゜・:*☆Ameria☆*:・゜

稚拙ながら、のだめカンタービレ-チアノダ-のテキストを扱っておりマス。
*相互サィト様常時募集中デス*

自由と孤独

2008-08-22 01:47:34 | *素敵な戴き物*
ミネキヨ
※この作品に付随する権利はトールポピー様にございます。勝手な転載、転用はご遠慮ください。※

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「3位入賞おめでとう」

「ありがとう!龍!」


カントナ国際バイオリン部門の結果発表の後、俺は清良と会場の外でしばらく抱き合って過ごしていた。


「龍!二次予選の時会場に来てたでしょう?」

「知ってたのかよ!」

「勿論(笑)」


清良は微笑みながら俺に更に抱き着いて来た。


「でも、さっきはびっくりしたぞ!後ろからいきなり抱き着いて来るとは思わなかったからな!」


俺がそう言うと清良の目には涙が浮かんでいた。


「うわぁ!どうした?俺変な事言ったか?」

「ううん。私は龍に逢いたかったの!二次予選の会場で龍の姿見つけて、コンクールが終わったら逢おうってずっと思って頑張って来たから…」


清良はそう言うと泣き出してしまった。


「俺も清良に逢いたかった!二年間寂しかったんだぞ!」

「私もだよ…」


俺達はきつくきつく更に抱き合った。


「私ね。二年間ずっと自由と孤独の中戦って来たの。夢の為なのにこんなに辛いと思ったの初めてだった。龍以前にも何人かと付き合ってたのに」

「俺も同じだよ。でも、本気で誰かを愛するってそういう事じゃないのか?俺はそう思う。本気で愛する人と出会い初めて自由と孤独の意味を知った。だからこそ幸せを感じられるんだ。」

「うん。そうだね。」


夜のパリの街は輝いてい見えた。




END

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清良さん、かわゆいデス///

普段、しっかりして見える分、時たま見える弱さが堪りません!!!
男なら、いえ、女でも、彼女を守ってあげたくなりますね!

今回も幸せ一杯の素敵なお話をありがとうございました!!!