詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

曲がった骨

2017年12月05日 | 深い海 2017

アンニュイの瓦落多の下に身を潜め横たわって何とか生き存えてこられたのに
それが出来なくなった

たった一つの個人的心情的日差しであるコンバスでさえその中で一生懸命練習してきた
けど

この激しい抵抗はいったい
コンバスさえも遠のく

25年以上の長きに渡りわたしは寝てきた
コンバスが終わってしまったらわたしの心情はまた寝たきりの病人だ

寝たきりの病人であるにもかかわらず生活や生きることをこの世の求めに応じ同時進行でやらなければならない心情の過酷さは
経験者でなければ理解はできない

人生なんて他者からの激変
自分の意にも心にもそぐわず激変を余儀なくされる

自分を生き存えさせる為に死んだように瓦礫の下に潜った
そして生きてきた

今度はその自分を殺して
瓦礫の上に顔を出さなければならない

銀色の昼
五月蝿すぎる天然の日差し

そこに身を浸してコンバスを弾く自分を
一から構築していかなければならない

折れ曲がった骨を
無理やり引っ張って真っ直ぐに伸ばすような痛み

なんてこった
泥の沼の中にでも身を投じたい気分だ

今更わたしが
昼に戻るなんて。

2017.12.5 am4:17

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ありがたい五行

2017年09月16日 | 深い海 2017

わたしが珍しくざっくばらんに話せるかかりつけのお医者に母のことでちょっと愚痴をこぼした
思いがけずいろいろなアドバイスをもらえて多少気分が軽くなった
沢山の手作りのおかずを持って娘が母に顔を見せに来てくれた
久しぶりに普通の人間とまともに会話した気分で息せき切って話した
娘の明るさや爽やかさや随分な大人っぷりに気が軽くなってお小遣いまでもらって、感謝。

2017,9,15

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それだけの五行

2017年09月07日 | 深い海 2017

眠剤飲んでもお酒呑んでも腹一杯満腹にしても夜眠れない
それらを一気に同時にやっても夜眠れない
わたしは今
ただ眠りたい
ただ泣きたい。

2017.9.7 am3:30

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レッスンの後の五行

2017年09月05日 | 音の前 contrablue

ただでさえ生活放棄者情緒不安定のわたしが更なる現実の大きな変化への対応にままならずいっぱいいっぱいの毎日で
ろくに練習も出来てないし
レッスンキャンセルしちゃおかななんて思いながら行ったレッスンの帰りの車の中
レッスン出来た嬉しさで
涙溢れる

2017,9,5

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ご飯を運ぶ五行

2017年09月05日 | 深い海 2017

親鳥は雛に食べさせる為餌を調達する
自分より優先して
母親は何はともあれ幼い子供の口の中にご飯を運ぶ
成長した娘は老いた母の為食事の世話をする
自分を押して

2017,9.5

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可愛いい母の五行

2017年08月24日 | 深い海 2017

母はまだ完全にはボケてないから!・・・
56年以上の人生経験を経ても尚意固地に認めたくなかったわたし
その娘にも耳タコに言われ怒涛に押し寄せる現実に観念
そして初めて事が前へ、そして丸くなって優しくなれて
そして、脳はさながら三歳児に戻っていく可愛い母です。

2017.8.24

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森のまどろみ(ソナタ1.第1.2楽章)

2017年08月19日 | 深い海 2017

                                      曲 :B.マルチェロ
                                      詩 : ao
   

1-1 森の奥深く 人知れずの湖
     木々はまだ夜の中 密やかにひっそりと生い繁り 重なってまどろむ
     (リピート)

1-2 朝露の香り しじまからこぼれる
     漂い 揺らめき 頬撫で 緑の中に眠る 透明に疲れた孤独の魂が 気づかぬままに癒えるよう
     (リピート)

2-1 梢の向こうに 朝呼ぶ鳥が 陽を連れてくる そっと
     高い木は傘になり屋根になり 眩しさはその人の夢の中に 決して決して届くことはない
     (リピート)

2-2 誰も起こさないで 彼女と森の 儚い夢 願い
     いつまでも此処に 木々の中此処に まだまだ眠らせてあげてね

2-3 時の声は小さく 青い空さえ現世に離れ 水靄に朧
     白い布まとい 水色の淵 葉隠れの下 包まれ 
    
2-4 やがて木々の影 静かな足音 彼の人の気配 うつしみの姿 時の間の夢が
     淡く微かに
     やがて木々の影 静かな足音 彼の人の気配 うつしみの姿 時の間の夢が
     瞼に重なるまで
     (2-2~4 リピート)


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師匠を聴く五行

2017年08月13日 | 音の前 contrablue

迫る涙を堪えて
溢れる積年の情を堪えて
不甲斐ない自身を堪えて
逃げ場のない住処に耐えて
我が師匠のコンバスに息をする、埋没する。

2017.8.13

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一度泣きたい五行

2017年08月13日 | 深い海 2017

嗚呼泣かないと声も枯れる程に泣ききらないと
女手一つで私達を育て上げプライドも意地も見栄も感も誰よりも強く男勝りだった
今は認知症になり弱りきった母が「美味しい!」を連呼しながら食べるのはわたしが作った手抜きご飯
見ていると胸が詰って押し殺す涙が辛い
母の前で涙が落ちないようにどこかで思い切り泣いておかなきゃ。

2017.8.13

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母の食事の五行

2017年08月13日 | 深い海 2017

老いて認知症になって食欲も体力も気力もやる気も無くなった母が
美味しい!美味しい!!
美味しい!美味しい!!
大きく連呼しながら夢中で食べるのは
不出来な娘のわたしが作る不出来な手抜きご飯。

2017.8,12

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母とわたしの五行

2017年08月13日 | 深い海 2017

母、認知症
わたし、体力三才児
介護共倒れのニュース
身につまされる
途方に暮れる。

2017.8.11

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練習の五行

2017年08月05日 | 音の前 contrablue

蠢き蹲(うずくま)り倒れるように立ち上がる
這うように足引き摺って顔歪み眉間に皺激しい痛みをお供に辿り着く
寄り掛かってしがみついて縋(すが)り付いてコンバスを弾く
一日一回の能動
ただ一つの健全

2017.8.5

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夢想歌の五行

2017年07月27日 | 深い海 2017

彼の伴奏で
Helen Merrill のYou'd Be So Nice To Come Home Toを
歌ってみたい
彼ならばパラダイス
彼一人でパラダイス。

2017.7.25

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酒の五行

2017年06月05日 | 深い海 2017

ウィスキー&バニラアイス。
即席カクテルとろける。
深夜独り。
心情放つ。
・・・嗚呼。

2017.6.5 am2:50

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個としては

2017年05月12日 | 深い海 2017

フォークギター
アコースティックギターと分類されるものに個として興味はない
エレキ
にも
クラシックギター以外に興味はない

バイオリンを弾くことに
興味はない
ビオラ、チェロ、クラシックギター以外の他の楽器、も同じく

コントラバス
を弾くことだけが
今わたしを細々と生き存えさせる所以

わたしを存在させているものは
コンバス

死んだら
コンバスが弾けなくなるという理由で
わたしは生きようとしている

コンバスがわたしから無くなったら
わたしは亡きに等しく
生きるにしても生きる屍

だから
居る

意と気に反しコンバスが弾けないなら
死んだ方が
わたしは幸せ
個として。

2017.5.12 an4:17

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