ドレゼーケが続きます
今回ご紹介しますのは、フェリックス・ドレゼーケ(1835年-1913年ドイツ)作曲のピアノ協奏曲変ホ長調です。
さて、前回ご紹介したドレーゼケの交響曲第1番は、冒頭だけ聴くと苦手と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、今回のドレーゼケのピアノ協奏曲変ホ長調はどうぞご安心下さい!
この曲は冒頭から親しみ易いメロディーで始まり、すんなりと入って行ける曲であると太鼓判を押します!
美しいメロディーもあり、華麗にして勇壮な曲と申せましょう。
是非ともお聴き頂きたい曲です。お気に召して頂けること間違い無し!と言い切れるほどです。
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲は3つの楽章から構成されており、演奏時間は約32分弱となります。
第1楽章
冒頭から親しみ易くやや勇壮的なメロディーがオーケストラによって奏でら、続いてピアノが流れるような響きを奏でます。オーケストラが再び冒頭のメロディーを演奏すると、ピアノもそれに続きやがて美しいメロディーを奏でます。
その後、再びオーケストラが冒頭のメロディーと情感のあるメロディーを演奏し、ピアノもこれに続きます。冒頭のメロディーは繰り返し登場します。
そして最後はピアノ独奏の後に華やかな演奏で終わります。
第2楽章
ピアノの穏やかな響きで曲は始まります。穏やかな美しさを感じるメロディーです。しばらくピアノ独奏が続いた後に、オーケストラが穏やかで美しいメロディーを優しく演奏します。
その後、再びピアノ独奏となり、穏やかな演奏の後に、はずむようなリズムとなり、そしてオーケストラが華やかに登場します。ピアノとオーケストラがやや壮大なメロディーを演奏します。
しばらくすると、静かな演奏となり、ささやくような美しい演奏がピアノと弦によって奏でられます。
そして、最後は静かに余韻を残すかのように終わります。
第3楽章
冒頭から華麗な響きにて曲は始まります。ピアノが輝くような美しいメロディーを奏で、オーケストラが勇壮な演奏で続きます。途中で静かな演奏になりますが、その後、きらびやかな演奏となります。そして再び静かな演奏ときらびやかな演奏が繰り返された後に、ロマンティックで美しいメロディーが演奏されます。
そして、親しみ易いメロディーが奏でられ、オーケストラの高揚感のある演奏の後に一旦静かな演奏となり、徐々に高揚感を増して行き、最後は華やかに幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはMDGで、ジョージ・ハンソン指揮、クラウディス・タンスキ(ピアノ)、ヴッパータール交響楽団の演奏のものです
このCDの情報は、こちらの下の画像をクリックして頂ければご覧になれます
お願い:もし画像をクリックしても「ページを表示できません」というエラー画面が表示された場合はリンクに間違いがある可能性がございますので、ご一報頂けますと助かります