おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ひっそり咲くヤマジノホトトギス<野の草花76>

2012年09月07日 06時15分12秒 | 植物

 写真1 2段花のうち、上段は3裂の雌しべ(柱頭。白地に紫斑紋があり、先端は2裂)と6本の湾曲雄しべ


 写真2 2段花のうち、下段は3枚の外花被片(幅が広い)と3枚の内花被片


 写真3 ヤマジノホトトギスの株

 人気ブログランキングへ ←ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックして私に元気をください。

 毛越寺の整備された外縁林
 初めてみる花、2段花、ひっそり咲く
 ホトトギス(弊ブログ2010年12月03日)に似る
 その名はヤマジノホトトギス

 本種は山地に生える多年草
 高さは30~60cmになる
 北海道南西部から九州に分布
 葉は長楕円形で互生
 葉の先端は尖り、基部は茎を抱く
 茎の先端と葉の脇(葉腋)から毛の生えた花柄を出す
 白地に紫斑紋のある花を1~3個つける
 花被片は6枚で平らに開き、下へ反らない
 花期は8~10月
 学名:Tricyrtis affinis ユリ科 

 引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』(株式会社 山と渓谷社 1983年)610頁;ヤマジノホトトギス
  *岡山理科大学植物生態研究室(波田研)HP・植物雑学事典;ヤマジノホトトギス
 執筆・撮影者:有馬洋太郎
 撮影年月日:2012年09月03日
 撮影地:岩手県平泉町・毛越寺
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする