詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

日常という才能

2021年04月18日 | 星へ、2021~

母の死、わたしは泣いたんだろうか
確かに泣いた
その日涙が自然と枯れるまで

でもその後は
みなを慮り涙を封印した

みなの重しが確実に母からわたしに移行し
近い将来失くなるわたしの命のことになってしまったから

わたしはもう良くなることはない
近い死に向かって日常を続けるだけ

わたしが泣いていたら
皆困ってしまうでしょ。

2021.4.18



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