーリングだと説明を受け、はいてみました。
確かに、メタル系独特のしっとりさ、ドッシリさが感じられ、中斜面で安定感がありましたが、私としてはもう少し長さが欲しいかな。
170cmは、扱いやすいけど、スピードの乗りがもの足らない。180cmくらいあれば、BOLTのような重厚感あるロングターンが楽しめると思います。


LINE Brend 178cm R=20m?
キワモノ系板で、カズくんのオススメがこれ。板をあおってみると、極端にフレックスが柔らかくて、ちょっとおどろきます。それでも、板はばたつきませんよ、との説明を受けて、試乗。
確かに板はばたつきませんが、ザクザクになってきた雪質の中斜面を、バターナイフで撫でながら滑っている感じ。これはどちらかというと、パウダー専門の板じゃないだろうか。ザラメ雪だと、突き進むというよりは、ソールで踏み潰しているような印象でした。私的には、イマイチ楽しめませんでした。


FACTION DICTATOR 2.0  179cm R=19m
2006年創業の新興ブランドらしく、初めての試乗。フリーライド界では名の知れたブランドです。メタル系で、センター幅によって4種類の板があるようで、これはセンター96mm、2番目に狭いタイプ。
私が使っているATOMIC RITUAL 190cmは、センタ100mmなのですが、フィーリングが似ていますね。フレックスがしっかりしているので、悪雪をガンガン飛ばしても苦にならないし、太さゆえにパウダーまでこなせそうな感じです。


FACTION DICTATOR 1.0  178cm R=18m
私の場合、こっちの板の方が好みでした。同じメタル系で、センター86mm、ラインナップで一番細いタイプ。
見た目はフリーライド系ですが、中身は完全なGS系ロングターン板。ターン弧の調節もできながら、荒れ地をガンガン飛ばせるので、良い意味で裏切られます。
普段は整地で飛ばし、荒れ地やパウダーにもツッコんじゃう、という人は、この板オススメですよ。


STOCKLI SL LASER 165cm R=12m
今まで貸し出し中で、乗れなかったSL板にチェンジ。ストックリーは、今シーズンからREXXAMの取り扱いになったそうで、今まで以上にメジャーになるでしょうか。
この板は、フレックスがある反面、トーションがすごく堅いのでは、と感じました。荒れ気味の中斜面だと、板のエッジングが食い込むポイントが予想とずれて、あらぬ方向に板が走っていきます。一度食い付いたら離れない、というエッジ特性と、異常に早い板のかえりで、どんどんターンのテンポが速くなっていきます。朝イチの、荒れてない時間帯に乗っておきたかったと後悔しました。自分で板の方向を自在に操る、という感じではなく、手強さを感じました。


NORDICA DOBERMANN SLWC 165cm R=13m?
この板も、朝イチの整地で乗っておきたかった板。ザラメ雪の荒れたコンディションでは、板の性能を味わうところまで乗り込むことができませんでした。ストックリートは違い、フレックスは固めで、中速域では板のしなりを味わえません。キチンとスピードに乗って、加重しないと、サイドカーブなりの滑りしかできませんでした。


DYNASTER COURSE MASTER 179cm R=19m
最後に乗ったのは、滝ちゃんのオススメ板。フレックスが柔らかめで、板のしなりを出しやすく、もう一つ短めの171cmだと、オールラウンドに使える板になってるとのこと。
かなり荒れた斜面でも、センター幅70mmのおかげで板が潜ることなく、軽快に突き進んでいく感じ。もう少し落としたいとか、もう少し曲がりたいというときに、板を動かしやすいので、コントロール性が良い。その分、エッジの食いつきはマイルド気味。
テククラ検定のロングターン用に使える板。


朝イチから乗り倒し、3時には上がりました。
疲れたけど、楽しい試乗会となりました。(*^_^*)

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