利き蜜師物語2 図書室の魔女

2017-05-05 | つれづれ日記

子どもの日です

何だかこの頃、図書館ものづいている

と思ったら

「利き蜜師物語」シリーズの2巻目は「図書室の魔女」(小林栗奈  2017年5月刊)だった

 

親元を離れて

カガミノに住む利き蜜師・仙道に弟子入りしている少女・まゆ

の今度のしごとは

お城の図書室に預けられているたくさんの「本」の行く先を決める旅のお供をすることだったことだった

 

寝台車の旅を経て(おりしも四季島が初走行)

仙道とまゆはベルジュ城の執事・アルビノーニに迎えられる

病で伏せっているという主のブランケンハイム伯爵は

実はうら若い美しい女性だった

当代ブランケンハイム伯爵シェーラは両親を亡くし

祖父の先代ブランケンハイム伯爵フリッツとひっそりと暮らしているのだという

 

案内された図書室には

吹き抜けの天井まである本棚に

びっしりと本が収められていた

そして

ブランケンハイム伯爵がこの城を引き継ぐ以前の城主だった

ベルジュ侯爵の肖像画が

住んでいた

 

2年後には取り壊す予定だというベルジュ城は

蜜のない花・チューリップに囲まれていた

蜜に触れることで力を発するするまゆは

謎を解くことができるのか?

はたして魔女とは誰なのか?

 

図書室

チューリップ園

肖像画

謎の執事

・・・・

美しい世界が描写される中で

つぎつぎ置かれた伏線が

見事に束ねられていきます