あとは野となれ大和撫子

2017-05-16 | つれづれ日記

シレネの白い花が咲きました

 

「あとは野となれ大和撫子」(宮内悠介  2017年4月)を読む

 

時は2015年

舞台は

アラル海が干上がってできた土地に周辺の国々から移民がやって来て

できた国・アラルスタン

中央アジアの中でも独自の発展を遂げ「自由主義の島」とも呼ばれている

(「最初の7人」と呼ばれる人びとがこの国を立ち上げたと言い伝えられているけれど

その7人が誰なのかは誰も知らない)

 

先代の大統領がつくったハーレム(実は大統領の諮問機関)を

大統領のアリーは「学校」に作り替えた

そこでは

ここにしか居場所のない少女たちが

いざという時のために学んでいる

 

日本人の技術者だった父を失ってハーレムに引き取られたナツキは

友人のアイシャとジャミラとともに学校生活を送っていた

ナツキの夢は父のような技術者になることだ

 

そんなある日

アリー大統領が暗殺され

政府の要職にあった者たちはみな逃げ出した

いざという時は突然やって来て

少女たちの「政府」が動き始めた

大統領はアイシャ

防衛大臣はナツキ

 

CIS(独立国家共同体)や

AIM(アラルスタン・イスラム運動)や

油田をめぐる周辺国との駆け引き

 

ラクダとオートバイが同じ道を走り

民族衣装をまとった少女が携帯端末を操り

高分子化学の網で捉えた水蒸気から水がつくられる近未来(?)の国

 

どこまでついて来れる?

と作者に言われているような気がします

 

 

 

 

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