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神戸市中央区の歯科医院 アートセンター歯科のスタッフが診療のことはもちろん、プライベートについても綴ります。

先人に学ぶ

2015年02月01日 | 徒然日記

昨年、院長が白駒妃登美さんの講演会に参加をされたお話を聞く機会がありました。

白駒さんとは、歴史講座を精力的に行なっておられる「博多の歴女」で独自の視点をもつ歴女ぶりに注目されており、歴史講座は大人気だそうです

院長の話がとても興味深かったので、白駒さんの著書をお借りして読んでいました。(院長、長々借りており、スミマセン

その中から感動したり、学ぶべきことがあった、豊臣秀吉のお話をしたいと思います。

 

秀吉といえば、織田信長の草履をあっためて、気に入られようとしたちょっとセコい人とか、顔がサルみたいだからサルと呼ばれていた人とか、そんなにいいイメージがなかったです。「天下とってやるぞ~」とかガツガツしてたのでは…とか、私もかなり無知というかお恥ずかしい

百姓だった秀吉は武士になりたくてなんとか織田信長の小者(雑用係)となるのですが、小者として採用してくれた信長に感謝をし、信長のことを考えて喜んでもらいたくて、寒い日の朝に草履をあっためるアイディアを思いついたのです。小者としての頑張りを認められて、足軽となり、足軽としてもまたベストパフォーマンスを見せます。そして遂に念願のサムライになるのです。秀吉はガツガツ自分の欲の為に働いていたのではなく、感謝をしながら、どうやったら喜んでもらえるか、"いま、ここ"をその時その時に考えて行動していたのです。小者として、雑用係の仕事に心をときめかせ、足軽として、足軽の係に心をときめかせていま自分ができることを精一杯やる。その結果、周りから次々と応援され、いつの間にか、天下人へと運ばれていったのです。

日本人は、ずっと古来からこういう生き方をしてきたのではないのでしょうか。

天命追求型というそうです。目標達成型という目標を設定し、そこに向って邁進していくパターンとは逆のパターンです。

目の前にある課題に対してひとつひとつ力を出し切って行き、新しいステージに運ばれて行く。

無理矢理目標を作らなくても、"いま"を大切に考えて行く。

「信長さま、きっと驚くだろうなぁ」「喜んでくれるかなぁ」とワクワクしながら、楽しみながら行動していたのだと思います。

相手の予想を超えようと工夫するとき、楽しいから考えてもっともっと…工夫する。素晴らしいです

私たちも患者様に安心を、喜びを思って頂けるように大切に考えていきたいと思いました。どうすればいいかを日々、考えて行動したいと思います。

患者さまのことをしっかり考えてお役に立てるように頑張りたいと思います。

 

※人生に悩んだら「日本史」に聞こうー幸せの種は歴史の中にある

ひすいこたろう&白駒妃登美 

参照しています。

 

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