東京さまよい記

東京をあちこち彷徨う日々を、読書によるこころの彷徨いとともにつづります

蛇崩川緑道(4)

2010年06月25日 | 散策

弦巻通りの歩道から右折して入った緑道は、先ほどまでと同じように両側に植え込みのある細い散歩道となっている。

持参した携帯地図(文庫判 1/1万 東京23区 2004年1月 昭文社)を見ると、このあたりは川となっているので、比較的最近に緑道となったのであろう。

少し歩くと、右の写真のように、緑道は車道のわきの歩道となる。

この歩道で目立つのはおもしろい形の車止めである。鋼管製で湾曲し、鋼製円板が取り付けられた端面が斜め上を向いている。このためか、車止めらしくなっている。

これから先、鋼管製の円柱なども立ち、おもしろいデザインの緑道である。

車道が終わり、ふたたび緑道だけとなる。

左の写真のように、緑道のわきに人工の小川が流れている。人工のものでも水の流れがあるとなんとなく楽しい。

緑道を進むと、やがて、世田谷区教育会館前に至るが、この前にちょっと大きめの池がある。

樹木でちょっと鬱蒼としており、夏の暑い日に涼むにはちょうどよいかもしれない。

左に池を見ながら水の流れのある緑道をさらに進むと、車道にでて緑道が終わる。

右の写真は、終点近くで反対側(東側)を撮ったものである。

緑道の出入口の傍らに説明文や地図が刻まれた金属製プレートが立っているが、それによると、このプロムナードのせせらぎの下には、馬事公苑の方から流れる自然の川があるとのことである。

蛇崩川の水源は緑道の出入口のさらに西側の馬事公苑のあたりであるということであろうか。

緑道の出入口の向かい側にバスの営業所があるが、地図には、この西側に川の跡らしき破線が見える。しかし、その先はないようで、現在、たどれるのはそこまでのような気がする。この川の跡らしきところは帰宅後大きな地図を見て気がついたため、今回は行けなかった。

左の写真は、緑道の出入口わきの金属製プレートにある蛇崩川の古地図である。太い線が蛇崩川であるが、右上端の諏訪山と、左下端の駒繋神社との間で蛇崩川はかなり蛇行していることがわかる。現在の緑道はこれほどうねっていないので、その後の水路の改修によるものであろう。

池のあるところまでいったん戻り、そこから一般道にでて、田園都市線桜新町駅へ。

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