虹の彼方に ~ over the rainbow ~

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Radiohead 『 The King of Limbs 』 を聴く日々。

2011-06-19 01:04:21 | Radiohead / Thom Yorke


ヘッドフォンをして、Radiohead の ’11年にリリースされたアルバム

『 The King of Limbs 』 を聴いている。

1曲目の 『 BLOOM 』 。 美しいピアノの音の洪水に、吸い込まれそうになる。

トランペットの音が、そっと、心に沁み入るように、響いてくる。

2曲目の 『 MORNING MR MAGPIE 』 を聴いているときに、ふと、

ズシン、とどこかで音がしたような気がして … ヘッドフォンをはずして、

あたりを見まわしてみた。いつも、真っ先に、 “ 揺れ ” を感知してくれる、

居間にある、ガジュマルの木 ( 沖縄のほうでは “ 神さまの宿る木 ” とされているらしい )

を見てみたけど、少しも揺れていない。

少し、安心して、また、ヘッドフォンに聴き入る。

世界のねじを巻く、MR MAGPIE 。

3曲目の 『 LITTLE BY LITTLE 』 のベースの音が、印象的で、耳に木霊(こだま)する。

シャカシャカ音も合わさって、編み込まれた、音楽の織物みたい。

4曲目の 『 FERAL 』 。 CD を取りこんだときに、ジャンル表示が

“ エレクトロニカ ” ってなってたけど、この曲がそうなのかと勝手に思ってみる。

5曲目の 『 LOTUS FLOWER 』 で、歌詞が気になって、日本語訳を読んでみる。

そして、この曲の Music Video を思い出した。

あの Thom の踊りは、振り付け師の人によるもので、

どうも、ボディランゲージの意味合いをもっているらしい。

6曲目の 『 CODEX 』 。 歌詞に出てくる言葉のように、

クリアで、イノセントな音が、漂っている … 。

昔、マーク ・ アイシャム という人が吹いた、トランペットの音を思い出した。

まるで、教会の中で、祈りを捧げているような、歌声と音たち。

今のところ、 『 TKOL 』 の中で、この曲が、いちばんお気に入り。

7曲目の 『 GIVE UP THE GHOST 』 。 最初に、プレスリリースされた、

バンドのメンバーの写真を見たときに、イメージした音に近い、フォークな曲だ。

ラストの 『 SEPARATOR 』 。 やっぱり、この曲を聴いていると、

なぜか、どこかに、この続きがあるんじゃないか、と思ってしまう。

終わりだけど、終わりじゃないような、ラスト ・ ソング。


アルバムのタイトルが示す、

「 ウィルトシャー の セイバーネイク ・ フォレスト にある、

  樹齢1000年を超える オークの木 」

プレスリリースの写真に、木に寄りそうメンバーが。

このアルバムは、 “ 木 ” = “ 有機質なもの ” からできた音楽だと思う。

だから、そっと、優しく、体を包んでくれるように感じる。

勝手な思いこみは、ここまでにしておこう。




Radiohead - Lotus Flower





Radiohead - Codex





計画停電の夜に、真っ暗な部屋で、 『 TKOL 』 を聴いたときの印象と、

今とでは、まったく、音の聴こえ方が違うことに気がついた。

何も見えないところで、聴こえてくる音には、

耳の感覚が、すごく鋭利になるように思う。

そして、手探りの音から、イマジネーションが膨らんでいって、

何か、映像的なものが、頭に浮かんでくる。

それは、不思議な体験をした夜だった。


久しぶりに、Radiohead 公式サイト、Dead Air Space を見てみたら、

Fri, 15 APRIL 付の Colin によるポストに、こんな文字が!


「 Stand UP for Japan Charity Evening 

  日本再起 

  All Profits Going to Charity  

  Civic Force Japan 」



ありがとう、 Colin :-) 

誰かが、遠くで、想っていてくれる、応援してくれている、

って、なんて、心強いんだろう。

また、明日から、がんばれるような気がした。勇気をもって。


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