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写真1 ワラノーの稲わらを使い伝統的遮光具のヒヨケを製作中のEさん。その手順は写真3→写真4→写真1→写真5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/9c/43a98163591bf9e8d625b30b96d73c8e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/c0/14a96d288f75b1c757e721e43a542dc8.jpg)
写真2 ワラノーの脇に麦わら帽子の女性独り。声をかけようか、かけまいか、・・・
写真3 ヒヨケ造り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/68/3f60785dced5f1df1a32ae2da40ed792.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/18/5161d35aee2bc90ee1e0d9c14b313485.jpg)
写真4 ヒヨケ造り
写真5 できあがったヒヨケの束
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/0f/e53ae5a826916417308318542ed72ce1.jpg)
写真6 ヒヨケはこのように被せる、と教えるEさん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/88/85bd0ac55da1f7dbeae90b9c872dde2a.jpg)
写真7 Eさん宅のユウガオ定植用の拵え。ヒヨケも置いてある
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1.干瓢巻きの干瓢、産地は栃木県
皆様は、寿司屋さんで干瓢巻きをご賞味されたことがあると存じます
その干瓢の国内産地は栃木県、滋賀県など数少ない
栃木県でも産地は限られ、下野市、壬生町、上三川町など
干瓢はユウガオの果実・フクベを剥いて干した食材
4月中旬・下旬は、干瓢産地下野市などではユウガオ定植の時期
定植したばかりのユウガオ苗を寒さや暑さから護る工夫がなされる
暑さから護る工夫の一つが、本日のヒヨケ
2.ユウガオ苗の陽避け・ヒヨケを稲わらで造る
2013年04月14日、ユウガオ定植用拵えを見て撮るために歩を進める
歩行先は壮年農業専従者K氏の畑
K氏とは農村歩きで知り合った
約1km歩くと、K氏の畑ではないが、前方にワラノーが並ぶ
その脇で仕事中の、麦わら帽子を被る小柄な女性独り(写真2)
躊躇するも、こんにちわー、今、なに、なさってんですかー
顔を上げてくださったのは人生ベテラン女性
お名前はEさん、70歳になるとのこと
次のように教え、実演してくださる(写真1・写真3~写真6)
今造っているのは、定植後のユウガオ苗に被せて陽を避けるヒヨケ
苗を防寒用の四角錐状ビニールで覆い、さらにビニールトンネルで覆う
したがって、天気がよいと苗は蒸れる。それを、このヒヨケで防ぐ
直接被せるのではなく、四角錐状ビニールの上に被せる
すなわち、身近にある稲わらを活用する伝統的遮光具のヒヨケを製作中のEさん
注1 ワラノー:干し稲わらをパゴダ・仏塔状に積み重ねて保存する秋の造作物
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2013年04月14日 撮影地:栃木県下野市