西中島だより

ARC建築設計工房の代表のパートナーによる日々雑感です。
日々の暮らしを通して住まいについて綴りたいと思います。

残暑の現場にて     by kuni

2006年08月28日 | 建築のこと
 お盆が過ぎても、相変わらず暑い日が続く中、
現場は進行しています。

 一軒は基礎が終わり、一階の配筋が終了するところで、
屋根もない炎天下の中、配筋と電気工事の方々に
もくもくと作業を進めていただいております。
普段事務所にいることの多い私は、一時間もいると、
フラ~っとしそうなのですが、一日仕事をされて
何ともないのは、慣れていると言われますが、
さすがです。

 もう一軒の方は、屋根、建て方の検査が終わり、
もうすぐ外壁を貼ろうとするところです。
 こちらは屋根があるとはいえ、前面ビニールシートで
覆われているので、やはり蒸し暑いです。
今回はお施主さんに電気配線の位置の確認をして頂きました。
 1Fから3Fまで吹き抜けている所にアルミの梯子が渡して
ありますが、下を覗いて登ると怖いです。
 しかし、ここまで建ち上がってくると、家の空間が
把握できるので、楽しみになってきますね。

 現場の方々には、くれぐれも体調に気をつけて
仕事をして頂きたいと思います。

町歩きin京都        by kuni

2006年08月24日 | 日々雑感
 主人も私も十代~二十代の間の数年を京都で過ごしていたのですが、
最近はすっかり足を運ぶ機会も少なくなっていました。
 
 久しぶりに京都を歩こうということで、四条の祇園のあたりから、
寺町三条あたりまでを散策しました。

 ちょうど大文字の送り火の日だったので、市内は暑いにも
かかわらず、観光客でいっぱいでした。

 祇園の四条通りは、相変わらず、昔ながらの古いお店が連なっていて、
昔のままの佇まいを残しているお店もあれば、古い屋号のお店も
新しいデザインビルに立て替わっているところもありました。

 普段じっくり見ることのない伝統的な工芸品や、伝統を
受け継ぎながら、新しいデザインのもの等、久しぶりに
いろいろなものを見て、目の保養をさせてもらいました。

 河原町通りはかなり変化していて、たぶん地元の京都の人の
普段の都市生活のための街となって変化しているのでしょう。
どこにでもあるチェーン店や歓楽街でなってしまっていて、
昔よく覗いたお店がほとんど無くなっていて、
少しがっかりしてしまいました。

 新京極あたりに入っていくと、その両方が混ざり合い、
独特のごちゃませの文化となっていて、それはそれで
おもしろいところもあり、寺町になると、人通りも
少なくなって、昔の風情をとりもどしていました。

いろいろウインドウショッピングをし、
事務所の備品や、調子の悪い醤油差しの新しいのが欲しかったので買い、
(欲しいなと思ったものが、必ず見つかるところがさすが京都)
町屋カフェで甘茶をいただき、大好きな五色豆と漬物を買い、
ほっこりして帰阪しました。
京都はやっぱり、日本人の心のふるさとのような気がします。

甲子園夏の大会終わる       by  kuni

2006年08月22日 | 日々雑感
 この一番暑い時期に開催されていた甲子園夏の大会が
とうとう幕を閉じました。
 熱戦につぐ熱戦で、テレビやラジオに釘付けになってしまう
日も多かったです。

 どの試合も一つとして同じものは無く、一球一球、一打一打に
ひたむきな思いでいっぱいだったのではないでしょうか。

 甲子園野球だけが汚れのない美しい試合であるように
美化されているという批判もありますが、そういう美しさに
形から入っても良いのではと思います。
 夢を追うひたむきな試合と位置づけて試合をしていく、
試合をしていくうちにそういうひたむきな試合をする美しさに
気づく、その時その人はそういう人間になっていくような
気がします。

 そんな試合をしてくれた、甲子園を目指して試合に挑んだ
全ての球児たちにありがとうと感謝したいです。
西浦達雄さんの歌を口ずさみながら・・・


風の色
     作詞・作曲  西浦達雄

風の色 からみつく
風景の中に とけていく
水色の思い出が
遠くこだまして 消えてゆく

思わず声をかけたこと
何時だったか
息をのむほどの 輝きが
包み込むように
ちぎれるほどの 夢をのせて

高鳴る この想い
鮮やかに よみがえれ
すべてが 開けてく
目の前の ざわめきさえ
今 感じてる 絶え間なく続く
悲しみにさえ 決して
迷わないこと

美味い物めぐり        by kuni

2006年08月20日 | 食べること
田舎に帰省しての大きな楽しみのひとつに
やはり食べ物があります。

 漁港がすぐ近くにあるので、新鮮な魚介類が普通の
スーパーでもお手頃な値段で売っています。


 マグロのお刺身はもちろん美味しいですが、干物の魚は
又、格別です。特にさんまの丸干しは、あまり塩辛くなく、
それでいて焼くと香ばしくて家族全員の好物です。
普通、大阪のスーパーでは、開きしか売ってないので、
この時とばかりに食べます。

 磯で採った巻貝(磯物とかガンガラと呼んでます)も
塩でゆでると、ミニさざえのようで美味しいです。

 その他には、お寿司がいろいろあります。
秋刀魚や鯵の姿寿司や、海苔の代わりに昆布を巻いた昆布寿司、
これはダシに使う分厚い昆布ではなく、お正月の鏡餅に飾る
薄い昆布をダシで炊いて巻きます。
それから、高菜の漬物を巻いた高菜寿司などです。
 スーパーやいろんなお店でも売っていますが、
本当は昔から各家庭でお盆やお正月のご馳走として
作られていて、それぞれの家の味があるようです。
 やはり、家庭の味があっさりしていて、食べていても
飽きないように思います。
 主人の母も、新鮮な材料が手に入った時はよく
作ってくれるのですが、かなり手がかかるので、
作り方を伝授してもらわないと・・・と思いつつ
未だに食べる方専門です。

 そして、全体的に何を食べてもおいしいということです。
お味噌汁ひとつとっても、家で作るのと何か違うのです。
お味噌が違うのかと同じ味噌で作っても美味しいので
これはやはり水の違いかなと思ってます。
大阪の水も高度浄化水になっているのにどう違うのでしょうか。

 そういう訳で、家族全員帰省する度に太って帰阪するはめになります。

磯での住宅事情

2006年08月19日 | 自然のこと
磯での出来事である。

5匹のヤドカリが集まっているので、何かと
見ていると、自分たちが使っている貝殻より
ちょっと大きめの貝殻を品定めしているのである。

5匹は、入れ替わり立ち替わりその貝殻の大きさを
はさみで測ってみたり(?)穴を覗き込んだり
しているのである。
どうやって知ったのか、少し離れた所からも
その大きな貝殻を目指してのこのこやって来る
やつもいるのである。

おもしろいのは、品定めをしている間は、どのやどかりも
決して自分の貝からは出ないところである。
まるで自分の貝から出て新しい貝に入ってみて、
気に入らなくて出てきた時に自分の貝が無いと困ると
わかっているようである。

 そうやってヤドカリの賃貸住宅探しは延々と続き、
結局、潮が満ちてきたのでどのやどかりが新しい
借主となったのか、結末はみていないのである。

帰省 to 那智勝浦   by  kuni

2006年08月18日 | 日々雑感
 主人の田舎は和歌山の那智勝浦です。
風光明媚で、漁港や温泉で有名ですが、
家はもう少し内陸へ入っていったところで、
山々に囲まれた中に田んぼが広がり、近くには
川も流れて、自然の中に家々が散らばっています。

 親はとうに大阪に出てきてしまっているのですが、
お墓も古い家も残しているので、毎年お盆には
行楽を兼ねて帰省しています。

 一緒に帰省するようになってもう20数年経ちますが、
初めて帰省した時に驚いたのは、水道の水の美味しいことと、
朝起きたときに吸う空気の気持ちよくて甘いことと、
夜空に銀河が見えることでした。

 この辺りは臨済宗で、お盆のしきたりがかなり残っていて、
今も床の間に段々に白い毛氈を敷いて仏様の飾りつけをします。
仏様のしたには花や藁であんだ籠に野菜や果物のお供え物を供えます。

 お盆の初日の夜には、迎え火といって門口に竹の先に小さな薪のような
ものをくくりつけて、火をつけて仏様を迎えます。
中日には、親類の仏様にお参りに行き合います。
最後の夜には、送り火を同じようにつけて、仏様を送ります。
そしてお供え物を藁で包んで川に流しに行きます。
私の実家は大阪の浄土真宗の分家ですので、お盆にはお墓参りしか
したことが無く、このようなしきたりには物珍しさでいっぱいでした。
 でも、最近は消防上、また環境上、やめるようになったようなのですが。

お盆をこうして過ごすと、結構忙しいのですが、せっかく海も川も
近いので、その合間を縫って子ども達と海や川にも繰り出します。

 海では、汐のひく時間を見計らって磯で貝をとったり、
潜って魚の泳ぐのを観たり、砂浜に行って海水浴をしたり。
川では、海老や魚すくったりします。
メダカと思ってすくった魚を家の水槽で飼っていたら、10cm位の
カワムツやオイカワといった川魚であったこともありました。
結局飼いきれなくなり、又、川に放流しましたが。
 又、一人数百円で入れる温泉も至る所にあるので、
毎日入りに行きます。

 生まれも育ちも大阪の私にとっては、小さい頃から
田舎のある友人を羨ましく思っていましたが、
図らずも大人になってから田舎をプレゼント
されたような感じです。
テレビもパソコンもエアコンも無い、普段の生活とはかけ離れた
生活は、かえって裕福な時間の様にさえ感じます。

 しかし、残念に思うのは、年々水の美味しさ、空気の甘さが
減っているように思い、海の貝も川の海老も少なくなっていることです。
田舎にも便利なものがどんどん押し寄せ、
都会と変わらぬ生活ができます。
でも、貴重な自然の美しさは失くしてしまったら、
なかなか元に戻れない様に思います。
年に一二度帰る帰るだけの者が、毎日そこで暮らす人に
何も言えないと思いますが、帰る度に減っていく自然を
何とかここだけは残ってほしいと願ってしまいます。
そして、田舎に比べると遥かに環境の悪い大阪にも
今からでももっと自然を取り入れて再生してほしいと
願っています。






盆休み        by kuni

2006年08月11日 | 建築のこと
毎日、暑い日が続いております。
現場に通われている皆さんもこの連日の猛暑に
お疲れのことと思います。

いよいよお盆休みに入られるところも多いと思いますが
当事務所も明日から16日までお盆休みを頂く予定です。

お休みの間にたっぷり休養を取って、お盆明けからの
工事に備えたいものですね。
少しは暑さもしのぎやすくなるのをひたすら願っています。



夏の甲子園大会 vol.2 by kuni

2006年08月10日 | 日々雑感
 連日、熱い試合が続いていますね。
前に書いておりました様に、子どもの少年野球チームの
OBの子も一回戦を突破し、次に望みをつないでおります。

 甲子園野球をみていると、清々しい気持ちになるのは、
やっぱり、地区大会から、ひとつの目標である甲子園を
目指してみんなが、ひとつひとつの試合を大事にして、
勝っていくからでしょうか。負けたチームは勝った
チームに夢を預け、勝ったチームは負けたチームの夢を
一緒に背負って次の試合に臨んでいく、
そうして、勝ち進んでいけばいくほどみんなの夢が
結集されていく、だから、負けたチームの潔さに
心が奪われます。

 きっと他のスポーツでも一緒なのでしょうが、
この暑い時期に始まる甲子園はその熱い想いを
全て代弁してくれていると思います。

快気祝い          by kuni

2006年08月07日 | 日々雑感
 先日、仕事仲間だった方の中の一人の方の快気祝いで
食事をする機会がありました。

 私より少し年上の方ですが、
いつも元気いっぱいの方でしたが、
網膜はく離で入院されて、無事退院されたのでした。

 お話を聞くと、なんの前触れも無く、突然の出来事
だったそうで、年齢的なものと、近視の人はいつ発症
するかわからないとの事でした。
幸いにも、レンズの矯正で、視力は一応出るとの事で
ほっとしましたが、視力は仕事にも生活にも
非常に重要な機能であるだけに回復されて本当に
よかったです。

 しかし、そんな話を聞くと、極度の近視の私は、怖くなり、
思わず、自分の入っている保険を確認しなければと思ったり、
そんな時には家族はちゃんと生活してくれるんだろうかと
心配したりしてしまったりしたのですが、
考えてみれば、人間いつどんな事が起こるか
わからないのですから、毎日、毎日を充実して
暮らすという事がどれだけ大事かと、改めて考える
機会を与えてもらったように思います。

夏の甲子園大会          by kuni

2006年08月04日 | 日々雑感
いよいよ夏の甲子園が始まりますね

今年は息子の在籍した少年野球チームにいた子が
初めて甲子園に出場する事になりました。
甲子園に出るってやっぱり夢でもないんだなぁって
思いました。本人の喜びは当たり前だと思いますが、
当時のチームの代表や監督、お父さんコーチの方々、
お世話をしていたお母さんたちの喜びも
ひとしおだと思います。

でも1回戦でいきなり東の強豪と当たります。
何とか勝ち進んでほしいものです。

当日はテレビに釘付けになりそうです。