昨夜、携帯に友人から着信があるのに気付いたのは、かなり遅くなってからだった。
私の悪い癖でいつも、バッグに携帯を入れたまま。
友人はだいたい、固定電話に掛けきて、携帯にかけてくるのは珍しい。
時間も遅いので、明日の朝、一番にかけることにした。
そして、今朝、携帯に掛けたが出ないので、自宅の電話にかけたらご主人さまがお出になった。
奥様、いらっしゃいますか?
昨日、T大病院で亡くなりました・・・
・・・・・・
娘さんが、私の携帯にお母さんの旅立ちを知らせて下さったようだ。
友人は私より、6歳もお若い。
私の娘の事も昔からよく知っていて、いつも、私たち夫婦のことを案じて訪ねて下さっていた。
私も彼女を心のよりどころにしていた。
鹿児島のご出身で故郷が近い事もあり、気が合った。
私より先に逝くなんて・・・
もう、会えない、お喋りできないと思うと・・・
私の大切な人たちはどうして、こんなにも早く旅立ってしまうのだろう・・・
先月は、鹿児島のクラス会に行って来たのよと、おみやげのさつま揚げを届けて下さった。
とても嬉しそうだった。
私は、つい、この間、友人のお家にポインセチアのお花を届けたばかり。
その時はエプロン姿でお元気そうだった。
そして、20日に柚子と庭の千両を切って持って行ったときはお留守だった。
毎年、暮れに届けているのでお分かりになると思って、玄関先に置いてきた。
その時はすでに入院されていたのであった。
そのあと、ご連絡がないのでご旅行でもなさっているのかしらと思っていた。
私の頭の隅に何となく引っかかっていたのは虫の知らせだったのだろうか?
今夜、お別れに行って来ます・・・