『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「東京ゾンビ」 「日本にもやっと本物のゾンビが現れました」by楳図かずお

2006年01月13日 | 映画
鼻毛を抜きながら書いてます。
100%花くまゆうさくの映画です。
どこでこの人のマンガが読めるのかわからないが、男なら、エロ雑誌「スーパー写真塾」の連載マンガ「ダメ人間グランプリ」、エロ雑誌「URECCO」のコラム「リングの汁」、男臭い映画雑誌「映画秘宝」でおなじみの汚いマンガであるが、私は大好きです!
この人のマンガが映画になるとは、いい世の中になったもんだ。
花くまゆうさくのキーワード、ハゲとアフロと柔術と工場とロリホモと若者嫌いとボディコンと雌豚のようなおばはんと糞尿と胸毛と汁男優と「トラック野郎」と「恐怖!奇形人間」なんかを散りばめて、花くま自身も大好きなジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を花くま流に忠実に再現しています。
5年前の世界では。

5年後の世界は、ロメロの新作ゾンビ映画「ランド・オブ・ザ・デッド」の展開と酷似してましたが、ロメロの「ゾンビ」その後をいろいろ夢想すると同じアイデアになるということでしょう。花くまゆうさくがロメロと同化した瞬間であります。
ここで、示されたゾンビ像は秀逸でした。
ゾンビは人間の時の記憶に忠実に行動するという原則の元、ゾンビになったハゲは、人間のアフロと戦う際に、毎日戯れたスパーリングを思い出し、噛めば一巻の終わりでありながら、噛んでしまうのは人間の方が「つい、クセで・・・」。ゾンビでありながら人間と心を通わせ合い戦います。

と、思っていたのにあの宮藤官流ラスト。
まぁ、あのハゲの行動から考えると、らしくて許せるけど。

ホモ役が実に似合ってた古田新太を食べようとしたゾンビ二人は、「おすぎです」「ピーコです」「ザ・たっちです」のお笑い双子芸人「ざ・たっち」が演じていました。
今年ブレイクするはずの、谷村美月のゾンビ姿も拝めます。

監督は佐藤佐吉と言う、特殊漫画家根本敬のマンガの登場人物のような名前を持つ人で、花くまゆうさくとは、出会うべくして出会い、撮るべくして撮ったこの映画。
私の中では「ゾンビ」映画を撮った監督は大物になると思ってますので、大注目です!
サム・ライミ、ピーター・ジャクソンに続け!!


★★★1/2


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2 コメント

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Unknown (mig)
2006-01-13 23:40:09
こんにちは☆

ワタシもこれ、スキです

バカで面白かった~
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mig さんへ (aq99)
2006-01-16 18:15:37
前半の「5年前」までは、早速今年のベスト1級か!!と思いましたが・・・。

まぁベスト10には入る感じで、初映画にいいのが見れていい年明けですわ。
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