久々にNBオンラインネタです。
ソニーの社長が語る経営戦略について。
後半は脇道に反れまくって、個人的な各ハードメーカの好みについて。
日経ビジネスオンラインより
「『任天堂の独走許さない』ソニーのゲーム戦略」~ゲームが破る閉塞(1)
>PS3を例に取ると、大容量のHDD(ハードディスク駆動装置)を内蔵し、インターネット接続機能も充実している。新世代DVDの「ブルーレイ・ディスク」も再生でき、任天堂やマイクロソフトのゲーム機にない強みがある。
>PS3の大前提はゲームである。(以前は何でもできる端末という側面ばかりが注目されたが、)一番大事なところを絶対に見失ってはいけない。あくまでもゲームが完璧にプライオリティーで、その市場で伸ばしていく。
その原点にしっかり立った上で、ゲーム以外にもいろいろなことが実現できるという特徴を打ち出していく。
引用ここまで。
結構内容が濃いです。
興味深い発言が多数見られるので、是非とも原文を参照下さい。
上手く自社製品の強みを捉えていると思います。
また任天堂の近頃の傾向には、ゲームユーザーとしては微妙に思っていた人も多いと思います。
その点、ゲームハードとしてまず第一に考える、と言う姿勢は、好感が持てますね。
あくまでゲームを優先した上で、Wiiのように「気軽に起動して楽しめる」ハードを目指す、と言う方向性は理想的に思えます。
現状のPSネットワークのコンテンツでも、結構楽しめていますが、今後その方向性を強化する、と言うのは、素直に期待出来ますね。
ただ、今回の記事で例に挙げているソフトは、余り魅力的に見えないので、その点では、説得力に欠けてしまっていますね(笑)
脇道に反れますが、各ハードの方向性など。
まず Wii ですが、Wiiニュースなど、気軽に起動できる要素はあったのですが、すぐに飽きてしまい、ライトユーザーとしても高い買い物をした、と言う感覚は結構ありそうです。
ゲーマーでない人が、週に1回起動するのも希ではないかと。
逆にゲーマーとしては、既存の任天堂ハードの最新型として、最新ソフトを起動させるために仕方なく購入する、と言う微妙なハードになっています。
任天堂の方針としては、計画通り見事に実現していますが、果たして。
私も家族向けに購入しましたが、今や誰も起動しない置物になっております。
PS3もソフト面ではそこまで魅力的なものは多いとは言えませんね。
既存作のアッパーバージョンがメインですが、希にモーターストームなど、独占で、非常に優秀な作品も存在します。
実際の強みは、PSネットワークによる多数のコンテンツ配信を初め、最も大きな利点はやはりブルーレイプレイヤーとしての価値ですね。
PS2がDVDプレイヤーとして普及したのと、結果的には同じ感じです。
このブルーレイ・ドライブは、PCパーツとしても未だ高価であり、PCに気軽に搭載しようと言う人は、余り多くありません。
(元々BD鑑賞も前提にしたPCでない限り)
そのためPS3を購入した人が「ついでで」BDソフトを鑑賞出来るのは、結構大きいと思います。
PCゲーマーでもBDドライブは搭載しない人が多いのでは?
PS3の起動時間は、ゲームプレイ、PSNコンテンツ、そしてBD鑑賞と、意外と使用時間的には、それぞれ近しいものになるのではないかな?
X-BOX 360 は、基本的に苦しい立場です。
実績システムなど、「ゲームプレイ」に焦点を絞った様々なシステムは魅力的に見えますが、肝心の大作ゲームソフトは基本的にマルチプラットホームが多い。
360で発売されるものはPS3で発売される場合も多く、特別360を選ぶ理由が見あたらなかったりします。
また基本が海外ソフトを主流としているため、PCとのマルチも多く、それも苦しい。
コンソールハードならではの、パッド向けに優れた作品を多く作るべきなのですが、まだ数が少ないのが現状ですね。
PS3と360との比較になってしまいますが、ユーザーよりも開発者側に影響が大きいようです。
ゲーム開発のトップクラス企業とも言える、id Software(代表作:Doom,Quake等)や、Epic Games(代表作:Unreal,Gears of War)などは、しばらく前の開発者インタビューで、360の限界に戸惑っているような発言が見受けられます。
Epic のGoW(ギアーズ・オブ・ウォー)では、「まだ360の性能をなでただけ」としていましたが、続編となる GoW2 では結局「前作と変わっていない」と、批判的なユーザーレビューを受ける結果となっています。
これについては言葉を濁しているようです。
参考リンク
Gears of War 2 Hands-on Preview
id は期待の新作ソフトRageにて、360の容量不足を指摘しているようです。
Rage を知らない人向けリンク
4Gamer.net [Rage]
マルチプラットホーム(PC,PS3,360)において、PCはハードディスクに複数枚ディスクのインストールが可能であり、PS3は大容量のブルーレイディスクを使用出来る。
しかし360にて、マイクロソフトはブルーレイドライブの搭載を拒んでおり、また従来通り、DVDを使用すると、ディスク枚数が増え、ロイヤリティが増加するなど、安い価格でユーザーに提供するのが難しくなる。
360版だけ、クオリティを下げて提供する事も可能だが、マルチプラットホームとしてのバランスを考えると、全体のクオリティを360に併せて縮小する。
完成は各メーカーの新ハードが出る直前当たりの期間を狙っているとか(2011年?)
マイクロソフト側もこれらの苦戦を理解しており、マルチプラットホームタイトルのPC版は、360の売り上げの為に、意図的に発売を遅らせるなどの措置を執っています。
ユーザーとしては、不愉快極まりない行動ですが、360の情勢を見ると、企業として仕方のない対応なのかな、とも思います。
参考リンク
Games Industry
Microsoft Game Studios Europe
さて、脇道に反れまくってしまいましたが、まとめ。
任天堂さんの新しい試みは好きです。ゲーマーとしては寂しいです。
ソニーさんの戦術には興味深いです。PSNコンテンツ増加を頑張って。
MSさんはちょっと好きくないです。Windows 作っているんだから、もっとPCゲーム市場に力を入れてよ!!
って感じかな?(^_^)
ソニーの社長が語る経営戦略について。
後半は脇道に反れまくって、個人的な各ハードメーカの好みについて。
日経ビジネスオンラインより
「『任天堂の独走許さない』ソニーのゲーム戦略」~ゲームが破る閉塞(1)
>PS3を例に取ると、大容量のHDD(ハードディスク駆動装置)を内蔵し、インターネット接続機能も充実している。新世代DVDの「ブルーレイ・ディスク」も再生でき、任天堂やマイクロソフトのゲーム機にない強みがある。
>PS3の大前提はゲームである。(以前は何でもできる端末という側面ばかりが注目されたが、)一番大事なところを絶対に見失ってはいけない。あくまでもゲームが完璧にプライオリティーで、その市場で伸ばしていく。
その原点にしっかり立った上で、ゲーム以外にもいろいろなことが実現できるという特徴を打ち出していく。
引用ここまで。
結構内容が濃いです。
興味深い発言が多数見られるので、是非とも原文を参照下さい。
上手く自社製品の強みを捉えていると思います。
また任天堂の近頃の傾向には、ゲームユーザーとしては微妙に思っていた人も多いと思います。
その点、ゲームハードとしてまず第一に考える、と言う姿勢は、好感が持てますね。
あくまでゲームを優先した上で、Wiiのように「気軽に起動して楽しめる」ハードを目指す、と言う方向性は理想的に思えます。
現状のPSネットワークのコンテンツでも、結構楽しめていますが、今後その方向性を強化する、と言うのは、素直に期待出来ますね。
ただ、今回の記事で例に挙げているソフトは、余り魅力的に見えないので、その点では、説得力に欠けてしまっていますね(笑)
脇道に反れますが、各ハードの方向性など。
まず Wii ですが、Wiiニュースなど、気軽に起動できる要素はあったのですが、すぐに飽きてしまい、ライトユーザーとしても高い買い物をした、と言う感覚は結構ありそうです。
ゲーマーでない人が、週に1回起動するのも希ではないかと。
逆にゲーマーとしては、既存の任天堂ハードの最新型として、最新ソフトを起動させるために仕方なく購入する、と言う微妙なハードになっています。
任天堂の方針としては、計画通り見事に実現していますが、果たして。
私も家族向けに購入しましたが、今や誰も起動しない置物になっております。
PS3もソフト面ではそこまで魅力的なものは多いとは言えませんね。
既存作のアッパーバージョンがメインですが、希にモーターストームなど、独占で、非常に優秀な作品も存在します。
実際の強みは、PSネットワークによる多数のコンテンツ配信を初め、最も大きな利点はやはりブルーレイプレイヤーとしての価値ですね。
PS2がDVDプレイヤーとして普及したのと、結果的には同じ感じです。
このブルーレイ・ドライブは、PCパーツとしても未だ高価であり、PCに気軽に搭載しようと言う人は、余り多くありません。
(元々BD鑑賞も前提にしたPCでない限り)
そのためPS3を購入した人が「ついでで」BDソフトを鑑賞出来るのは、結構大きいと思います。
PCゲーマーでもBDドライブは搭載しない人が多いのでは?
PS3の起動時間は、ゲームプレイ、PSNコンテンツ、そしてBD鑑賞と、意外と使用時間的には、それぞれ近しいものになるのではないかな?
X-BOX 360 は、基本的に苦しい立場です。
実績システムなど、「ゲームプレイ」に焦点を絞った様々なシステムは魅力的に見えますが、肝心の大作ゲームソフトは基本的にマルチプラットホームが多い。
360で発売されるものはPS3で発売される場合も多く、特別360を選ぶ理由が見あたらなかったりします。
また基本が海外ソフトを主流としているため、PCとのマルチも多く、それも苦しい。
コンソールハードならではの、パッド向けに優れた作品を多く作るべきなのですが、まだ数が少ないのが現状ですね。
PS3と360との比較になってしまいますが、ユーザーよりも開発者側に影響が大きいようです。
ゲーム開発のトップクラス企業とも言える、id Software(代表作:Doom,Quake等)や、Epic Games(代表作:Unreal,Gears of War)などは、しばらく前の開発者インタビューで、360の限界に戸惑っているような発言が見受けられます。
Epic のGoW(ギアーズ・オブ・ウォー)では、「まだ360の性能をなでただけ」としていましたが、続編となる GoW2 では結局「前作と変わっていない」と、批判的なユーザーレビューを受ける結果となっています。
これについては言葉を濁しているようです。
参考リンク
Gears of War 2 Hands-on Preview
id は期待の新作ソフトRageにて、360の容量不足を指摘しているようです。
Rage を知らない人向けリンク
4Gamer.net [Rage]
マルチプラットホーム(PC,PS3,360)において、PCはハードディスクに複数枚ディスクのインストールが可能であり、PS3は大容量のブルーレイディスクを使用出来る。
しかし360にて、マイクロソフトはブルーレイドライブの搭載を拒んでおり、また従来通り、DVDを使用すると、ディスク枚数が増え、ロイヤリティが増加するなど、安い価格でユーザーに提供するのが難しくなる。
360版だけ、クオリティを下げて提供する事も可能だが、マルチプラットホームとしてのバランスを考えると、全体のクオリティを360に併せて縮小する。
完成は各メーカーの新ハードが出る直前当たりの期間を狙っているとか(2011年?)
マイクロソフト側もこれらの苦戦を理解しており、マルチプラットホームタイトルのPC版は、360の売り上げの為に、意図的に発売を遅らせるなどの措置を執っています。
ユーザーとしては、不愉快極まりない行動ですが、360の情勢を見ると、企業として仕方のない対応なのかな、とも思います。
参考リンク
Games Industry
Microsoft Game Studios Europe
さて、脇道に反れまくってしまいましたが、まとめ。
任天堂さんの新しい試みは好きです。ゲーマーとしては寂しいです。
ソニーさんの戦術には興味深いです。PSNコンテンツ増加を頑張って。
MSさんはちょっと好きくないです。Windows 作っているんだから、もっとPCゲーム市場に力を入れてよ!!
って感じかな?(^_^)