東京さまよい記

東京をあちこち彷徨う日々を、読書によるこころの彷徨いとともにつづります

善福寺川~和田堀公園

2010年06月28日 | 散策

善福寺川を下流に向けて歩いた。以前の記事のように5月末に上流側に歩いたので今回は下流側を目指す。といってもこのコースは近くのなので何回も歩いている。

歩き始めてまもなく、尾崎橋の上流側にシラサギがいた。この辺りでシラサギを見かけるのは珍しい(わたしにとってであるが)。

きょうは、下流側で、このシラサギと二回遭遇した。

尾崎橋の少し下流側で見かけたが、右の写真はそのとき撮ったものである。

尾崎の地名に関し、尾崎橋のたもとに立っている説明板によると、上流に向かって左側の台地が尾崎と呼ばれており、「おさき」とは突き出した台地の先端(小崎)を指す古い地名で、発掘された石器や土器また住居址からみて、この台地には約八千年前から人が住んでいたことが知られているとのこと。

ここは、中沢新一「アースダイバー」にもでてくる。いまでも「みさき=岬」のかっこうをとどめているところとして紹介され、そのみさきの突端に近い辺りに古い神社(熊野神社)があり、そこは縄文の古い遺跡の跡であるとする。地図を見ると、確かにこの辺りは岬の形をしている。

さらに少し下流側に歩いたところで撮ったのが左の写真である。

川がちょっとうねって見えるところで、よい撮影ポイントである。

護岸が垂直壁でなく、傾斜し開いた形をしている。このためか、開放感のある川の風景となっており、親水的でもある。

善福寺川緑地公園の上流からしばらくはこのような形になっているようである。

この辺りから雨がぽつぽつ降ってきたが、結局、たいした降りにならずにすむ。

しばらく歩いていると、両岸ともに緑が濃くなってくる。

和田堀公園と大宮神社に近づいてきたためである。

右の写真は、御供米橋の上流側から撮ったものである。この辺りから下流側はかなり鬱蒼としている。

この辺りはいつの季節に訪れても、その樹木の多さに圧倒される。これからの季節は濃い樹影ができ、涼しい感じとなる。

御供米橋を渡っても大宮神社に行くことができるが、その間もかなりよい散歩道になっている記憶がある。

橋から少し進むと左側に和田堀池が見えてくる。

左の写真は川側から撮ったものである。

池の中にできた小島は樹木でいっぱいであり、池の中央に噴水ができている。

ここから少し下流側で掃除をしていた人と話をしたが、この辺りにはカワセミやコイサギがいるとのことで、よく見かけるといっていた。
(続く)

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