ホッと一息!
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今回ご紹介するのは、イングランドの作曲家エドワード・ジャーマン(1862年2月17日 - 1936年11月11日)のピアノ曲「Concert Study in A flat major」です。ジャーマンという作曲家も知名度の高くない作曲家ではないでしょうか?こうした知られざる作曲家や作品と出会うと心が躍ります!
今回は、ピアノ作品で、ホッと一息付きたい時にお勧めの曲です。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約5分となります。
冒頭からほぼ最後まで、まるでキラキラと輝く小川のせせらぎのような響きが奏でられます。そして、その響きの上に、そっと甘いメロディーが添えられます。中盤では、やや激しい演奏となりますが、決して激流とはならず、この曲の持つ穏やかな雰囲気は損なわれません。ラストは冒頭から続いたキラキラと輝く響きが消え、静かに幕を閉じます。
なお、同様に、キラキラ輝くピアノ曲として、以前ご紹介したシンディングの「春のささやき」がありますが、「春のささやき」が雪解け水に対して、こちらは、夏の昼下がり、清涼感ある小川のせせらぎを感じます。
機会がございましたら是非ともお聴き頂きたく存じます。
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます
私の聴いたCDのレーベルは、MARCOPOLOで、アラン・カクストン(ピアノ)の演奏のものです
今回は、クラシックの曲ではなく、シンギングボウルという楽器(元々はチベット仏教の仏具)をご紹介します。
ちなみに、上記の画像のシンギングボウルは直径26cm、高さ12cmの大き目のサイズです。1回叩くと1分以上は鳴り続けます。
さて、シンギングボウルは、チベタンボウルとも呼ばれ、そのリラクゼーション効果に注目した欧州の人が、ヒーリングサロンを開いて広まったと知人から聞きました。チベットの山々の雄大な地で生み出された神秘の響き、素敵です!
なんでも、7種類の金属を特別な配合で作るそうで、手作りなんです。ですので、同じサイズのシンギングボウルでも当然音は違います。
そして、鳴らす人によっても音色が微妙に変わるという興味深い楽器なんです。
個人的には、日本でも流行の兆しがあるように感じています。
自分で鳴らしても良し。複数のメンバーで鳴らして倍音の世界に包まれるも良し。
トリートメントサロンで振動と倍音によるリラクゼーション施術を受けても良し。
さて、話はアマゾンの森へと飛びますが、その奥深く、静寂な世界が・・・ということは無いそうです。
色んな生き物の鳴き声や風の音、川の流れ、木々の囁き、我々が普段耳にしないほどの高周波や倍音が響き渡っているそうです。
人工的な都会では、大自然に比べると高周波や倍音が少ないそうで、それがストレスの原因になっているかもしれませんね。
本当に、シンギングボウルはいつまでも聴いていたくなる深遠な響きなのです。
では、どんな響きなのか?
ご参考までに、私が鳴らしている動画がyoutubeにございますので、宜しければこちらをご覧下さい!
「ふうがな森」
青々とした木々達が静かに佇んでいる森。
頬をそっと吹き抜ける心地良い風、芳しい香りが、どこからか漂って来るかのような、素敵な曲をご紹介します。
今回はミカロユス・チュルリョーニス(1875年-1911年リトアニア)作曲の交響詩「森の中で」をお届けします。
チョルリョーニスの作品は、既に交響詩「海」を取り上げていまして、今回ご紹介する交響詩「森の中で」も、非常に美しくうっとりする曲でございます。
機会がございましたら是非ともお聴き頂きたく存じます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約16分30秒となります。
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます。
冒頭、ゆったりと、まるで夜に包まれていた森に、夜明けの日差しが差し込んで来るかのような優しく清清しい雰囲気を感じます。やがて、太陽が森全体を明るく照らし出し、緑に包まれた美しい森の情景が登場します。その後は、森の至るところに生い茂る若草や凛として聳え立つ木々などを描写するかのような、優しく甘いメロディーや、勇壮さを感じさせるメロディーも登場します。全体的に、ロマンティックな雰囲気の曲です。午後のひと時を共に過ごしたい曲です
私の聴いたCDのレーベルは、Nrthen Flowerで、ユドマルカス指揮、リトアニア国立交響楽団の演奏のものです
下記画像をクリックして頂きますと、ご紹介した曲が収録されているCD(別の演奏)の購入も可能です(Amazonストア)
非常に心安らぐ曲です!
今回はアウルニ・ビョルンソン(1905年-1995年アイスランド)作曲のヴァイオリンとピアノのためのロマンツァ第1番をお届けします。
最近、音楽を聴けることの幸せを改めて感じました。
今回お届けする曲をお聴き頂ければ、きっと心が暖かくなるのものと存じます。
アイスランドというと寒冷なイメージが湧いてきますが、この曲は決してそんなことはありません。ロマンティックで素敵な曲ですのでお勧めです。
なお、標題には「ヴァイオリンとピアノ」とありますが、所有しているCDではヴァイオリンとオーケストラによって演奏されております。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約5分ほどとなります。
この曲も「秘曲」とさせて頂きます。
オーケストラの穏やかな演奏で曲は始まります。続いて、ヴァイオリンが優しく語り掛けるように登場し、ロマンティックなメロディーを奏でます。
やがて、演奏はスピードを上げヴァイオリンが軽やかな演奏を繰り広げますが、決して荒々しいものではなく、あくまでも穏やかな雰囲気が漂っています。
その後、再び穏やかな演奏となり、心に染み入るようなロマンティックなメロディーが奏でられます。ヴァイオリンが繊細な響きを奏でます。
そして、オーケストラのやや高揚感ある演奏が一瞬登場しますが、徐々に静かな演奏へと続き、最後は穏やかに幕を閉じます
下記にて、標題通りヴァイオリンとピアノによる演奏を聴くことができます。
http://www.youtube.com/watch?v=sJ6xQirm-iQ&feature=related
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルは、Chandosで、ペトリ・サカリ指揮、アイスランド交響楽団の演奏のものです
雄大な海の景色
今回はミカロユス・チュルリョーニス(1875年-1911年リトアニア)作曲の交響詩「海」をお届けします。
私の好きな曲は19世紀末から20世紀初頭にかけた作品が多いように思います。この時代の曲を「後期ロマン派」と一括りにしてしまうのは誤りでしょうが、私はこの時代の曲から何とも言えない美しさを感じることがあり、後期ロマン派的と称してしまいます。
このチョルリョーニスの交響詩「海」もその例外ではありません。非常に美しいメロディーが登場しますし、この曲を聴きますと、まるで眼前に大海原が広がっているかのようなイメージすら湧いてくるのです。
この曲は久しぶりに太鼓判を押したい曲です。
機会がございましたら是非ともお聴き頂きたく存じます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約27分20秒となります。
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます。
まるで夜明け前の海を表現するかのように、美しいメロディーが穏やかに奏でられます。ゆったりとした演奏はゆるやかな波が漂う水面をイメージさせます。
しばらくすると、壮大な演奏が登場します。まるで水平線の彼方から差し込んでくる陽の光によって、目の前に大海原が現れるかのような壮大な演奏です。その後、一旦穏やかな雰囲気へと戻りますが、やがて颯爽とした雰囲気の演奏へと続きます。
その後、徐々に演奏は静けさを取り戻し、ゆったりとした波のうねりを感じさせるような響きの中で美しく爽やかなメロディーが奏でられます。
中盤には劇的な演奏となり、まるで荒波が水しぶき上げるかのように金管楽器の激しい響きが現れます。
しばらくすると、ロマンティックな美しいメロディーが壮大に奏でられます。まるで激しさと美しさを併せ持つ海の景色を表現するかのようです。
その後、激しい波は収まり、徐々に穏やかな海へと戻っていき、冒頭のように穏やかで美しいメロディーが奏でられます。時折り荒波がやってきますが、概ね穏やかな海がイメージされます。
そして、最後は高揚感が高まり、壮大かつ輝かしい演奏で幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルは、Marco Poloで、ユオザス・ドマルカス指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏のものです