3月10日、医院を臨時休診にしまして、東京ディズニーランド横にある東京ベイホテル東急で開催された塾長例会に参加してきました。
皆さんにはご迷惑をおかけしました。
会場では、テーブルは一つ隣でしたが、幸いなことに塾長の真正面の席になり、同席した方も「あなたは本当に運の強い方だ。」とおっしゃってくださいました。
1000人以上の参加者の中でお陰さまで本当にラッキーなことでした。
何度も塾長と視線が合いました
会の感想は一言で言って「感動」でした。
正直今まで仕事してきてダントツで一番感動しました
また、今までいろいろ迷ってきた事柄において進むべき道が明瞭になり迷いが無くなりました。
会が進むにつれてそのような確かな実感が自分の身にどんどん浸みこんでいくような気がしました
「腹に入る」とはこの事かと。
そのすべてを書くことは到底不可能なのでそのほんの一部を書かせていただきます。
ご存知の方も多いと思いますが先月稲盛塾長はJALの会長に就任されました。
そのことについて塾生から自発的に支援していこうという運動が起こりました。
本日盛和塾から以下のメールが届きました。
少々長いですが、私の拙い文章で要約するより、真意を的確に表現されていると思いますのでそのまま引用させていただきます。
「 盛和塾 塾生の皆様へ
盛和塾JAL支援へのご協力のお願い
日頃より塾活動へのご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。
本日は、稲盛塾長が会長を務めますJAL(日本航空)を盛和塾として支援する件につき皆様のご理解とご協力を賜りたくご連絡を差上げました。
稲盛塾長が日本政府、企業再生支援機構の要請によりJALの
代表取締役会長に就任された事は、皆様も既にご存じの事と存じます。
塾長は、JALの破綻は、日本経済に甚大な影響を与え、同時に
JALが再建できれば日本経済に元気を取り戻すきっかけとなり、
世界経済にも良い影響を与える事が出来るとの信念から、また、純粋にJALで働く人々を助けてあげたいとの利他の思いから、
無給で自らの体をいとわず、またご高齢にもかかわらず
必死に現場から現場を回り、幹部だけでなく従業員一人一人に
一生懸命叱咤激励をされる日々を送っておられます。
至難の業と思われるJAL再生に身を投じられた、正に自らの命を削られるこのご決断に、就任報道以来、全国の塾生から「何か塾長のお役に立ちたい!」
「今こそ塾長に恩返しをするとき!」との声が自然に湧き起こって参りました事は、本当に有難く素晴らしい事であります。
そのような中、2月25日(木)に塾長ご出席のもと臨時理事会が東京で開催され、盛和塾としてのJALの支援について協議がなされ、正式に盛和塾JAL支援が決定されました。
また、3月10日(水)の関東地区塾長例会(千葉)では、塾長自ら
JAL再生に懸ける思いを会場を埋めた900名を超える塾生に語りかけられ、
「塾長を応援しよう!」「JALを支援しよう!」という塾生の熱い思いが会場全体に満ち、素晴らしい空気の中「盛和塾JAL支援キックオフ」が行われました。
盛和塾JAL支援の具体的な方法としては、後日、改めてご案内申しげますが、
先ずは、
1 盛和塾生の皆様には、今後航空機を使用する場合、可能な限りJALを使用して頂きます様お願い致します。
また、社員、ご家族、お取引様にもJALをお選び頂くよう、お勧め下さい。 併せて、「JALカード(マイレージクラブ)」への入会も積極的にお願い致します。
現在このJALカードについては会員数が減少してきており皆様のご協力をどうぞよろしくお願い致します。
2 JALに乗る際、「盛和塾です。JALを応援しています。
しっかり頑張って下さい」のような声を、JALの現場社員
(カウンタースタッフや機内CA等)にかけてあげると同時に、
盛和塾(JAL応援団)と判る、カード※を手渡して頂きます。
※このカードは近日中に本部にて作成、塾生1人あたり100枚配布させて
頂く予定です。塾生は、このカードを社員、家族、取引先等に配布し「JALに乗って下さい。乗る時は、このカードを見せて(渡して)JAL社員を一言励まして下さい」と伝えて頂きます。
3 JALスタッフへの励ましの声が徐々に大きなうねりとなり、
JALスタッフを元気づけ、やる気をおこし、結果、心のこもったサービスとなって国民の心を打ち、賛同者(JAL利用者)を増やしていく・・・
このような草の根運動として展開します。
4 カードには「盛和塾JAL応援団」と
「盛和塾JALを支援する55万人有志の会」を統一名称とし
「日本の元気は世界の元気!!」を合言葉として展開します。
5 JAL側も現在「盛和塾生専用サービス」「盛和塾関係者向けサービス」を検討されており、こちらも近日中にご案内出来る見通しです。
今後、盛和塾JAL支援キックオフに伴い、
・全国ブロックごとに、代表世話人にお集まり頂いての趣旨説明決起集会のご案内
・塾長例会会場等でのJALブース設置
・JAL幹部の塾長例会参加
・JALからの盛和塾生専用サービスのご案内DMの送付
等が発生して参りますが、趣旨ご理解賜り、ご了承頂きます様お願い申し上げます。
どうか塾生の皆様には、盛和塾JAL支援にご賛同頂き、ご本人様はもとより、
ご家族、社員、お取引様に至るまで、航空機利用の際は、JALをお選び、
お勧め頂きますよう重ねてお願い申し上げます。
塾生の団結と温かく力強い支援が必ずや塾長のお力となり、
JAL再生を果たす大きな力となることを確信致しております。
以上 」
塾長は「私は今まで常に、世のため人の為と思って仕事をしてきました。」とおっしゃっていました。
そのような塾長の「徳」が塾生を動かすのだということを教えていただきました。
塾生が「恩返し」としてJALの再建を支援しようという姿をまざまざと見させていただき「感動の経営」とは恐らくこのことなんだなと思いました。
「感動の経営」とは著書では時々見られますが現実の姿として経験したことも見たことも恥ずかしながら正直、今まで一度もありませんでした。
これも塾長がおっしゃっていたことですが
「従業員の物心両面の幸せを実現するよう努める」も大きな指針です。
そのような「利他」の姿が人を感動させ動かすのでしょう。
その夜は東京駅前のホテルで一泊して6時の始発の新幹線で神戸へ帰る時もその時の感動が全く消えません。
「人間の偉大さ」、「人間の潜在的能力の無限さ」、といったことに感心しながら、あのような方は本当に「日本の、世界の財産」だという思いが頭から消えませんでした。
そのような貴重な方がご自分が今まで説いてこられたことを満身創痍でありながら、身をもって実践しておられるのです。
失敗させてはなりません。
「正しい心で正しい行いをすれば必ず良い結果として現れる」
ことを証明しなくてはなりません。
お釈迦さんの言葉でいえば
「善因善果」
です。
今回は「世の中は素晴らしいなあ。捨てたもんじゃないな。」と「生きてて良かった」と思える経験をさせてもらいました。
本当にありがたかった一日でした。
今まで良く分からなかった、「心を磨いて経営を伸ばす」の真意の一端を垣間見えたように感じました。
もちろん小生は人間的にも経営者としても歯医者としてもまだまだ未熟ですがこれから進んでいく方向性だけは定まりつつあるのを感じています
塾長例会については内容があまりにも偉大で、膨大なので今後、何度かに分けて書かせていただきます。